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2023年版『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』歴代OPテーマ
OP1:「飛天」Ayase×R-指定
2023年7月7日放送の第1話から2023年9月29日放送の第13話まで使用された第1期『序幕東京』第1クールのOPテーマ。音楽ユニットYOASOBIのメンバーでコンポーザーのAyaseと、ヒップホップユニットCreepy NutsのメンバーでラッパーのR-指定が務めた曲で、2023年9月20日に発売されました。
戦闘シーンさながらのラップパートと、Ayaseらしいキャッチーなサビで緩急をつけたポップな楽曲。原作の激動時代と令和のコロナ禍を重ねて、もがき憤る人々の心境や、選択を間違えたとしても守るもののために戦い続ける決意を綴っています。
初代OPテーマ「そばかす」を彷彿とさせるフレーズを歌詞に隠して遊び心も忘れていません。
OP2:「るろうの形代」菅田将暉×東京スカパラダイスオーケストラ
2023年10月6日放送の第14話から2023年12月15日放送の第24話まで使用された第1期『序幕東京』第2クールのOPテーマ。俳優で歌手の菅田将暉が声をかけ、2024年でデビュー35周年を迎えた東京スカパラダイスオーケストラとコラボした曲で、2023年12月6日に発売されました。
スカパラの谷中敦は、剣心を「純化された愛の化身」ととらえ、流浪人と抜刀斎の間で葛藤し苦闘する剣心の勇気を華やかなサウンドで表現。孤独に戦う緊張感がありながらも、夜の海のように暗い現代でも希望がうまれるようにと願い、菅田が武士のように真っ直ぐな歌声で温かく歌っています。
OP3:「いらないもの」キタニタツヤ×なとり
2024年10月4日放送の第25話から使用されている第2期『京都動乱』第1クールのOPテーマ。アイドルの中島健人とユニットを組んだりマルチに活躍するミュージシャンキタニタツヤと、彼のファンであり新進気鋭の音楽クリエイターなとりが組んだ曲で、2024年11月13日に発売されました。
キタニは「二者択一の正しさもその板挟みで惑う情けなさも美しい人間の姿」と語り、2人で共作した歌詞には悩ましさを文学的に綴っています。哀愁漂う曲調から疾走感が生まれ、2人の歌声は兄弟のように少し似ていて清々しく、爽やかなのに狂おしい気持ちにさせる楽曲に。
英題は「Chained(鎖につながれた)」と表記し、“いらないものとの固い絆”が伝わります。
2023年版『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』歴代EDテーマ
ED1:「切っ先」Reol
2023年7月7日放送の第1話から2023年9月29日放送の第13話まで使用された第1期『序幕東京』第1クールのEDテーマ。シンガーソングライターのReolが務めた曲で、2023年8月30日に発売されました。
“人斬り抜刀斎”の異名を持つ緋村剣心の過去と、Reol自身が大切な人と別れた経験がリンクした楽曲。エネルギッシュで歌謡曲的な曲調に抜刀音も響かせて、切なくも力強く歌っています。
対面やSNSで言葉の争いが絶えない現代、特に〈春よ、刃の要らぬ安らぎをまた奪い合えども〉のフレーズが胸を刺します。
ED2:「存在証明」KID PHENOMENON
2023年10月6日放送の第14話から2023年12月15日放送の第24話まで使用された第1期『序幕東京』第2クールのEDテーマ。LDH史上最大規模のオーディションから誕生した7⼈組ダンス&ボーカルグループKID PHENOMENONの2枚目のシングルとして2023年11月29日に発売されました。
静けさと近未来的な躍動感があるオシャレなサウンドで、不安や迷いの真っ只中で突き進む勇気がいつか自分の誇りになると背中を押している楽曲。
7人のハーモニーは一体感があり、平均年齢17歳という彼らの等身大の感情をそのままぶつけています。
ED3:「水光接天」NOMELON NOLEMON
2024年10月4日放送の第25話から使用されている第2期『京都動乱』第1クールのEDテーマ。SNSで人気のクリエイターツミキとシンガーソングライターみきまりあが組んだ若者に人気の音楽ユニットNOMELON NOLEMON(通称ノーメロ)が務めた曲で、2024年10月16日に期間限定生産盤のみ発売されました。
登場人物たちの”強さ”の正体は武力ではなく“一瞬にかける想い”であると感じたツミキは、その想いを“強く優しく儚く照らす月”に重ねています。恋心をキュートに表現した楽曲で、ヒロインの神谷薫が剣心に恋するように、みきまりあの歌声からも愛おしい感情がひしひしと伝わってきます。