ROCK IN JAPAN FESTIVAL(ロッキン)の歴史や2021年の開催日程をご紹介!

ROCK IN JAPAN FESTIVAL(ロッキン)の歴史や2021年の開催日程をご紹介!
注意

2021年7月7日、『ROCK IN JAPAN FES. 2021』の開催中止が発表されました。
総合プロデューサーを務める渋谷陽一氏のコメントからは筆舌に尽くしがたい無念さが滲み出ています。
当記事における「2021年開催決定」などの項目は開催中止が発表される前の情報ですのでご注意ください。

国内屈指の大型ロックフェスROCK IN JAPAN FESTIVAL

夏場に開催されるため、夏フェス特集でも必ず名前の挙がる大人気のイベントです。

名前は聞いたことがあるけれどまだ行ったことがないという音楽ファンもいるでしょう。

2020年は新型コロナウイルス感染拡大により中止になりましたが、2021年は開催が決定。

気になる開催日程もご紹介していきます。

2021年開催決定

2021年6月1日、ファン待望の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021」の開催が発表されました。

2019年以来、2年ぶりの開催に多くのファンが喜びの声を上げています。

チケットの発売日や出演アーティストなどは後日発表となりますので、公式情報をこまめにチェックしましょう。

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021

  • 開催日程:2021年8月7日(土)・8日(日・祝)・9日(月・振休)/14日(土)・15日(日)
  • 会場:国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)

ROCK IN JAPAN FESTIVALとは


ROCK IN JAPAN FESTIVAL(通称:ロッキン)は、日本最大規模のロックフェスティバルです。

主催はTOKYO FMで、フェスの企画は多数の音楽雑誌を出版する「ロッキング・オン」が行っています。
(同社が発行する「rockin’on」や「ROCKIN’ON JAPAN」は音楽好き御用達の雑誌ですね)

2000年に初開催。初開催時にラインナップされたア―ティストは16組でしたが、2019年の開催時には約200組まで出演者が増えました。

また、ロッキンの大きな特徴に、年ごとにさまざまな改良が加えられることが挙げられます。

ポイント

例えば2000年は1つのステージで行っていたところ、翌2001年にはLAKE STEAGEを新設し2ステージ体制に、その後もイベント規模の拡大に合わせてステージを増やし、2019年には5つのステージと複数のエリアを設置しました。
さらにブースの構成を変えたり、ステージビジョンを設置したりと、各年においてさまざまなカスタマイズを行っています。


「参加者が主役になるようなフェスをつくりたい」という主催者の思いが、初開催から20年の時を経た今でも、より良いフェスへと進化させる原動力となっているのではないでしょうか。

歴代の開催日程


ロッキンは初開催から全て8月上旬~中旬の間で行われています。

日数は2000年のみ2日間で、2001年からは3日間、2014年以降2019年までは連続する2度の週末で行い計4日間の開催でした。(2019年は5日間開催)

歴代の開催場所


これまでの会場は全て、国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)です。

非常に広大な敷地をもつ公園で、園内は複数のエリアに分かれています。

周辺には勝田駅、阿字ヶ浦駅など複数の駅があり、やや距離があるため、主にバスなどを利用しての移動になりますが、フェス会場の中では比較的アクセスの良い環境だと言えるでしょう。

ROCK IN JAPANにまつわるエピソード


2000年からスタートし、今年で21回目の開催を迎えるロッキン。

これまでの開催の中で数々のエピソードが生まれてきました。

そんなエピソードの一部をご紹介します。

シークレット・アクト(2003年)

2003年の開催時には、当日まで誰が出演するか明かされない、シークレット枠が設けられました。

当日発表されたアーティストはなんとHYDE

MEMO

超人気ロックバンド・L’Arc~en~Cielのボーカリストで、ソロでの活動も行っています。


HYDEがフェスに出演したのは、ロッキンが初めてです。

2001年のソロ活動スタート当初に発表されたシングルは、「evergreen」「SHALLOW SLEEP」など、繊細なメロディラインのものが多く見られましたが、2003年に発表された「HELLO」からどんどんロック色の強い曲調になっていきます。

このロッキンのステージも、髪を逆立てロックキッズのようないでたちで、新曲やビートルズのカバーなどをまじえたアグレッシブなパフォーマンスを繰り広げ、会場を熱狂の渦に巻き混みました。

B’z初出演(2017年)


2017年のロッキンには、日本で最も有名なハードロックユニットB’zが初出演しました。

結成から30年以上、1度も活動休止をすることなく常に最前線で活躍し続けているモンスターユニットの出演に、参加者はもちろんのこと、多くの出演者もそのステージを待ち望んでいたようです。

例えばゴールデン・ボンバーのステージでは曲間のMCでたびたびB’z愛を炸裂させ、「(※B’z出演まで7時間半の時点で)まだ会場入りしてないと思うからやってしまおう」と、なんと「ultra soul」のカバーを披露。

そのほかにもシシド・カフカがリハーサルでultra soulを叩いたり、打首獄門同好会がサウンドチェックでultra soulを演奏したり…

また、B’zと同時刻に別ステージに立っていた岡崎体育「B’zの裏はキツイ」なる楽曲を披露しました。

なお、ステージから漏れ聞こえてくるB’zのライブ音声は会場内外のオーディエンスを熱狂させ、ultra soulではステージから遠く離れた帰宅組まで定番の「ウ・ル・ト・ラ ソウッ!(ハァイ!)」したとか。

B’zの初出演は「とにかく凄かった」とそこかしこで話題になるほどの伝説的なパフォーマンスとなりました。

歴代の出演アーティスト


ロッキンはフェス名にロックと冠してはいるものの、ほぼジャンルレスにアーティストがラインナップされています。

最大の特徴としては、ほとんど邦楽アーティストのみの出演だということ。
(2001年のみ数組の海外アーティストが出演しました)

これまで非常に多数のアーティストがパフォーマンスをしてきましたが、アーティストの構成別に主な過去の出演者をピックアップしてみました。

過去の主な出演者


男性グループアーティスト
Doragon Ash・スピッツ・BUMP OF CHICKEN・ゆず・Mr.Children・東京スカパラダイスオーケストラ・ケツメイシ・サザンオールスターズ・
UVERworld・ONE OK ROCK・SEKAI NO OWARI・B’z

男性ソロアーティスト
中村一義・奥田民生・山崎まさよし・スガシカオ・森山直太朗・平井堅・矢沢永吉・秦基博・高橋優・星野源・米津玄師

女性グループアーティスト
PUFFY・Perfume・SCANDAL・ももいろクローバーZ・欅坂46・モーニング娘。・でんぱ組.inc

女性ソロアーティスト
UA・YUKI・一青窈・YUI・Cocco・木村カエラ・AI・絢香・きゃりーぱみゅぱみゅ・椎名林檎

ここに挙げたアーティストはごく一部で、ほかにも何十組と言うアーティストがロッキンのステージに立っています。

また、歴代のロッキンでは、松任谷由実など普段はフェスへの出演が少ないようなレアなアーティスト、REBECCAPRINCESS PRINCESSといった、時を経て復活を遂げた伝説のアーティストなど、アッと驚くようなアーティストが出演するところもポイントです。

フェスファッションの傾向

ロックと言えばTシャツ!ということもあってか、ロッキンの参加者はTシャツ率が高めです。

ファッションブランドのものはもちろん、ロックな雰囲気溢れるややハードめなデザインのものや、アーティストのオリジナルグッズなど、さまざまなTシャツを思い思いに着こなしている姿が見られます。

また、ボトムスはハーフパンツやショートパンツ、スカート、ジーンズなど多様です。

そんなロッキンのフェスファッションに共通するのが「動きやすさ」

ロッキンの参加者には普段からライブに足を運び慣れた人が多いのか、あちこち動き回ったり、音楽にノッたり、ライブを楽しみやすいカジュアルなコーデが意識されていると感じます。

首や腰からマフラータオルを下げ、汗をすぐに拭ける対策をとっているのもライブ慣れの表れではないでしょうか。

なお、会場であるひたち海浜公園は、足元が土や草で覆われているため、かかとの高い靴などはあまりマッチしませんが、都市型フェスよりということもあってか、アウトドアファッションはあまり見られないこと特徴です。

ROCK IN JAPANに参加する際のポイント・注意点


ロッキンは年に1度のビッグイベント!

思い切り楽しむため、参加する際のポイントや注意点などをご紹介します。

ステージが多いので事前におおまかな動きを決めておくのも○


ROCK IN JAPANには複数のステージが存在します。

2019年は7つのステージで同時にアクトが行われました。

ステージも出演アーティストも多いため、いざ現地でステージを観ようと考えたとき、どこに行こうか目移りしてしまうかもしれません。

そこで、事前に公式サイトでタイムテーブルを確認し、当日どのような流れでステージを回るか、あらかじめおおまかな動きを決めておくのも良いでしょう。

ロッキンはダイブ禁止


密集する観客の上をステージに向かって進んでいくダイブ。

こと熱狂的な観客の多いロック系のライブでは起こりやすいアクションです。

厳密に言えば、ダイブを公にライブで認めることはあまりなく、黙認されている状態です。

ただし、ロッキンではダイブは危険行為として強く禁止されています

人が切れるところでうまく着地できず、大けがに繋がる可能性もあります。

また、ダイバー(ダイブを行う人)の下になっている人も、ダイバーの重みや進んでいく際の動きなどで痛い思いやケガをする場合もあります。

ダイブが起こった場合の対処に慣れている参加者ばかりではないのです。

気持ちが盛り上がっても危険行為に及ばないよう十分気を付けましょう。

MEMO

なお、フェスでしばしば見られる前方での場所取りも禁止です。自分の目当てのアーティストが出てくるまでずっと前方で陣取り続ける行為はやめましょう。

ROCK IN JAPAN FESTIVAL・最後に…


多くの音楽ファンに熱い感動や音楽を楽しむ喜びを与えてくれるビッグなフェス、ROCK IN JAPAN FESTIVAL。

フェス当日はもちろんのこと、出演者やグッズ、タイムテーブル、ステージ構成など、フェスの概要が徐々に発表されていく時間も楽しいものですよね。

ぜひこの記事を読みながら、今年のロッキンをどう満喫するか、じっくり戦略を練ってはいかがでしょうか?

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