ライブでのダイブの種類や方法、注意点を徹底解説!

ライブでのダイブの種類や方法、注意点を徹底解説!

激しい音楽性を持つアーティストのライブでは、モッシュダイブが発生することがあります。

ライブ猛者たちにとっては日常茶飯事の光景ですが、初心者や未経験者にとっては「怖い」というイメージがある行為かもしれません。

また、「わたしはダイブしないから…」という人でも、スタンディングエリアの前方で音楽を楽しむ場合、決してダイブと無関係ではいられないはずです。

当記事ではダイブに焦点を絞り、その種類や方法、注意点などを徹底解説していきます。

ダイブとは

ライブ用語としての「ダイブ」とは、アーティストの演奏に熱狂した観客が、なんらかの方法で他の観客の上に飛び乗る行為です。

ダイブをする人は「ダイバー」と呼ばれます。ダイバーが他のお客さんの頭上を転がっていくライブ映像を観たことがある人も多いのではないでしょうか。

激しいノリの楽曲で発生するのが一般的で、バラード曲などでダイバーが出現することは基本的にありません。

ダイブが発生するのはオールスタンディング形式のライブになります。他のお客さんに支えてもらうことが前提の行為なので、会場内の人口密度が高いエリアで発生することが多いです。

ダイブの種類を解説

ダイブとは他のお客さんの上に飛び乗る行為であると説明しましたが、その方法によっていくつかの種類に分かれます。

この項では、ダイブの種類を3つに区分して解説していきます。

また、背ダイや逆ダイなどと呼ばれるV系アーティストのライブで発生する行為については、この記事では解説していません。

クラウドサーフ

ダイブの代表格といえるのがクラウドサーフです。ライブレポートで「ダイバー大量発生」などと表現される場合、クラウドサーフをする観客が大勢出現したという意味になります。

クラウドサーフとは、なんらかの方法で他の観客の頭上に乗ったダイバーが、あたかも“波乗り”をするかのように前方へと流れていく行為を指します。

ダイバーは客席側からステージ側に向かって流れて行くのが一般的で、それを支える観客はダイバーを前方へと送り出す動きをする必要があります。

ステージと客席の間に柵がある会場であれば、ダイバーは柵の向こう側へと着地をすることになりますが、柵が設置されていない小規模のライブハウスの場合、そのままステージ上に着地することも珍しくありません。

人間ひとりの体重を少人数で支えることは困難なため、人口密度の低いエリアでクラウドサーフをおこなうことは現実的ではなく、危険を伴います。

ステージダイブ

客席側からステージ側に進んで行くクラウドサーフとは逆に、ステージ上から客席へと飛び込む行為がステージダイブです。「ステージに飛び込む行為」ではないので注意しましょう。

ステージに飛び乗った観客が客席に向かって飛び込んで来るのが一般的なステージダイブですが、時にはアーティスト本人が飛び込むこともあります。

観客は飛んで来たダイバーを受け止めた後、スペースを空けて下に降ろすケースが多いですが、スペースを広げられないほど人口密度が高い場合は、クラウドサーフと同じ要領でダイバーを他のエリアへと流します。

クラウドサーフと同様、ダイバーを支える人がいることが前提の行為なので、人口密度の低いエリアへステージダイブを敢行することは大きな危険を伴います。

リフト

クラウドサーフやステージダイブは、パンクロックなど激しいノリのライブで発生することが多い行為ですが、リフトアイドル系の現場で見受けられるアクションです。

ひとりのファンを周りの数人が協力して持ち上げる行為のことで、ステージ上から客席を見ると、ファンの上半身がリフトにでも乗ったかのようにニョキっと突き出して見えます。

リフトが発生するタイミングは、持ち上げられるファンが推しているメンバーの見せ場となる局面。自分と推しメンバーを遮る物が一切存在しないという状況下で、推しに向かって全身全霊のアピールを繰り広げることができるオタク冥利に尽きる瞬間です。

現場のルール次第ですが、リフトからクラウドサーフへと移行するケースもあります。

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