目次
王様ランキング OP・ED Part.2
裸の勇者/Vaundy
Vaundey初のアニメタイアップとなったのがこの曲です。
原作を読む中で、作中のキャラクターがそれぞれの形で「善」であろうとする信念・思いを感じたという彼。
誰かのために葛藤しながら戦う姿を形にしたとコメントしています。
いくら相手が悪であろうと何だろうと、“ただ愛してしまったのだ”。
YouTubeにあがっているPVの概要欄には、曲の概要の前にこう綴られています。
この楽曲は第2クールのオープニングなのですが、第2クールはボッス王国に戦いの足音が聞こえる展開。
Vaundeyがこの作品を敵味方で分けられない世界と表現したのは、この後の展開を知ってのことでしょう。
歌詞は可能な限り作品に寄せています。「耳は聞こえちゃいない だが勇者」と明らかにボッジを指すフレーズ、そして最後にはカタカナで「カゲ」と表現したフレーズが存在しています。作品との親和性の高さはファンからも評価されています。
なおPVはアニメ制作陣とのコラボレーション。
第2クール放送前から大きな話題になっていましたが、アニメが終わってから見直してもまた感じるものがあるようで、神曲・神PVというコメントが多数見受けられます。
▼あわせて読みたい!
Flare/milet
2020年の紅白歌合戦初出演、2021年開催の東京オリンピックでのパフォーマンスで知名度を上げていたmilet。
そんなタイミングで『王様ランキング』第2クールのエンディング起用が決まりました。
ボッジに「一番に光れ」というメッセージを込めて作ったというこの曲。
作詞はmilet、作曲はOfficial髭男dism・Superflyなど有名アーティストの楽曲制作に携わってきた蔦谷好位置が担当しています。
ボッジに対する愛おしさ、温もり、そして誰も誰かの代わりにはなれないという思いがこもった歌詞。ボッジやアニメ視聴者だけでなく、アニメを知らないリスナーにとっても励ましとなる言葉が多く並べられています。
アニメ化第1弾であるこの作品のタイアップについたアーティスト全員が感じ取っていることがあります。それはボッジとその周りのキャラクターが紡ぎだす温かみのあるストーリー。
というのも、作者の十日草輔は絵本作家志望だったものの挫折し、サラリーマンになった過去があります。しかし41歳で脱サラし、再度絵本作家を目指していました。しかし絵本作家の需要の狭さとWeb漫画の可能性を信じ、漫画家になることを決めたそうです。
『王様ランキング』の要であるボッジとカゲも、元をたどれば絵本用のキャラクター。絵本用の内容に少年漫画の要素を混ぜて完成したのがこの作品だとインタビューで語っています。
絵本らしさも感じさせる温かい雰囲気がアーティストの心を揺さぶったのです。
▼あわせて読みたい!