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歴代の出演アーティスト
SUMMER SONIC最大の魅力、それはエネルギッシュで熱いステージアクトです。
2019年まで20回、毎年国内外から集まった数多くの人気アーティストがSUMMER SONICのステージに立ち、会場中を熱狂の渦に巻き混んできました。
例えばこれまでのヘッドライナーは、次のようなアーティストが務めています。
- グリーン・デイ、マリリン・マンソン、ガンズ・アンド・ローゼズ、レディオヘッド、オアシス、メタリカ、リンキン・パーク、コールドプレイ、ビヨンセ、スティービー・ワンダー、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、Mr.Children、B’z
海外勢が目立ちますが、近年はヘッドライナーとして邦楽アーティストがラインナップされることもしばしば。
そのほかにも主な出演者を見てみましょう。
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洋楽アーティスト
ミューズ、ベック、ゼブラヘッド、ナイン・インチ・ネイルズ、スリップノット、アヴィリル・ラヴィーン、リアーナ、Sum41、ディープ・パープル、シンディ・ローパー、アリシア・キーズ、レディー・ガガなど
邦楽アーティスト
MONGOL800、HY、くるり、THE MAD CAPSULE MARKETS、BUCK-TICK、マキシマムザホルモン、レミオロメン、RADWIMPS、PUFFY、ONE OK ROCK、X JAPAN、きゃりーぱみゅぱみゅ、MAN WITH A MISSION、ももいろクローバーZ、Perfume、木村カエラなど
2000年の初開催時に約30組だった出演者は、2019年には150組以上にもなっています。
出演者数だけみても、SUMMER SONICがどれだけ規模の大きなフェスに成長しているのかが良く分かりますよね。
また、邦楽アーティストの出演が増えるとともに、J-POPやアイドルなどロック以外のジャンルのアーティストもラインナップされるようになり、イベント全体がバラエティ豊かに変化していることも特筆すべき点でしょう。
主な出演アーティストを見て分かる通り、若い世代から音楽ファン歴の長いベテラン世代まで、各世代の人気を集めるアーティストが揃っています。
特定のファン層だけでなく、音楽を愛する全てのファンが楽しめる、それがSUMMER SONICのラインナップの大きな特徴です。
SUMMER SONICにまつわるエピソード
SUMMER SONICではそのときその場でしか観ることのできない特別な瞬間に出会うことができます。
ここでは、SUMMER SONICにまつわる伝説的なエピソードをご紹介しましょう。
レディオヘッドの「Creep」(2003年)
SUMMER SONICの伝説を語る上で絶対に外せないのが、2003年のレディオヘッドのステージです。
当初セットリストになかった曲をアンコールで演奏したというもので、披露したのがなんと「Creep」。
creepはレディオヘッドを一躍スターダムに押し上げた初期の大ヒットナンバー。しかし、「レディオヘッドと言えばCreep」というイメージがオーディエンスの間であまりにも大きくなり、そのイメージはレディオヘッド自体をも苦しめました。
creepを巡る紆余曲折の末、レディオヘッドは1998年以降、同曲を全く演奏しなくなりました。
そんな幻の曲が長い沈黙を破り、再び披露されたのがSUMMER SONICのステージだったのです。
もちろん大勢のファンが歓喜に沸いたこと言うまでもなく、SUMMER SONICのべストアクトの1つとして今なお語り継がれています。
ナイン・インチ・ネイルズの悪天候の中でのステージ(2009年)
SUMMER SONICは野外イベントなので、パフォーマンス中に天候が崩れる場合もあります。
2009年のナイン・インチ・ネイルズのステージの途中には、土砂降りの大雨や雷など急激な悪天候に見舞われました。
しかしメンバーは悪天候をものともせず、むしろさらに激しいステージを繰り広げたのです。
また「I’m Afraid Of Americans」で雨や雷が強まったり、「Hurt」で落ち着いたり、楽曲の緩急に合わせて演出の一部かのように天候が変化したたこともオーディエンスを驚かせました。
なお、ナイン・インチ・ネイルズはこの年の世界ツアーを最後にバンド活動を終了することを発表していたため、大勢のファンにとって忘れられないパフォーマンスとなったに違いありません。
その後2013年に復活し、2020年現在も精力的に活動を行っています。
フェスファッションの傾向
SUMMER SONICは都市型フェスということもあり、フェスファッションもアウトドア感は少ないことが特徴です。
例えば野外フェスの場合は都市から遠く離れた山や森に囲まれた立地で行われることが多いため、天候や気温の変化、虫の発生、地形のいびつさなどを考慮し、アウトドアファッションで参加する人がよく見られます。
しかし、都市型フェスの場合は、アクセスが良く、整備された会場で開催されることが多いため、通常のライブ・コンサートに参加するようなファッションや、あるいはさらにラフなファッションが多い傾向にあります。
例えば男性であればTシャツやハーフパンツなど、女性であればTシャツやタンクトップにショートパンツなど、いずれも軽装スタイルが珍しくありません。
また、東京は特に海に近い会場であるため、ビーチを意識したファッションなども定番スタイルの1つです。