【推しの子】OP・ED主題歌、挿入歌を全曲徹底解説

【推しの子】第1期挿入歌

TVアニメでは、原作でわずかしか描かれなかった歌唱シーンも丁寧にアニメ化し、登場人物のアイドルを演じる声優陣が、B小町として各アイドル名義で歌い作品を盛り上げています。公式YouTube「TVアニメ【推しの子】公式チャンネル」ではダンス映像も配信しています。

「サインはB」「HEART’s♡KISS」の2曲は、TVアニメ第1期第1話ではアイの歌唱による「アイ Solo Ver.」が、第11話では新生「B小町」の歌唱による「New Arrange Ver.」が用いられました。

「アイ Solo Ver.」は2000年初頭のアイドルグループ風、「New Arrange Ver.」は2023年の最新アイドル楽曲風にアレンジされています。時代は違えど、双方キラキラ弾ける楽曲たちで、アイの娘ルビーにアイの面影が重なるシーンには胸がトキメキます。

B小町（高橋李依）・新生B小町（伊駒ゆりえ・潘めぐみ・大久保瑠美）「サインはB」

ファンへの愛情を表現した元気いっぱいの楽曲です。グループ名の頭文字からとった「サインはB」というフレーズ、〈フッフー! ハイ！ハイ！フワ！フワ！〉といった掛け声が入っていて、アイドルとファンの一体感を生み出す曲です。

B小町（高橋李依）・新生B小町（伊駒ゆりえ・潘めぐみ・大久保瑠美）「HEART’s♡KISS」

アイドルたちが「君」と呼ぶ相手に向けて、自分の想いを伝えている曲です。〈君にエール送るよ／君の夢を応援するよ〉などのフレーズを繰り返し、聴いているだけで元気が出てくる、THEアイドルソング。

B小町（高橋李依）・新生B小町（伊駒ゆりえ・潘めぐみ・大久保瑠美）「STAR☆T☆RAIN」

TVアニメ第1期第1話ではアイの歌唱による「アイ Solo Ver.」が用いられました。夢に向かってひたむきなアイドルたちの気持ちを表現したはつらつとした曲。
2023年7月5日には、劇中歌を収録したキャラクターソングCD「Vol.1～Vol.3」が3枚同時発売され、同時配信されたキャラクターソングCD「Vol.2.5」には、「STAR☆T☆RAIN」「サインはB」「HEART’s♡KISS」の、ルビー・有馬かな・MEMちょの各メンバーのソロバージョンが収録されています。

ぴえヨン（村田太志）「ぴえヨンブートダンス」

ひよこの覆面を被った「覆面筋トレ系ユーチューバー」ぴえヨンによる、TVアニメ第1期第5話の挿入歌。本作品の音楽を手がける2人の音楽プロデューサーグループピヨす屋茶房が作詞・作曲・編曲を担当しています。
苺プロダクションの稼ぎ頭で、新生B小町と最初にコラボした重要キャラのぴえヨン。軍隊の新兵訓練（ブートキャンプ）の厳しさに耐えながら披露するオリジナルダンスや「ピヨピヨピヨぴえヨン」の台詞が笑いを誘うゴツいマッスルソングです。

有馬かな（潘めぐみ）「Full moon…！」

TVアニメ第1期第9話の挿入歌で、有馬かながB小町加入前に発表したソロ曲。原作ではわずかな描写でしたが、TVアニメでは長尺でMVを制作するほどの力作。満月のように白く眩しくあなたの心を奪う光になりたい、自分も星の1つになりたいと、有馬の願いが込められたバラード曲。普段は強気に振る舞う有馬の繊細な一面を表現しています。

有馬かな（潘めぐみ）「ピーマン体操」

TVアニメ第1期第9話の挿入歌で、有馬かなが子役時代に歌ったヒット曲。ピーマンの栄養や効能を歌いながら体を動かす体操ソングで、子どもの有馬がピーマンの衣装を着て歌って踊っています。曲のために苦手のピーマンを我慢して食べさせられたという苦労話も。本人は忘れたい黒歴史としていますが、子どもながらにプロ根性をみせ、キュートな魅力が詰まっています。