4人組ロックバンドとして、2008年の結成から今までバンド活動を続けてきたandrop(アンドロップ)。
喜怒哀楽のいずれの感情を込めた彼らの楽曲において、その全てが、聴き手に寄り添うヒューマニズム性の高い音楽を奏でるアーティストとして、人気も非常に高いですよね。
そんな彼らandropだからこそ、魅力もたくさんあります。
そこで、本記事では、ロックバンドandropの魅力を、彼らの経歴(歴史)やメンバーのプロフィール、オススメソングベスト3を交えながら徹底解説していきます。
目次
andropとはどんなロックバンド?
ヴォーカル・ギターを担当とする内澤崇仁さんを中心に、
- 佐藤拓也さん(ギター、キーボード担当)
- 前田恭介さん(ベース担当)
- 伊藤彬彦(ドラム担当)
の4人で活動しているロックバンド『androp』。
ヘビーメタルのような激しさはほとんど無く、その中でも喜怒哀楽がはっきりしていて、聴き手の心を揺さぶるような音楽性を持っています。
それは、彼らandropが、一つ一つの楽曲に対して、真摯に向き合い寄り添い続けてきたからではないでしょうか。
内澤崇仁さんの少しハスキーな声質も、andropの楽曲に非常にマッチしていて上手く心を誘導してくれます。
今の時代、悪く言えば、コロナウイルス一つが起因して、誰も信じられない世の中ができ上がりつつありますよね。
中には、音楽だけしか信じられないと言う人もいらっしゃるかもしれません。
一方、andropの音楽は、誰よりも聴き手の心にそっと寄り添ってくれます。
その優しさだったり楽しさだったりが、安心感につながり、聴いていて実に心地良いと感じさせてくれるのです。
ぜひ、心が疲れたとき、彼らの楽曲を聴いてみてください。
きっと、これまで抱えてきたモヤモヤがスッキリし、心が豊かになっていくはずですよ。
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andropの経歴(歴史)
デビュー当初、顔出しすらままならず、謎めいた存在として独自の音楽性を貫いてきたロックバンドandrop。
では、ここで、改めて、彼らの経歴(歴史)を振り返ってみましょう。
androp結成経緯
内澤崇仁さんは、androp結成前、元々別のバンドで活動していたのですが、そのバンドが解散することとなり、新たにバンドを組もうと画策していました。
その頃、下北沢のライブハウスで対バンしていた、相手バンドのメンバーだった佐藤拓也さんのことを思い出し、バンドを組もうとオファー。
佐藤さんが、楽しく演奏している姿をいたく気に入り、一緒にバンドを組みたいと思い誘ったんだとか・・・
その後、内澤さんと佐藤さんの共通の知り合いだった前田恭介さんを誘い、さらに、前田さんの誘いで、ドラムの伊藤彬彦さんが加入。
内澤さんの声から、andropは2008年に結成したのです。
音楽で語り合ったandropメンバーたち
andropは結成間もない頃から、すぐさまスタジオに入り音合わせする形で、コミュニケーションを取り合っていたそうです。
というのもすでに内澤さんが、andropの1stアルバムに収録されている
- 「Image Word」
- 「Basho」
- 「Tonbi」
などの楽曲を完成させていて、その、デモテープを他の3人に渡して、すぐにスタジオ入り出来るように手配していたんだとか・・・
そして、音楽で語り合うように、andropのメンバーたちは結束力を高めていったと、後のインタビューで語られていますね。
まさに、音に対して真摯な気持ちで向き合ってきたandropイズムが、この頃から築き上げられてきたわけです。
バンド名『androp』の由来
バンド名がandropに決定した由来ですが、もともと、内澤さんの中で『and』というワードを盛り込んだバンド名にしたいという希望があったらしく、そのことも由来に大きく関係しています。
さらに掘り下げて、由来を調べてみると、
- and:共に寄り添うという意味を込めて・・・
- drop:喜怒哀楽のどの感情にも涙がでてくるもの
といった意味合いを総合し、『自分たちの奏でる音楽が、聴く人の喜怒哀楽の感情と共に寄り添い、生活を潤す一助にしてもらいたい!』と願いを込めて、andropという掛け合わせたバンド名にしていることが分かりました。
まさに、音楽と真摯に向き合い、ファンを大切にするandropらしいバンド名に想いがつまった由来だったのですね。
メジャーデビューとバンドとしてのあり方の変化
andropが結成して初期の頃は、まさに、顔出しNGといった感じで活動していました。
それは、顔を出してルックスで音楽を判断してもらいたくなかったためで、まさに音楽ありきの世界観を持ったロックバンドだったのです。
その姿勢は、2011年にメジャーデビューしてからしばらく変わることがなく、基本的に、ライブ以外では顔出しもほぼNGで音楽活動をし続けていました。
ところが、2012年8月22日にリリースした2ndシングル『Boohoo』あたりから、その姿勢は変わり始めていきます。
ライブ中心で活動していたandropは、『多くのファンが、自分たちの存在よりも、自分たちの奏でる音楽を楽しみにしてくれている』と実感できるようになり、遂に顔出し解禁となったのです。
andropの現在
そして、andropは、2019年2月に、映画『九月の恋と出会うまで』の主題歌として起用された、自身11枚目のシングル『Koi』をリリース。
そのほかにも多数のタイアップ作品を提供したり、ライブ活動を行うなど、精力的に音楽活動を続けています。
今後も、間違いなく、andropの音楽と真摯に向き合い、聴く人の状況・感情に寄り添った音楽を手がけてくれることでしょう。
andropのメンバープロフィール
andropのメンバーは、いずれも音楽を愛する生粋のアーティストばかりです。
とはいえ、一人の人間であることに変わりありませんので、ここからは、音楽から離れた、部分も含めた、各メンバーのプロフィールをご紹介していきます。
内澤崇仁(ヴォーカル、ギター担当)
内澤崇仁さんは、12月6日生まれ(生まれ年非公開)、青森県八戸市出身。
andropの多くの楽曲の作詞・作曲を手がける中心的メンバーです。
幼少の頃、自身の秘密基地にたまたま置いてあった(というか捨てられていた・・・)アコースティックギターに魅了され、ギターを始めた内澤さん。
その運命の出会いから、バンドを組むほど音楽の世界に没頭してしまいます。
そして、前のバンドでの解散を経て、対バンドで知り合った佐藤拓也さんに声をかけ、今のandropを立ち上げたのです。
なお、内澤さんの性格は、人の前に立つのが苦手で緊張しやすいタイプ。
だからこそ、他のメンバーとも音楽で語り合い、より絆を深いものにしたのだと思いますが、それにしても、人前で緊張しやすいタイプの内澤さんが、よく、佐藤さんに声をかけられましたよね。
いくら対バンドで知り合っていたとはいえ、勇気がいったことだと思いますし、それだけ、andropを結成させたい(新たなバンドを組みたい)という想いが本物だったと言うことなのでしょうね。
佐藤拓也(ギター、キーボード担当)
佐藤拓也さんは、10月26日生まれ(生まれ年非公開)、愛知県岡崎出身。
幼少の頃はピアノを習っていて、父の教えで中学のころからギターを始めた佐藤さん。
ギターのスキルが上がるにつれて、学園祭でギター演奏できたらという想いも膨らみコピーバンドを組むことに・・・
学園祭では、コブクロやビートルズのカヴァーを手がけたそうですよ。
ただ、音楽で仕事につなげようとは当時考えていなかったらしく、ただ、東京への憧れから、大学進学を決意し、一旦バンドも辞めます。
そして、大学進学後、『ハイブリッドベイビーズ』という新たにバンドを組み、対バンドで内澤さんと出会い意気投合!
後にandropとして二人はバンドを組むことになります。
いろいろ紆余曲折はありますが、音楽と密着した人生を歩んで来た方なんですね。
前田恭介(ベース担当)
前田恭介さんは、3月28日生まれ(生まれ年非公開)、神奈川県横浜市出身。
andropのベーシストとして活動されている前田さんですが、実は、大のサウナ好きで『フィンランド政府観光局認定サウナアンバサダー』を務めるほどのはまりよう・・・
何でも、サウナにスピリチュアル的なものを感じているらしく、宇宙に行っているかのように心がリフレッシュされているんだとか・・・
こういったユニークな趣味嗜好を持つアーティストで、好感が持てますね。
なお、中高のころから、吹奏楽部で、ユーフォニアムやエレキギターを演奏し、その頃の経験が、作曲家の意思に沿った、今のベース演奏に役立っているんだとか。
まさに、音楽とサウナが人生の大きな糧となっているアーティストなんですね。
伊藤彬彦(ドラム担当)
伊藤彬彦さんは、8月7日生まれ(生まれ年非公開)、神奈川県横浜市出身。
フュージョン、AOR、R&Bやソウルミュージックを代表とする、ブラックミュージックを好んでいたこともあってか、中学時代に、文化祭で、スピッツの『楓』を演奏している人を見て、ドラムを始めたという伊藤彬彦さん。
ヘビーメタルのような激しいリズムというよりは、ゆったりしながら心に響くソウルミュージックのようなビートを刻むのが得意と印象を受けるドラマーですね。
なお、高校時代に吹奏楽部でパーカッションを担当し、大学時代では、ベース担当の前田恭介さんと出会い、交流を深めています。
andropは音楽でつながれたロックバンド
以上が、ロックバンドandropの各メンバーの簡単なプロフィールです。
まだ、謎とされている部分が多いのは否めませんが、いずれにしても音楽でつながれたロックバンドであることはよく分かります。
内澤さんと佐藤さんが対バンドで接点を持ち、二人の共通の知人として、前田さんと接点を持つように・・・
そして、前田さんと大学の音楽サークルで伊藤さんと接点が出来たわけで、音楽が新たな輪を広げ、一つのバンドとして集結したことには、感慨深いものがあります。
ぜひ、音楽を中心に、よりandropの魅力を多くのファンに届けてほしいと、ますますのご活躍を期待しています。
andropのオススメソングベスト3
まさに、音楽がメンバーたちをつなげたとも言え、音楽と共に寄り添った活動を見せているロックバンド『androp』。
では、そんなandropのオススメソングベスト3をご紹介していきますね。
koi
koiはandropが2019年2月27日にリリースした11thシングルで、映画『九月の恋と出会うまで』主題歌にも起用された楽曲です。
切なく、ラブストーリーをテーマに描いた映画作品の主題歌としてふさわしい楽曲ですが、なによりも、前サビの部分の切ないピアノ演奏が特徴的・・・
思わずぐっと心を引寄せられるメロディが、Aメロに入り、他の楽器と癒合していく中で、さらなる広がりを見せていきます。
これは、andropの楽曲が、一つ一つの音と寄り添い合いながら一つの楽曲として完成させていることの証です。
最初から最後まで、涙を誘うバラードソングに仕上がっているので、泣きたいときにぜひ聴いてみてくださいね。
Shout
Shoutは、TBSドラマ『家族狩り』の主題歌に起用されたandropの5thシングル。
ヴォーカルとギターだけで展開されていく序盤と、サビに入り盛り上がっていくパートと、光と闇をワンパッケージにしたように感じるほど大きく異なるテイストが入り交じっている楽曲です。
- 闇を感じさせる(静寂)
- 光を感じさせる喧噪
まさに、表裏一体にある世界観を、人間の持つ複雑に揺れ動き(心理描写・葛藤)として見事に描いています。
一見地味かもしれませんが、非常に面白みのある楽曲なので、音楽に寄り添うandropらしさを知る上でも、ぜひ、一度聴いてみてくださいね。
missing
missingは、映画『ルームメイト』主題歌に起用された、andropの4thシングル。
この曲も、Shout同様かなりシックな入り方をする楽曲なのですが、それ以上に特筆したいのは、サビのパートの切なさにあります。
サビに入る直前に激しいドラムの音で感情を盛り上げ、ヴォーカルを務める内澤崇仁さんのハイトーンボイスが、聴き手の涙腺をこじ開けるかのように、切なさをにじませながら心に響かせてくるのです。
グッとこみ上げる感情を、サビで一気に爆発させ泣かせてくれる、珠玉のバラードソングなので、ぜひ一度聴いてみてください。
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androp・最後に・・・
以上が、andropのオススメソングベスト3です。
これらの楽曲を聴いてもらっても分かるように、andropは、内澤崇仁さんを中心に音楽に寄り添う本格的なロックバンドです。
音楽を通じて、聴き手の喜怒哀楽の感情に寄り添い、そっと彩りを与えてくれるからこそ、andropは、多くのファンから愛され続けています。
今後も、andropは、私たち音楽ファンの心を響かせる音楽を手がけてくれると思いますので、この後の彼らの活躍に注目し続けたいですね。