目次
劇場版『ワンピース』2000〜2022年までの歴代主題歌 Part.1
2000年:OP「ウィーアー!」きただにひろし/ED「memories」大槻真希
2000年公開の記念すべき劇場版1作目『ONE PIECE』(志水淳児監督)。
OPテーマは、歌手・きただにひろしさんの「ウィーアー!」。1999年10月20日放送の第1話から2000年11月8日放送の第47話まで使用された、言わずもがなのTVアニメ『ONE PIECE』の初代OPテーマです。テンポのよい曲と希望に満ちた歌詞、熱い歌声、世代を超えて口ずさめる不滅の一曲です。
EDテーマは、歌手・大槻真希さんの「memories」。1999年10月20日放送の第1話から2000年6月28日放送の第30話まで使用された初代EDテーマであり定番曲。大槻さん自身の歌手デビュー曲でもあります(現在、名前を「大槻マキ」と改めソロ活動中)。
本編を観終わった時、穏やかな曲と歌声が胸に染みわたります。TVアニメでロジャー海賊団が最後の島ラフテルを発見した第968話でも本曲がEDに流れてファンの涙を誘いました。
2001年:「Believe」Folder5
2021年公開の2作目『ONE PIECE ねじまき島の冒険』(志水淳児監督)の主題歌。TVアニメの2000年11月22日放送の第48話から2002年6月16日放送の第115話まで使用されたOPテーマと同じく、「Folder5」が起用されました。
現在ソロで活躍中の三浦大知が“DAICHI”名義でメインボーカルを務めていたダンス&ボーカルグループ「Folder」の女子メンバー5人で結成されたアイドルグループ「Folder5」の、初々しくて元気ハツラツとしたダンスミュージックです。
同時上映した短編作品『ジャンゴのダンスカーニバル』でも、Folder5の「Ready!」が起用され、ジャンゴやルフィーたちが踊り続けるというコミカルなアニメーションになっています。
グループは2003年以降、事実上の解散状態ですが、メンバーのひとり、満島ひかりは女優として活躍し、2016年公開『ONE PIECE FILM GOLD』で謎の歌姫カリーナ役としてゲスト声優を務めました。
2002年:「まぶしくて」DASEIN
2002年公開の3作目『ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国』(志水淳児監督)の主題歌。椎間板ヘルニアのためSEX MACHINEGUNSからの脱退をせざるを得なくなったJOE(Drums)がRicky(Vocal)と2000年に結成したロックユニット「DASEIN(ダーザイン)」が務めました。透明感ある歌声にドラムの重低音が重なる、清々しいロックミュージックです。
映画のエンドロールで、幼少のチョッパーやルフィーたちの映像に合わせて流れると胸が熱くなり、MVでは楽曲のかっこよさとRickyの”リッキーダンス”のギャップも印象的。
2003年:「sailing day」BUMP OF CHICKEN
劇場版の初長編映画、2003年公開の4作目『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』(宇田鋼之介監督)の主題歌。2001年リリースの「天体観測」で注目を浴び、日本の音楽界を牽引するロックバンド「BUMP OF CHICKEN」が務めました。
ボーカルの藤原基央が「運命に抵抗した方が楽しい、あがきましょう」と語り、嵐や困難にもへこたれず突き進む、若きエネルギーに満ちた楽曲です。『ONE PIECE』の主人公・ルフィの恰好をした人々が走り抜けるMVも見所です。
2019年、BUMP OF CHICKENは、日清食品・カップヌードルのCMシリーズ「HUNGRY DAYS」で『ONE PIECE』と16年越しにコラボし、再び青春を届けてくれました。
▼あわせて読みたい!
2004年:「あの場所へ」晴晴゛
2004年公開の5作目『ONE PIECE 呪われた聖剣』(竹之内和久監督)の主題歌。男女4人組ロックバンド「晴晴゛(ハレバレ)」が務めました。前身となるグループで長野駅前でストリートライブ活動を行っていましたが、2003年にドラムが加入し結成。爽快なボーカルに透き通るコ−ラスが調和するポップな楽曲です(2005年に解散)。