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劇場版『ザ・ファブル』主題歌
第1作:「ボーン・ディス・ウェイ」レディー・ガガ
2019年に公開された劇場版『ザ・ファブル』の主題歌は、2011年にリリースされたレディー・ガガの代表曲のひとつ「ボーン・ディス・ウェイ」が起用されました。
キャッチーでダンサブルなポップミュージックで、レディー・ガガのハイトーンボイスが凛と響き渡っています。歌詞は、性別・人種・職業を問わず自分らしく生きる多様性をテーマに、自分を卑下せず自分の価値を認めて我が道を行く大切さを分かりやすく伝えています。
本曲は、アメリカの「Billboard Hot 100」で首位を獲得し、13カ国でも軒並み1位を獲得。日本のオリコンチャートでもTOP10入りし、「Japan Hot 100」でも初めて1位に輝きました。世界全体ではiTunesにて5日間で100万DLを達成し、iTunes史上最速を記録しました。
全世界売上枚数1,200万枚を誇った2ndアルバム「ボーン・ディス・ウェイ」発売10周年を記念し、2021年にはCD2枚組スペシャルアルバムを発売。ディスク2は「ボーン・ディス・ウェイ・リイマジンド」と題し、LGBTQIA+コミュニティを代表・擁護するアーティストたちが、アルバム「ボーン・ディス・ウェイ」収録曲を6曲カバーし収録しています。
第2作:「レイン・オン・ミー」レディー・ガガ&アリアナ・グランデ
2021年に公開された劇場版第2作『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』の主題歌には、レディー・ガガとアリアナ・グランデのコラボレーション曲が起用されました。2020年に発売されたレディー・ガガのアルバム「クロマティカ」の収録曲です。
華やかなツインボーカルで、困難を乗り越える力強いメッセージを込めています。近未来的でアップテンポなメロディが特徴で、自然と踊りたくなる楽曲です。
歌詞では困難や試練を雨に例えていますが、ガガはタイトルの「レイン・オン・ミー」は「涙の比喩で、自分が何も感じられなくなるように飲んでいたお酒の量でもある」と説明しています。爆破事件や元恋人の死など悲劇に直面してきたアリアナとは、制作中に特別な絆が生まれたと友情についても語っています。パワフルな楽曲の裏話を知ってしまうと、簡単に諦めず立ち向かわねばという心境になります。
2020年のリリース時、本曲は全米・全英シングル・チャートで初登場1位を獲得し、2021年「グラミー賞 最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」を受賞。ストリーミング再生は12.5億回を越え、YouTubeでも2億8000万再生と世界的な記録を打ち立てました。
お笑い芸人の渡辺直美はレディー・ガガを「私を大きく包み込んでくれる母のような存在」と慕い、本国の制作チームの許諾を得て、ゆりやんレトリィバァと一緒にMV映像のパロディを制作しました。
2020年当時はコロナ禍だったため、2人の間にはついたてがあり、ダンサーはマスクをしています。笑いをとりつつ、細部までこだわってオリジナルの世界観を忠実に再現。コロナの暗い世界を笑いで明るくし、エンターテインメントの力を改めて感じさせました。
TVアニメ『ザ・ファブル』まとめ
今回は、TVアニメのOP・EDテーマと実写映画の主題歌を紹介しました。TVアニメのテーマソングは原作ファンのアーティストが書き下ろしているので、いずれも作品への愛で溢れた魅力的な楽曲でした。
2024年9月には、TVアニメのテーマソングを収録したALIと梅田サイファーのCDを購入した人限定の完全招待制スペシャルライブ「ALI vs 梅田サイファー スペシャルライブ」も開催が決定しています。作品を通じて音楽の幅が広がった方も多いことでしょう。
TVアニメと劇場版の続編と新たなテーマソングにも期待が高まります。