【推しの子】OP・ED・挿入歌を全曲徹底解説

【推しの子】OP・ED・挿入歌を全曲徹底解説

【推しの子】第1期エンディング

EDテーマ:女王蜂「メフィスト」


2023年4月12日から2023年6月28日まで放送された第1期のEDテーマ曲は、鮮烈な印象を刻みこむバンド女王蜂が務めました。

2011年のメジャーデビュー以降、『東京喰種 トーキョーグール:re』や『どろろ』など話題作ともタイアップし、2022年に公開されたアニメーション映画『犬王』ではアヴちゃん(Vo)が犬王役で声優を務め、一層その名と音楽性を世の中に知らしめました。ライブチケットは完売が続出し、凄まじい勢いで動員規模も拡大しています。


EDテーマ曲は、願いを叶える悪魔「メフィストフェレス」がモデル。アイドルもファンの願いを叶える仕事だととらえ、メフィストにアイドル性を感じて書き下ろしています。

ストリングスが響くメロディで儚く始まり、高音と低音を自在に操り歌いきっています。予測不可能なリズムは中毒性があり、宇宙空間へ突き抜けるような鋭さがあり、ステージに妖艶に君臨している様が伝わる楽曲です。

MEMO

華々しい芸能界の明暗や、仕事に対するプロ意識の高さや命の賭け方を書いた歌詞に、原作者たちも「この物語の預言書のようだ」と驚きを隠さず絶賛しています。原作の横槍メンゴも女王蜂のファンで、女王蜂の歴代の曲の中でも本曲が1番好きと語っています。


MV映像は、アヴちゃんがアイデアを出し、バンドメンバーも出演し、アイドル「ぁう゛ち」と彼女を取り巻く様々な人間たちの業を描いています。楽曲中の音割れの演出がライブ会場の迫力を忠実に再現し、短編ドラマのように見ごたえのある映像です。「嘘が愛」というアイと違い、アヴちゃんにとって「演技は嘘をつくこと」ではなく、「憧れを憑依させ共鳴し表現を獲得すること」だと語り、美内すずえの人気漫画『ガラスの仮面』の天才女優北島マヤを彷彿とさせます。

MEMO

MV映像には、アヴちゃんの熱烈オファーによって実力派俳優の小野花梨がマネージャー進藤栞役として出演しています。「自分が無敵だと思い込みたい時は女王蜂のMVを見る」と語るほど自身もバンドの大ファン。女優歴17年の若くしてベテランの域にいる彼女の迫真の演技にも注目。

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