BRAHMAN(ブラフマン)質実剛健! 信念を貫くバンドのプロフィールやおすすめ曲は…?

BRAHMAN(ブラフマン)質実剛健! 信念を貫くバンドのプロフィールやおすすめ曲は…?

BRAHMAN(ブラフマン)とは、起伏のあるパフォーマンスが特徴的なバンドで、90年代を代表するロックバンドの1つです。

今回、そんな彼らのバンド名の由来やメンバーのプロフィールについて触れていきます。

記事の最後にはおすすめ曲も紹介しているので、気になる方はぜひ御覧ください。

BRAHMAN(ブラフマン)


https://brahman-tc.com/

1995年に結成されたBRAHMANは、TOSHI-LOW、KOHKI、MAKOTO、RONZIの4人で構成されたロックバンドです。

1996年にミニアルバム『Grope Our Way』でCDデビューを果たし、1998年には1stアルバム『A MAN OF THE WORLD』をリリース。

翌年の1999年にはシングル『deep/arrival time』をリリースしてメジャーデビューを果たします。

90年代後半のパンクムーブメントを経験したバンドでもあり、その激しい音楽性とライブパフォーマンスの熱気にあてられる人が続出。

2015年には結成から20周年を迎え、現在も多くの人から支持されているバンドのひとつです。

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バンド名の由来

BRAHMANというバンド名はどういった由来があって命名されたのか。

調べるとヒンドゥー教での宇宙の根本原理に由来しているようです。

この根本原理をとも言うらしく、それが『BRAHMAN(ブラフマン)』という単語でした。

バンド設立時は東洋的なコンセプトのもと結成されたこともあり、候補名には上記のブラフマンと同一であるとされる『アートマン』も候補に挙がっていたそうです。

ブラフマンのメンバー


BRAHMANのメンバー

  • TOSHI-LOW(左から2番目)
  • KOHKI(左端)
  • MAKOTO(右から2番目)
  • RONZI(右端)

TOSHI-LOW(トシロウ)

1974年11月9日生まれ。茨城県水戸市出身のTOSHI-LOW(本名:宮田俊郎)は、BRAHMANのヴォーカルを担当しています。

その圧倒的なインパクトのある存在感は、BRAHMANでも随一かもしれません。

全身全霊で感情をむき出しにした激しいパフォーマンスを披露しながら、高い歌唱力で観客をBRAHMANというバンドに引き込む存在。そのポテンシャルの高さがうかがえます。

また、音楽以外ではキックボクシングをしており、ボクサーとして試合にも出場するほどの本格派。

その鍛え抜かれた肉体はもはやアスリートのようで、磨きあげられた筋肉隆々の肉体は、男性ファンにとっては憧れの象徴でしょう。

KOHKI(コーキ)

1975年7月13日生まれ。和歌山県出身のKOHKI(本名:堀幸起)は、BRAHMANのギターを担当しています。

メンバー曰く冷静沈着な性格で、その性格はギターにも大きく影響しているようです。丁寧で安定感のある演奏は、細かな奏法も難なくこなしてしまいます。

スローナンバーもパワーナンバーも操ることができるうえ、ライブではミスも少ないので、バンドにとって非常にありがたい存在です。

また、既存のテクニック以外にもオリジナリティ溢れる演奏でアドリブを加えるという想像力豊かな感性も持ち合わせています。

バンドを支えるだけでなく、バンドに彩りを与える存在として魅力的な人物です。

MAKOTO(マコト)

1974年4月10日生まれ。長野県松本市出身のMAKOTO(本名:小沢誠)は、BRAHMANのベースを担当しています。

パワフルな演奏を得意としており、BRAHMANの楽曲にはまさにぴったりのベーシストです。

マイクを手にして舞台を駆け回るかのごとく、激しい動きを見せる人物としても知られており、常にアグレッシブで暴れまわるような様子は、バンドにおいて活力剤となる存在です。

そんな活発さを持ちながらも肝心のベースラインは繊細で、そのギャップに驚く人もいるでしょう。

また、バンドではコーラスを担当することもあり、まさに咆哮と呼べるシャウトは圧巻の一言です。

ハードコアを演出するうえで、野性らしさをむき出しにする姿は、バンドにとって必要不可欠な存在となっています。

RONZI(ロンジ)

1974年7月4日生まれ。長野県松本市出身のRONZI(本名:小林諭史)は、BRAHMANのドラムを担当しています。

爆発をしたかのような激しい動きは、メンバーに鬼神と評されるほどです。

エネルギッシュさ溢れる力強い演奏は、BRAHMANを体現しているのかのようで、ライブでの迫力を何倍にも膨れさせてくれます。

しかし、パワータイプかと思いきや的確でテンポのいいリズムを披露することもできる万能タイプ。激しい曲だけでなく、スローテンポにも合わせることができるテクニック。

また、ドラマーとしては珍しいコーラスを担当することもあり、器用な要素も持ち合わせます。

90年代を代表するパンクバンド

1995年に東京で結成されたBRAHMANは、ハードコアと民族音楽をベースにしたサウンドを特徴としています。

音楽の方向性としては東洋的なコンセプトとしており、バンド名もそれにならって命名されました。

結成から1年後の1996年には、ミニアルバム『Grope Our Way』にてCDデビューを飾り、1998年に発表した1stアルバム『A MAN OF THE WORLD』はトータルで60万枚以上のセールスを誇っており、BRAHMAN人気の火種ともなりました。

そんな彼らが真価を発揮するのはライブでのパフォーマンスです。

起伏あるパフォーマンススタイルは、当時の時代は盛り上がりを見せていたスタイルのひとつであり、1990年代の後半の社会現象と言っても過言ではないパンクムーブメントにおいて絶大な人気を集めました。

激しく力強い演奏から厳しさを突き抜けるような歌詞からは、畏怖を感じさせるほどの迫力があります。

起伏のあるパフォーマンスから一変

彼らの激しいパフォーマンスには一見すると、攻撃性のあるパフォーマンスかと思われがちです。

しかし、近年ではその音楽性に変化が見られるようになりました。

これにはBRAHMANのメンバーTOSHI-LOWも理解しているようです。

彼はその変化のきっっかけは『東日本大震災』にあると語っていました。

ボランティア活動を通して、自分たちの音楽性は現状に甘えているだけだと認識したメンバーは、自分たちの殻を破ろうと決意します。

デビューをしたことで生活面に苦労することはなくなり、気がつくとただ流行に流されるだけの音楽を演奏していたと言います。

ファンに何を伝えるべきか。それをボランティア活動で実感したメンバーは、これまでのバンドスタイルにはないものを取り入れるようになります。

彼らのライブスタイルではこれまでMCを行ってはきませんでした。しかし、近年ではそのMCを行うようになり、ファンの声を聞くことを大事にしようとする姿が見受けられます。

演奏そのものは彼ららしい激しさ溢れるスタイルを貫いていますが、その小さな変化は確実にバンドの糧として、今後も生かされていくでしょう。

BRAHMANのおすすめ曲

ANSWER FOR…


1998年にリリースされたアルバム『A MAN OF THE WORLD』に収録されている曲です。アルバム『ETERNAL RECURRENCE』にも収録されています。

動と静が上手く演奏されており、サビに入った瞬間の演奏は鳥肌モノです。

リリース当時はこの曲をコピーするバンドが多数いたそうです。

SEE OFF


野球、特に甲子園を観に行く人は、この曲に聞き覚えがあると思います。

アルバム『A MAN OF THE WORLD』に収録されているこの曲は、夏の甲子園の応援曲として使用されることが多く、高校球児だった人からすると思い入れのある曲かもしれません。

ちなみにライブでこの曲が流れると、、ダイバーが多数発生するようです。

インディーズ時代の曲を再レコーディングしたアルバム『ETERNAL RECURRENCE』にも収録されています。

鼎の問


2013年にリリースされたアルバム『超克(ちょうこく)』に収録されている曲です。

『かなえのとい』と読むこの曲は、古代中国に存在した土器、あるいは青銅器で作られた器物の一種『鼎』のことを指しています。

ことわざの中に「鼎の軽重を問う(かなえのけいちょうをとう)」という言葉があり、それがタイトルの元になっていると考えられます。

このことわざの意味は「権力者・権威者の実力や能力を疑うこと」「代わりに権力や地位を奪おうとすることのたとえ」とあります。

BRAHMANは政治要素にも発言することが多く、この曲もそういった意図があるのかもしれません。

BEYOND THE MOUNTAIN


ミニアルバム『Grope Our Way』(廃盤)およびアルバム『ETERNAL RECURRENCE』に収録されているこの楽曲は、ライブでの定番曲となっています。

初期のBRAHMANらしさが溢れるツービートはライブで盛り上がること間違いなし。『SEE OFF』とともにライブでは定番の曲となっており、スピード感満載の演奏には、盛り上がりすぎてつい暴れだすファンもいるようです。

最新情報

最後に

以上、BRAHMANの紹介でした。

1990年代というパンクムーブメントを経験してきた彼らは、演奏スタイルこそ変わらないものの、ファンに一歩近づくという小さな変化を見せました。

流行に流されていたと語っていた彼らが、今後どのようにして自分たちの音楽性を変化させていくのか、ファンであれば楽しみですね。今後の彼らに期待しましょう。

それでは、ここまでご覧いただきありがとうございます。

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