桂小すみ リセールチケット一覧

桂小すみ（かつら こすみ　本名：松本優子）は、1973年神奈川県横浜市出身、落語芸術協会に所属する音曲師である。東京学芸大学教育学部音楽学科を卒業し、在学中にはウィーン国立音楽大学に国費留学してミュージカルを専攻した。卒業後は音楽科教員を経て、NHK邦楽技能者育成会で研鑽を積み、長唄を杵屋佐之忠に師事。2001年、独立行政法人日本芸術文化振興会（国立劇場）「大衆芸能（寄席囃子）研修生」となり、2003年に落語芸術協会にお囃子として入会。14年間務めた後、2018年に三代目桂小文治門下に入門、翌年、寄席色物である音曲師「桂小すみ」として活動を開始した。芸名は昭和の人気音曲師「玉川スミ」から。彼女の多彩な音楽経験は高座でも発揮され、邦楽器と洋楽器を融合させた独自の演奏スタイルが魅力である。受賞歴も豊富で、令和元年度花形演芸大賞銀賞、令和2年度同賞金賞、令和3年度同賞大賞とクラスアップ。さらに、2023年には第40回浅草芸能大賞新人賞、2024年には第74回芸術選奨新人賞大衆芸能部門を受賞し、その実力が高く評価されている。現在も寄席や独演会で活躍し、伝統芸能の新たな可能性を追求し続けている。