一部では「アイドルサイボーグ」とも称され、まるで合成CGのように整った顔立ちの渡辺麻友。
実は、1回目のAKB48グループシングル選抜総選挙から、卒業前の第9回まで、ずっと7位入りをキープした「キング・オブ・神セブン」だったこと、ご存知でしたか?
残念ながら、2020年に芸能界そのものも引退してしまいましたが、引退してもなお、わたしたちの心に鮮烈な印象を残しています。今回は、そんな渡辺麻友の軌跡を紹介します。
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目次
渡辺麻友・プロフィール
名 前:渡辺 麻友(わたなべ・まゆ)
愛 称:まゆゆ
生年月日:1994年3月26日
出 身:埼玉県
AKB48グループの3期生
2017年にグループを卒業し、2020年をもって芸能界を引退
アイドルとしての渡辺麻友・AKB48グループでの活躍
実はAKB48のオーディションに落ちていた?!
小学生のころ、引きこもりのような生活を送っていた渡辺麻友。好きなアニメを観たり、イラストを描いたりすることにのめりこむあまり、周囲の人と上手く関われずにいました。
しかし、ネットサーフィンをする内に出会ったのがAKB48グループ。
アイドルに憧れの気持ちをもち、2006年に行われたAKB48グループ2期生のオーディションに応募するも、結果は不合格。
相当悔しく、必死で努力するきっかけになったと語っています。この出来事が、後にAKB48グループの絶対的アイドルとして、大きく飛躍することに繋がったのかもしれませんね。
AKB48グループ加入、「渡り廊下走り隊」結成
そして翌年、2007年に行われた3期生のオーディションに応募し、見事合格を果たしました。
2008年、多田愛佳、仲川遥香とともに、「お菓子なシスターズ」を結成し、そこに平嶋夏海が加わる形で「渡り廊下走り隊」を結成します。
その後、メンバーを増やし「渡り廊下走り隊7」と名称を変えながらも、数年間活動を続けました。グループの中の一アイドルとしてのみならず、ユニットとしても活動をしていたため、当時はかなり忙しかったようです。
「シンクロときめき」初主演かつソロデビュー!
2012年、深夜ドラマ「さばドル」でドラマ初主演を飾ります。さらに、グループとしてではなくソロとしてシングルをリリースします。
「さばドル」は、本当は38歳の教師・宇佐しじみが、21歳も年齢を偽って「渡辺麻友」としてアイドルデビューしているという設定のドラマです。現役アイドルが、アイドルの役をしていること、しかも年齢のサバを読んでいる設定ということで、当時は注目を集めました。
AKB48内では、前田敦子や板野友美らに続く4人目のソロデビューです。その後も、「大人ジェリービーンズ」「ヒカルものたち」などソロとしてシングルをリリースしました。
総選挙で念願の1位を獲得!「心のプラカード」
渡辺麻友は、第1回の総選挙から圧倒的人気を誇り、7位以内をキープし続けていました。しかし、なかなか1位には届かず、悔しい思いをたくさん重ねました。
そして迎えた2014年の「AKB48 37thシングル 選抜総選挙」。ついに思いが報われ、初めて1位を飾ります。
その時にリリースされたのが、こちらの「心のプラカード」です。
可愛らしい衣装に身を包み、心から楽しそうに歌い踊る姿が印象的です。
涙のお別れ 卒業コンサート
そして迎えた、2017年6月。沖縄で行われた「AKB48 49thシングル 選抜総選挙」にて、卒業を発表します。
この総選挙は、須藤凜々花が結婚を発表したことでも有名です。
最後に参加したシングル「11月のアンクレット」では、カップリング曲として「サヨナラで終わるわけじゃない」という曲が収録されています。
これは渡辺麻友自身による、卒業ソングとなっています。この曲を、彼女が関わる最後のCDに収録するなんて、グループからの大きな愛が伝わりますね!
卒業コンサートでは、渡り廊下走り隊が復活したりと、かなり豪華な演出で工夫が盛り込まれていました。
涙とともに、11年間所属したAKB48グループからの卒業を果たしたのでした。
渡辺麻友、AKB48グループ引退後は?
グループ卒業後、彼女は一体どんな軌跡を歩んだのでしょうか?
その後の渡辺麻友を追ってみましょう。
ミュージカル『アメリ』主演を務める
AKB48グループ在団時から、宝塚を始めとするミュージカルの舞台に興味をもち、積極的に鑑賞してきた渡辺麻友。
卒業して翌年の2018年、ミュージカル『アメリ』で初主演をつとめました!
『アメリ』は、フランス・パリを舞台に、少女アメリの冒険や恋愛模様を描いた作品です。2001年に公開された映画を題材に、2017年にブロードウェイでミュージカル化されました。
本作品では、渡辺麻友はトレードマークのロングスタイルではなく、ばっさりボブにしており、かなり印象が変わっています。
新しい姿の渡辺麻友を楽しむことができる作品になっています!
突然の引退宣言
『アメリ』出演以降も、NHKの連続テレビ小説『なつぞら』に出演するなど、目ざましい活躍を見せていた渡辺麻友ですが、2020年に芸能界の引退を発表します。
以前から、インタビューで「豊かな心を失ってしまった」と語っていました。グループの中ではどうしても様々な出来事に直面するため、心を動かしていると自分の心がもたない、という意識があったそうです。
渡辺麻友なりに身につけた処世術でしたが、それが舞台人としては足かせなってしまったのかもしれません。
まとめ
アイドルや女優として舞台で活躍していた時も、引退後も、変わらずわたしたちの心を掴んで離さない渡辺麻友。
引退してしまったものの、人々の記憶の中に、確実に息づいていることに変わりありません。
彼女の活躍を惜しみつつ、もしまたメディアや舞台の世界に戻ることがあれば、温かく迎えたいですね!
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