【ブルエン】エモーショナルな演奏で光を灯すBLUE ENCOUNT 経歴やオススメ曲は?

【ブルエン】エモーショナルな演奏で光を灯すBLUE ENCOUNT 経歴やオススメ曲は?

エモーショナルなパフォーマンスで話題のBLUE ENCOUNT(通称:ブルエン)
2014年にメジャーデビューした熊本発の男性4人組ロックバンドです。

これまで多数のアニメやドラマ、映画の主題歌を担当してきたアーティストなので、彼等のことをご存知の方も多いのではないでしょうか。

今でこそ華やかな活動で注目を集める存在の彼等ですが、実はバンド結成からメジャーデビューまで10年もの時間を要した過去があります。
今回は、そんなBLUE ENCOUNTがヒットしたきっかけを探りつつ、プロフィールやメンバー、経歴、彼等ならではの魅力、おすすめ楽曲5選についてもご紹介します。

BLUE ENCOUNTのプロフィール

BLUE ENCOUNTは、圧倒的な歌唱力と情熱的な演奏技術を活かしたエモーショナルなライブパフォーマンスで定評のある熊本発のロックバンドです。

2014年のメジャーデビュー以降、アニメを中心に様々な作品とタイアップを果たし、数々のヒット曲を生み出してきました。

ちなみに、初タイアップ楽曲は大ヒットアニメ『銀魂°』のオープニングテーマ「DAY×DAY」
本曲を通し、アニメ界に一躍名を馳せる存在となりました。

バンド名の由来

バンド名「BLUE ENCOUNT」はあまり耳にしない言葉ですが、一体どんな由来があるのでしょうか。

MEMO

原点は、BLUE ENCOUNTの結成時にORANGE RANGEやGLAYのように“バンド名に色の名称が入ったバンドが売れる”とされていたジンクス。

メンバーたちが同様のバンド名を探していた際、映画好きのボーカル&ギター担当・田邊駿一さんがTSUTAYAで偶然見かけた香港映画『ブルー・エンカウント』のタイトルを気に入ってバンド名にしないかとメンバーに提案したそうです。
そして誰もストーリーを知らないにも関わらず、そのまま正式に決定したといいます。

後に、同作を借りようと思って探していた時にタイトルをしっかり見たところ、正式名は『ブルー・エンカウンター』だったことに気付いた田邊さん。
今では笑い話となっていますが、彼の勘違いから生まれたバンド名ということになります。

BLUE ENCOUNTには、“あり得ない出会い”や“奇想天外な遭遇”という意味があることも後付けで知ったそうです。

2013年6月に行われたインタビュー内では未だにその香港映画を観ていないことを明かしていましたが、2015年にスタッフから誕生日プレゼントとしてそのDVDをもらったとTwitterで報告。

結成当初から10年以上経って、やっとバンド名の由来となった作品のストーリーを観たと思われます。

BLUE ENCOUNTのメンバー

ボーカル&ギター:田邊駿一

生年月日:1987年6月25日
出身地:熊本県

BLUE ENCOUNTの楽曲の作詞・作曲を手掛けるメンバー。
ジャンルを問わず、幅広い楽曲を紡ぎ出しています。

高校1年生の時に森山直太朗さんに影響を受けて音楽に関心を持つようになり、アコギをスタート。

後に、なんとなく始めたバンド活動の中でELLEGARDENの「スターフィッシュ」を聴いて感動し、彼等を“目標”に本気でバンドマンとして食べていく決意をします。

中学時代から力を入れてきたという英語力が活かされた英語歌詞の歌唱は、ネイティブ並みの発音だと話題。

トレードマークの黒縁メガネがよく似合う知的で端正なビジュアル、中性的な歌声が女性ファンから大人気です。

MEMO

上京後に渋谷のタピオカドリンク屋でアルバイトをしていた時は、全店舗で売上1位を記録するほど真面目に取り組み、イタリア人投資家風の人物から店にヘッドハンティングされた経験もあるそうです。

ギター:江口雄也

生年月日:1987年11月7日
出身地:鹿児島県

BLUE ENCOUNTのリーダー
ギターをかき鳴らしながら見せる満面の笑みが印象的です。

メンバー内のオシャレ担当でもあり、愛用するファッションブランド・FRAPBOISの洋服やスマホケース、腕時計で全身のコーディネートを統一するほどのこだわりを持っています。
ライブでも個性豊かな衣装を見事に着こなすファッションセンスが評判です。

MEMO

学生時代はテニスに打ち込んでいたそうで、その実力は中学の県大会で3位になるほどのものだといいます。

音楽とは無縁の生活環境で育った彼ですが、高校1年生の時に読んだ漫画『BECK』をきっかけにギターを購入。

熊本の高等専門学校でボーカル&ギター担当の田邊さん、ドラム担当の高村さんに出会い、BLUE ENCOUNTの一員として活動を共にしていきます。

普段、バンドの楽曲は全て田邊さんによって作詞・作曲されていますが、2017年4月26日にリリースしたシングル『さよなら』の初回限定盤には江口さんが初めて作詞・作曲に挑戦した楽曲「The Chicken Song」が収録され、話題になりました。

ベース:辻村勇太

生年月日:1988年6月20日
出身地:神奈川県

ウッドベースの演奏技術まで備えた実力派ベーシストのメンバー。
以前は他のバンドのサポート要員として呼ばれていたこともあるほど、その腕前には定評があります。

中学時代にバスケットボールの経験があることから、運動神経の良さはメンバー随一。
その当時同級生だった元E-Girlsのメンバー・Amiや俳優の小柳友と現在まで親交があることを明かしています。

MEMO

ライブではツッコミや煽りを買って出るようなシーンが多く、頭の回転が早そうに見えますが、実は天然な性格をしていて漢字の読み書きが全くできないなんていうエピソードもあるそうです。

2011年1月に一度バンドからの脱退を申し出ましたが、メンバーからの引き留めがあったことやそれをきっかけに彼等の態度に変化が見られたことを理由に残留を決意しました。

ドラム:高村佳秀

生年月日:1987年6月27日
出身地:熊本県

ピアノ講師の母親を持ち、幼少期から音楽に触れてきたメンバー。
バンド活動を始める前はジャズドラムをやっていました。

かなりのアニメオタクで、自身のTwitterではアニメとゲームについてこれまで多数のツイートを投稿。
また、様々な番組内で声優の話をする等、そのアニメ好きな素顔を至るシーンでさらけ出しています。

MEMO

高村さんが日本で一番好きな声優は、釘宮理恵さんだそうです。

最近のツイートからは、『あつまれ どうぶつの森』やホラーゲームの配信にハマっている様子が伺えます。

BLUE ENCOUNTの経歴

2003年、ボーカル&ギター担当の田邊さんとギター担当の江口さん、ドラム担当の高村さんの3人が熊本の高等専門学校で出会います。
さらに1学年下のベーシストを加え、翌年の2004年にBLUE ENCOUNTを結成

2006年に『TEEN’S MUSIC FESTIVAL』という音楽コンテストに熊本県代表として出場を果たしたものの、全国大会出場の実現は叶いませんでした。

各メンバーの親を安心させるためにも2009年に上京しますが、その際に進路を理由としてベーシストが脱退。

MEMO

田邊さんも両親から猛反対を受けますが、とりあえずは東京で音楽の専門学校に通うことを決め、残り3人のメンバーで上京します。

その専門学校で出会ったベース担当・辻村さんをメンバーに迎え、今の4人体制が完成しました。
そこからデビューまでは苦悩の日々だったそうで、なかなかヒット曲を生み出せない上に辻村さんの脱退騒動等、様々な困難に直面します。

その後、2012年にリリースしたミニアルバム『HALO EFFECT』の表題曲である「HALO」がYouTubeで注目され始めるとBLUE ENCOUNTの情熱的なパフォーマンスが当時の若者を中心に人気を集め始め、ライブ動員数が急増。

2014年には「2年後に武道館でライブをする」と公言し、翌年には2000人規模のライブ会場で公演を行うようになります。

そして2016年、念願の武道館でのライブが実現。
チケットは即日完売という大盛況ぶりでした。

BLUE ENCOUNTの魅力

共感を誘うエモーショナルな歌声

ボーカル&ギター担当の田邊さんは、圧倒的な歌唱力で様々なジャンルを兼ね備えたBLUE ENCOUNTの楽曲を見事に歌いこなしています。

いずれも彼の手によって紡がれた歌詞ということもあり、最高の形で聴き手の胸に飛び込んできて共感を誘う印象です。

英語の発音が流暢なのも彼の強みの一つ。
日本語と英語の2つを上手く使いこなせるからこそ、本当に伝えたい思いを率直に表現できているのではないでしょうか。

心揺さぶる情熱的な楽器演奏

BLUE ENCOUNTが誇るギターとベース、ドラムの楽器演奏スキルの高さは、特にライブで見せつけられる部分です。
まずはベースが土台となって支え、その上にバランスよく重なったギター・ドラムサウンドが楽曲に厚みや深みを加えることで、情熱的な音楽が完成しています。

それがボーカルの歌声と相まって、より心揺さぶる音が生まれているのです。

BLUE ENCOUNTのおすすめ楽曲5選

①もっと光を

2015年1月28日、BLUE ENCOUNTがメジャーデビュー後に初めてリリースした1stシングル『もっと光を』
後に数々のヒット曲が生み出された今日でも、BLUE ENCOUNTを象徴する曲として外せません。

MEMO

ボーカル&ギター担当の田邊さん曰く、“完成時から自信があった曲”

歌詞を書くのにかかった時間は20~30分だったそうなので、それだけ彼の気持ちに共通する部分が大きかったのだと思います。

タイトルの『もっと光を』というフレーズを繰り返すキャッチ―なサビの歌詞だけを見るとありきたりな印象を受けがちです。
しかし、曲全体を通してみると冒頭の静かな雰囲気からサビに向かって生まれる曲調のギャップが非常にかっこいいと言われています。

ライブで披露される際には、ファンも一緒になって歌うのがお決まり。
生演奏だからこそ伝わってくるメンバーたちの熱い思いを受け止めながら聴いていると、自然と涙が溢れてしまうことでしょう。

②ポラリス

2019年11月20日にリリースされた、BLUE ENCOUNの11枚目シングル『ポラリス』

MEMO

大ヒットアニメ『僕のヒーローアカデミア』の第4期オープニングテーマに起用されたことで知名度の高いロックナンバーです。

田邊さんによると、“たとえ自分の命がすり減ろうとも大切な人の笑顔を守りたいと願うヒーローたちに向けた応援歌”になっているといいます。

アニメのストーリーに沿い、主人公・緑谷出久と仲間のヒーローたちが一人の少女を守るために強敵である“ヴィラン”に対峙していく様子を描いた歌詞が、アニメの世界観に合っていると作品のファンから大好評。

何度聴いても疾走感ある冒頭のメロディを聴くだけで、テンションが上がってしまう曲です。

YouTube上にアップされたMVの再生回数は公開から2週間で70万回超を記録し、2020年6月30日現在では795万回超にもなる人気ぶりを見せています。

こちらは、2020年5月22日にYouTubeにアップされた田邊さんによる一発撮りの弾き語り映像です。

③はじまり

2016年1月13日にリリースされたBLUE ENCOUNTの3枚目シングル『はじまり』

MEMO

2015年12月から開催された『第94回 全国高等学校サッカー選手権大会』の応援歌に起用された曲です。

田邊さんをはじめ、バンドメンバーたちの辛い経験を重ねて紡ぎ出した歌詞は、当時夢に向かって歩んでいた大勢の高校生たちを勇気づけました。
「ガンバレの言葉が辛い時もあった」等のフレーズには、学生時代の思いを馳せて共感する大人も続出。

一人の男子高生の背中を映し続けるストーリー性のあるMV映像と併せて聴くと、より感動する曲だと思います。
当時は卒業式で歌われる定番ソングとなっていたので、“別れ”の歌という一面もあるようです。

④freedom

2018年11月21日にリリースされたBLUE ENCOUNTの9枚目シングル『freedom』

MEMO

アニメ『BANANA FISH』の第2クールからオープニングテーマに起用された曲です。

これまでご紹介してきた3曲とは異なり、ほとんど英語歌詞で構成されているのが特徴。
田邊さんの美しい英語歌唱を堪能できます。

歌詞の意図を簡単に日本語でまとめると、“自分の心の声を無視し続けてきた主人公が、「君」に出会ったおかげで自分の気持ちに正直に、過去の自分を捨てて自由に生きるべきであることに気づいた”という内容です。

『BANANA FISH』のストーリーをダイレクトに描写していますが、実は田邊さんはそれほどタイアップということを意識せずにこの歌詞を完成させました。
1バンドマンとして聴き手の期待に応えたい、という苦しくも心地いい重圧を背負いつつ、新たな場所へ向かってみたいという好奇心を本曲に重ねたそうです。

MVでは彼以外のメンバーの楽器演奏シーンにも焦点が当てられ、躍動感ある仕上がりに。
改めて各メンバーの演奏スキルの高さを見せつけられます。

⑤VS

2017年11月29日にリリースされたBLUE ENCOUNTの8枚目シングル『VS』

MEMO

大ヒットアニメ『銀魂°』のポロリ篇でオープニングテーマに起用され、その世界観を完璧なまでに表現していると話題になりました。

BLUE ENCOUNTと『銀魂°』のタイアップは2枚目シングル『DAY×DAY』に続き、2度目となります。

ギャグ要素の強い同作にピッタリのノリの良いイントロから始まり、最後まで駆け抜けていくような疾走感溢れる曲調が聴いていて心地良いです。

間奏部分では、BLUE ENCOUNTの誇る楽器演奏スキルの高さを最大限まで見せつけられる印象。
特によく響くギター&ベース音が、楽曲にクールなイメージをプラスしているように感じます。

ラスト部分のみ転調された曲調は、聴き手を飽きさせないアクセント的な役割を果たしているようです。
アニメのオープニング映像とセットで聴いてもらうと、より本曲の魅力が伝わると思います。

最後に…

今回は、BLUE ENCOUNTのプロフィールやメンバー、経歴、彼等ならではの魅力、おすすめ楽曲5選についてご紹介しました。

彼等は2012年にYouTubeで「HALO」がヒットするまで長きにわたる下積み時代を歩んできたバンドだということが分かってもらえたかと思いますが、そのように沢山苦労した経験があるからこそ、様々な楽曲をベストな表現方法で聴き手に届けられるのでしょう。

おすすめ楽曲として挙げたものを見てもらえば分かるようにアニメタイアップが多いアーティストなので、今後もどんな作品に楽曲提供していくのか楽しみですね。

また、MV等でも彼等の魅力はたっぷり感じられますが、やはりBLUE ENCOUNTの良さを一番堪能できるのはライブ会場ならでは。
機会があれば、エモーショナルな歌声と情熱的な楽器演奏を是非、生演奏で体感してみてください!

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