- RIO(リオ)
- 本名:花橋 梨緒(はなはし りお)
- 生年月日:2002年2月4日
- 出身地:愛知県
- 血液型:B型
- 担当:リードダンサー、サブボーカル、サブラッパー
- 虹プロジェクト最終順位:4位
- メンバーカラー:水色
NiziUにはマコやマヤなどダンススキルが高いメンバーが多く所属しています。その中でも虹プロジェクトからダンススキルについて注目されていたのがリオです。
リオは日本で活動しているときから既に認知度が高かったメンバーでもあります。なぜ日本ではなく韓国での活動を始めたのでしょうか?
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目次
日本から韓国へ
小学2年生のときにダンスを始めたリオは、中学生になるとEXILEが「子供たちに夢を叶える場所を提供したい」と考えて創設したダンススクール「EXPG(Exile professional Gym)」に所属しました。
このダンススクールは、歌手を目指している人だけではなく演技などのレッスンもある本格的なスクールで、卒業生には劇団EXILEや三代目 J SOUL BROTHERSなどで活躍しているメンバーもいます。
リオはEXPGの中でもレベルが高く、特待生の上のレベルにあたる「Bunnies(バニーズ)」のメンバーとして活動するくらいのダンススキルを持っていました。さらに、2017年からは全国のEXPG生徒から選抜されたグループ「Kizzy(キジー)」に所属しています。
特待生に選ばれるだけでもすごいのに、そこから選抜されるとはリオのダンススキルは当時から相当のものだったと考えられます。実際にリオはEXILEなどのコンサートにサポートダンサーとして参加していました。
EXPGでも大きな活躍をしていたリオでしたが、以前から「演技」に興味を持っていたこともあり、リオはEXPGを辞めてしまいます。しかし「もう一度自分がやってきたことを存分に活かせる場に立ちたい」と思って虹プロジェクトの参加を決めました。
「アイドルに憧れてオーディションに参加した」というメンバーが多い中で、リオは他のメンバーとは少し違った目標があったんですね。リオは今後の目標についても「輝いた存在になりたい」という広い目標を語っていました。
虹プロジェクトのダンスレベルテストでは、他の参加者とは違った曲構成やダンスを見せていたリオ。リズムに合わせて踊るというよりは、歌詞の意味をダンスで1つ1つ表現するパフォーマンスを披露しました。これには審査員であるJ.Y.Parkことパク・ジニョン氏も感心して「驚くべき才能を持っている」と絶賛していました。
ダンサーと歌手の間で
リオは、誰もが認めるくらいダンススキルが高いメンバーです。しかし、虹プロジェクトではパク・ジニョン氏から「歌手ではなくダンサーに見える」という厳しい評価をもらいました。
「歌手は、歌手として見えなければならない」「ダンサーと歌手は違う職業だ」と、今までダンサーとして活動してきたリオにとって厳しい言葉が並びました。
リオは東京オーディションでもパク・ジニョン氏から「演技者みたいな顔に見える」と言われていました。当時は褒め言葉だったと思いますが、後になって考えてみるとこの時から「歌手」と「表現者」としての面があるように感じられます。
また、リオのパフォーマンスを見たパク・ジニョン氏から「ダンスや歌は見ている人のものだ」と指摘され、この言葉がリオにとっての気付きとなったように感じられました。リオは今までオーディションやダンスコンテストに数多く出演してきました。そのため「自分をよく見せたい」「うまく踊りたい」ということばかり考えてきたのです。
しかし、アイドルはファンに幸せを与える職業です。「自分のため」ではなく「ファンのため」にパフォーマンスを見せていかなければならない。ここからリオは自分に課せられた課題と向き合い、必死に練習を続けました。
その課題の中には「歌唱力」もあります。リオはダンスにかけては他のメンバーより経験が多いのですが、歌に関してはパク・ジニョン氏に「アマチュア感がある」と言われていました。虹プロジェクトの終わりが見えているのに「アマチュア」だと言われたことが悔しかったリオは、他の練習生に助けられながら歌の練習をします。
練習の成果も実り、審査では「私のアドバイスをしっかり理解した」とパク・ジニョン氏に認めてもらうことができました。不安があった歌に関しても「以前は不安があったが、今日は少しも不安にならなかった」と高評価でした。
リオはオーディションでの順位を徐々にあげていき、番組を通しての成長が特に感じられたメンバーではないかと感じます。
今まで自分が積み上げてきたことに対して指摘されると、どうしても納得ができなくて諦めてしまったり、自分のやり方を貫いてしまったりすることが多いと思いますが、リオは指摘されたことに納得して「どうやったら変えられるのだろう?」と一生懸命課題と向き合いました。
自分を変えることは簡単なことではありません。しかし、リオは練習によって変えることができました。その努力は相当のものだったと思います。改めてリオの芯の強さを感じました。
飛び抜けたダンススキル
リオの特技は「フリーダンス」です。虹プロジェクトでは他の練習生と同じにならないようにと、K-POPではなくR&Bを選曲したり、自分で考えた振り付けを披露するなど既に特徴あるパフォーマンスを披露していました。
決まった振り付けではなく、自分で音楽を聞いて、そこから感じられる気持ちをダンスにするのはとても難しいことです。K-POPのダンスというより、コンテンポラリーダンスに近いダンスも踊ることができ、リオが目指す「演技者」を表現しているように感じられました。
リオのダンスレベルはNiziUの他のメンバーへの刺激にもなっています。虹プロジェクトのチームミッションでは、難しいダンスをわかりやすくメンバーに指導して「楽しく」練習することでチームの絆も強くしていきました。
その姿勢にはメンバーも「リオがいなかったらダンスもここまで上手にできていなかったと思う」とリオに感謝しています。ダンススクールに通っていた経験から、人に教えるスキルも自然と備わっていたのかもしれませんね!
リオは「演技」に興味があることを公言しています。「演技」と聞くとテレビや映画で活躍する女優をイメージしてしまいがちですが、K-POPアイドルの中には「演出家」として自分の考えをコンサートの演出で表現するアイドルもいます。
リオの考えがどのようなものに変化していくのかはまだわかりませんが、これからリオもたくさん経験を積んでいく中で、アイドルとしてダンスを続けながら演出家として活躍する道も出てくるかもしれません。
「何かを諦める」のではなく「自分がやりたいことを続けながら、新しい挑戦もできる」環境で成長し続けられたらと期待しています。
表情の変化
虹プロジェクト開始当初は、自信に満ち溢れた表情やカリスマ性溢れる態度から「少しキツい性格なのでは?」という意見がインターネットに投稿されたりもしましたが、番組が進むにつれて表情も和らいでいき、最初との変化に驚く視聴者もいたほど。
おそらく、虹プロジェクト開始直後は緊張と人見知りな性格、そして「ダンススクールで色々な経験をしてきたこと」が悪い意味で「プライドが高い」と映ってしまったのかもしれません。
さらに「デビューできるのか常に不安だった」と語っていたリオ。その不安が表情や態度に表れてしまっていたのだと感じます。その不安から解き放たれた今は、心の底からパフォーマンスをすることを楽しんでいるように思います。
今では「NiziUのバラエティ担当」「いろんなリアクションをしてくれる人」と、メンバーからも評価されています。バラエティ番組でも面白いことに挑戦して笑いをとっている姿が多く見られました。
また、NiziUでは上から2番目の年齢でもあることから、メンバーの悩みや相談を聞くことも多いようで、辛い表情をしているメンバーがいるとすぐに察知し、声をかけてくれるそうです。韓国という慣れない環境の中で、デビューできるかわからない不安と毎日戦っているのですから、悩みがないわけがありません。
リオ自身も自分の不安や課題と向き合いながら、年下メンバーの頼れる存在になっていました。自分のことだけでも大変なのに、周りにも気遣いができるなんて素晴らしいですね!
さらにリオの人気を表しているのが、自分の考えをはっきり伝えることができるところだと感じます。周りに流されず自分の意見をきちんと持っていて、それを発信することができるので、リーダーのマコと一緒にNiziUを引っ張っていってくれる存在になるのではないでしょうか。
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