『SUMMUR SONIC 2018』にも出演し、2021年には星野源とのコラボ曲を通じて、日本でも注目度を高めてきた、韓国の実力派R&Bシンガー・Zion.T (ザイオンティー)。
唯一無二の逸品ボーカル、聴く人を癒す歌詞、そして、多彩なアーティストたちとのコラボを通じて、アルバムリリースごとに韓国国内の主要ヒットチャートを席巻し、 “音源強者” と呼ばれています。
今回は、幅広い領域で活動を繰り広げ、韓国音楽界で存在感を放つ韓国屈指の “音源強者” ・Zion.Tのプロフィールや経歴、人気曲を徹底解説します。
目次
Zion.Tのプロフィール
- 本名:キム・ヘソル (김해솔l)
- 生年月日:1989年4月13日
- 出身地:ソウル特別市 銅雀区 黒石洞
- 身長・体重:176cm・54kg
- 血液型:O型
- 家族:両親・姉2人
- 愛猫:ナム
- 学歴:禾谷高等学校(卒業)
- 白石文化大学校(実用音楽学/中退)
- 所属事務所:THEBLACKLABEL/STANDARD FRIENDS (代表取締役)
- 所属クルー:VV:D/Holocoin
- MBTI:ENTP (討論者型)
2011年4月29日にシングル『Click Me』でデビューした、韓国のR&Bシンガー兼ラッパーでプロデューサーのZion.T (ザイオンティー) 。
特色のある声とユニークな感覚で、多様なジャンルを独自のスタイルで消化する優れた音楽的力量を持ち、多芸多才な活動を披露する実力派アーティストです。
活動名『Zion.T』の意味と読み方は?
「キム・ヘソル」という本名がとても素直で優しそうに見えることから、使うようになった芸名『Zion.T (ザイオンティー)』。
旧約聖書でエルサレムを指す別名である『Zion (シオン)』に、「ヘブライ十字架」を意味する『T』を組み合わせたものです。
お母さんが牧師であり、自身も幼い頃の夢は牧師だったというほどキリスト教の影響を大きく受けて育っただけに、芸名にもキリスト教が色濃く表現されています。
Zion.Tの経歴
“Zion.T” の完成
もともと、学生時代は画家やイラストレーターを志望していましたが、豊かではなかった家の事情を鑑みて、本人曰く「お金のかからない」音楽に関心が向くようになったZion.T。
17歳の時にヒップホップが好きになり、ラップメイキングを始めたものの、自らのラップがとても地味で面白くなかったため、『ラップにメロディーを付け始めるようになった』のが、 “Zion.T“ 独自の音楽スタイルの基盤となりました。
“フィーチャリング” を通じて、その名を知らせた
2011年4月、Dok2をフィーチャリングしたシングル『Click Me』でデビューした後、ラッパーデュオのDynamicduoが設立したレーベル・Amoeba Cultureと契約。
Simon Dominicのソロアルバム『Simon Dominic Presents ‘SNL LEAGUE BEGINS’』と、音楽プロデューサー・Primaryの名盤『Primary and the Messengers LP』ら、Amoeba Cultureの仲間であり、知名度の高い人気アーティストたちのアルバムにフィーチャリングして、その名を知らせることに成功しました。
立て続けに連続ヒット曲を飛ばし、大衆的人気歌手に
2014年9月にリリースしたシングル「Yanghwa BRDG」が、『第12回 韓国大衆音楽賞』の「最優秀R&B歌賞」を受賞。
2015年2月に発表したCrushとのコラボ曲「Just」は、 MBC M『SHOW CHAMPION』とMBC『ショー! 音楽中心』の地上波を含む2つの音楽番組で1位を獲得しました。
さらに、5月に各種音源チャートで1位を独占し、『Melon年間チャート』で3位を記録した「Eat」から、10月にリリースした「No Make Up」まで、2014年から2015年にかけて発表した曲は軒並み大ヒットを記録して、一躍大衆的な人気歌手となりました。
THEBLACKLABEL移籍〜 韓国屈指の “音源強者” へ
2016年4月、Amoeba Cultureとの専属契約満了に伴い、BIGBANGやBLACKPINKのプロデューサーとして知られるTEDDYが設立した、YGエンターテインメント傘下のレーベル・THEBLACKLABELに移籍。
翌年2017年2月に2ndフルアルバム『OO』をリリースすると、タイトル曲である「The Song」は公開と同時に主要チャートの1位を独占、Beenzinoと、G-DRAGON (BIGBANG) をフィーチャリングに迎えた収録曲もMelonチャートでそれぞれ2位と3位を占め、“音源強者” であることを証明しました。
さらに2018年10月にリリースしたEP『ZZZ』も、スルギ (Red Velvet) をフィーチャーリングしたタイトル曲「Hello Tutorial」が韓国国内すべての音源チャートで1位を占めたほか、収録曲も全曲がチャートインを記録し、依然として “音源強者” としての存在感を示しました。