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劇場版『ワンピース』2000〜2022年までの歴代主題歌 Part.2
2005年:「夢見る頃を過ぎても」氣志團
2005年公開の6作目『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』(細田守監督)の主題歌。1980年代の学ラン・リーゼントのヤンキー風貌の「氣志團」が務めました。
「ONE PIECE」のメンバーに自分達を重ねあわせて書いた自信作という応援歌。ポップなメロディにちょっぴり切なさもあり、純粋無垢でストレートに思いが伝わる一曲です。
キャッチコピーは「史上最大の笑劇!!」。コメディ作品かと思いきや、ホラー的な要素がある意外性も話題となった、細田監督の長編アニメーション映画初監督作品。氣志團のメインボーカルの綾小路翔は本作で声優にも挑戦しています。
2006年:「サヤエンドウ」NEWS
2006年公開の7作目『ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』(宇田鋼之介監督)の主題歌。男性アイドルグループ「NEWS(ニュース)」が務めました。山下智久と亀梨和也が期間限定で組んだユニット・修二と彰「青春アミーゴ」の制作に携わったzoppやShusuiらが作詞と作曲を担当し、サヤエンドウのサヤを海賊船に、中の豆を海賊に例えた、とのこと。若さ溢れる歌と、“サッヤッエンドウ”と思わず口にしてしまうリズムが元気を与えました。
2007年:「compass」川嶋あい
2007年公開の8作目『ONE PIECE エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち』(今村隆寛監督)。劇場版シリーズで初めて、原作の物語でも人気の「アラバスタ編」を元にした全編新作です。主題歌は「川嶋あい」が務めました。
作詞・作曲も彼女が手掛け、オーケストラの壮大な音楽と語りかけるような歌声が心を癒す一曲です。16年が経った今、混沌とした世の中だからこそ、本曲の優しさと願いが多くの人の胸に改めて刻まれているようです。
2008年:「またね」DREAMS COME TRUE
2008年公開の9作目『ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜』(志水淳児監督)の主題歌。ワンピースの大ファンという「DREAMS COME TRUE(ドリームズカムトゥルー)」が務めました。
行進曲から始まり、旅立つ者を見送る側の視点の歌詞の楽曲です。「そっか」「でも」といった後ろ向きな歌詞が並びますが、吉田美和の温かな声と大きな愛が包み込み、「またね」と大切な人を見送ってきた人達に共感を生む名曲です。
原作の物語「冬島・ドラム島編」を元に、原作者の尾田栄一郎先生が企画から携わった9作目。“泣けるエピソード”としてファンにも絶賛され、第32回日本アカデミー賞 優秀アニメーション作品賞も受賞しました。
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2009年:「fanfare」Mr.Children
TVアニメ放送10周年記念作品として、2009年公開の10作目『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』(境宗久監督)の主題歌。原作者の尾田栄一郎先生のラブコールにより「Mr.Children」が務めました。爽快で軽快で、終始風に背を押されて走り続けているようなひたむきな一曲です。
伝説の大海賊金獅子のシキに誘拐されたナミを助けるため、9人の海賊団が5000人の悪党と闘うアクション物語。麦わらの一味のスーツ姿もファンを魅了し、国内外で数々の賞を受賞しています。
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