アニメ第2期を控える「Dr.STONE(ドクターストーン)」。文明が崩壊した世界を描いたSFサバイバル作品です。今回、第1期で使用されたOP/ED/挿入歌をまとめました。作品を彩る楽曲をぜひご覧ください。
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目次
Dr.STONE(ドクターストーン)とは
『Dr.STONE(ドクターストーン)』は、週刊少年ジャンプで連載をされているSFサバイバル漫画です。
人気アメフト漫画『アイシールド21』の原作でもあった稲垣理一郎が原作を務め、作画は『サンケンロック』などの青年漫画を数多く担当してきたBoichiとなっています。
コミックは現在15巻まで刊行され(2020年6月現在)、2019年にはテレビアニメ化を果たしました。また、第1期終了と同時に第2期の制作も決定しており、今も波に乗っている作品となっています。
石化によって滅んだ世界が舞台
物語の舞台は、謎の光に包まれた全人類が、一斉に石化するという超常現象に襲われた世界。そして数千年の時を経て石化から目覚めた科学少年・石神千空は、失われた人類と文明を取り戻すべく、持ち前の科学力を駆使してストーンワールドの謎に迫るというストーリーとなっています。
ゼロから生まれる科学の力を駆使
文明が滅んだ世界のため、人類は石器時代に巻き戻されています。科学の力に慣れてしまった現代の人は、ほぼ自然での生活をすることはできません。その便利さを知ってはいても、構造や作り方を知っているわけではありません。
ですが、主人公である石神千空は、その構造を知っている数少ない人物です。幼い頃から科学と触れ合ってきた彼は、ほぼ無と言っても過言ではない世界で科学を生み出し、人類の復活を願います。
仲間の力を借りて進んでいく
もちろん石神千空だけでは、到底実現することは不可能な未来です。時には困難に道が塞がれてしまうこともあります。しかし、徐々に出会える仲間の助けもあり、一歩一歩と進んでいく彼らの姿には感動してしまうでしょう。
過去からの伝言・そして石化の解明
そして、石神千空を助けるのはそこにいる仲間だけではありません。過去の人類が遺したものが時に打開策となり、彼らの助けとなります。時を超えた助けも得て、徐々に明らかとなる石化現象。
少年ジャンプの熱い展開を残しつつも新しさが詰まったこの作品。ネタバレを含んでしまうため、ここでは深くは話せませんが、未知の世界、科学、サバイバル、ファンタジーなどの作風に興味がある方はぜひ一度読んでみてください。
Dr.STONE歴代OP/ED主題歌を紹介!
アニメを彩るのは、作画やストーリー構成だけではありません。音楽もまた作品にとっては重要な要素のひとつです。
ここでは、2019年にテレビアニメ化を果たした『Dr.STONE(ドクターストーン)』のオープニング・エンディング・挿入歌について紹介します。
その曲に込められた意味や歌詞から、ぜひDr.STONEの世界を堪能してみてください。
オープニングテーマ曲
「Good Morning World!」BURNOUT SYNDROMES
『Dr.STONE(ドクターストーン)』の第1クール・第1話から第13話のオープニングテーマ曲として使用された、BURNOUT SYNDROMESの「Good Morning World!」です。
ムービーの太陽の光とともに流れる曲は、歌詞と共に新しい世界の始まりを表現しており、実に作風に合った曲となっています。
また、人類が無となった世界で一人となって歩き続ける石神千空の姿と歌詞がマッチしているのもポイントです。
しかし、続く歌詞は悲しみより、決意に満ち溢れたものとなっています。その後出会える仲間たちとが希望となり、冒頭で流れた歌詞がそのまま使用されているのがグッときますね。
「三原色」PELICAN FANCLUB
『Dr.STONE(ドクターストーン)』の第2クール・第14話から第24話のオープニングテーマ曲として使用されたPELICAN FANCLUBの「三原色」です。
石神千空は、文明が崩壊したゼロの世界であっても、様々なものを組み合わせることで、窮地を脱してきました。そこには十人十色の仲間たちの力があり、一つとして欠けてはいけません。
そんな世界の様々なものを“色”として表現したのがこのオープニング曲です。色を混ぜると別の色になるように、登場人物の想いが混ざりあって一つの絆として結ばれます。
冒頭では説明をしていませんでしたが、この物語の主人公は石神千空だけではありません。どの人物にもスポットが当てられ、その人物の“色”を見せてくれます。これらが混ざり合うことで“無から有”へと繋がります。
結束という力強さを感じさせる歌をぜひ作品と一緒に聴いてみてください。
エンディングテーマ曲
「LIFE」Rude-α
『Dr.STONE(ドクターストーン)』の第1クール・第2話から第13話のエンディングテーマ曲として使用されたRude-α(ルードアルファ)の「LIFE」です。
最近のアニメソングとは一風変わったムービーとなっており、実写の映像を用いた作品となっています。しかしそれが、石神千空が取り戻したいと思い浮かべる世界を表現しているかのようです。
楽曲を担当したRude-αは「絶望の中でも前に進む主人公、千空の気持ちになって、音楽に立ち向かう気持ちで曲を作った」と振り返っています。
ポップで爽やかさを感じられる同曲は、簡単な疑問に対して問いかけるものでもあり、その中でこれから進むべき千空の姿を端的に表しています。世界観を再現しつつ、ストーリーの序盤を飾るにふさわしい楽曲となっています。
「夢のような」佐伯ユウスケ
『Dr.STONE(ドクターストーン)』の第2クール・第14話から第24話のエンディングテーマ曲として使用された佐伯ユウスケの「夢のような」です。
本編の尖ったようなイラストとは違い、デフォルメされたキャラクターや背景が特徴的のムービーとなっています。愛嬌を感じさせるものであると同時に、ほろ苦い悲しさを感じる構成となっており、原作を先読みしている人は少し涙ぐんでしまうかもしれません。
時が流れても変わらないものがあるという歌詞が含まれており、文明が発展した世界から何千年もの時間を超えたストーンワールドを忠実に表現しているのがポイントです。
今回のムービーの中には石神千空の父親である石神白夜も登場しており、二人の親子の絆も描かれているのがいいですね。
劇中挿入歌
「One Small Step」リリアン・ワインバーグ
『Dr.STONE(ドクターストーン)』の第2クール・第16話で挿入されたリリアン・ワインバーグ(Song Performed by Laura Pitt-Pulford)の「One Small Step」です。
物語は石神千空の父親である石上白夜にスポットが当てられ、まだ文明が失われていない日常が描かれています。
ちなみに今回ヴォーカルを務めたLaura Pitt-Pulford(ローラ・ピット・プルフォード)は、ミュージカル劇場でも活躍する英国の実力派女優です。Dr.STONEの登場人物である世界の歌姫リリアン・ワインバーグの歌唱を見事に表現してみせました。
アニメの挿入歌とは思えない美しさを感じさせる同曲は、誰かに対しての願いが込められた歌でもあります。そして、同時に強さを求めるために小さな一歩を踏み出し、信じようという歌詞が含まれています。
科学文明の発展は小さな一歩から始まり、現在に至ります。しかし、その後の文明が崩壊したDr.STONEの世界を想像すると、なんともやるせない気持ちになってしまいます。
「Trash is a Treasure」リリアン・ワインバーグ
『Dr.STONE(ドクターストーン)』の第2クール・第17話で挿入されたリリアン・ワインバーグ(Song Performed by Laura Pitt-Pulford)の「Trash is a Treasure」です。
劇中歌で使用された同曲ですが、実際に歌われたのはほんの数秒だったので見逃した人も多いのではないでしょうか。
世界が謎の光に覆われた瞬間をスペースシャトルの中から目の当たりにした石神白夜。その後現地の様子を探るべく、地上に降り立ち、危機的状況の中で歌われた曲です。
「Won”t give up」リリアン・ワインバーグ
『Dr.STONE(ドクターストーン)』の第2クール・第17話で挿入されたリリアン・ワインバーグ(Song Performed by Laura Pitt-Pulford)の「Trash is a Treasure」です。
全人類が自分たちだけであることを知った石神白夜と仲間たち。迎える明日はないかもしれない状況の中で、それでも自分たちでできることを模索して必死に生きていく。歌詞のタイトルにある“諦めない”は、そんな彼らをストレートで表現したものとなっています。
曲調も悲しさを感じさせながら、力強いものとなっており、必死に抗おうとする姿が思い浮かべることができるでしょう。
Dr.STONEまとめ
以上、Dr.STONEの主題歌及び挿入歌の紹介でした。
原作はまだまだ続いており、少しずつ解明されていく石化の原因。石神千空と仲間たちの絆が深まり、苦難を乗り越えていく彼らの姿に胸が熱くなってきます。
テレビアニメの第2期はまだ放送が未定のため、まだ観たことがない人は、今のうちに第1期の視聴をおすすめします。そして、そんな作品を彩る音楽にもぜひ注目してみてください。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
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