「SASUKE」のプロフィールや意外な過去とは!?突如現れた15歳の新星

「SASUKE」のプロフィールや意外な過去とは!?突如現れた15歳の新星


この記事では突如現れた15歳の新星「SASUKE」の意外なプロフィールや2019年平成終わり間際にリリースした『平成終わるってよ』という楽曲について解説をしていきます

5月に令和元年を迎えて2019年も師走、テレビも特番続きで感じ入るものがある。

何にでも「平成最後の」をつけて騒いでた中、こんな曲が世に出ていたことをご存知だろうか?

仰々しく平成が終わることに意味を見出そうとしていた大人を尻目に出されたのがこの曲。

「終わるってよ」というどこか他人事なのもポイントの一つだ。

恐ろしいのがこの曲を作ったSASUKEは発表当時15歳で、トラックから作詞まで全てをこなしている。

バンドをしていた父親と音楽好きな母親の影響で、二歳くらいから音楽に興味を持ち、6歳からパソコンで楽曲制作を始めたとのこと。

これまでに作った楽曲は1000を超えている。

彼の出身は愛媛。都内で路上ライブをした際に動画が拡散し、2日で2000人もフォロワーが増えるなど一気に注目を浴びることに。

そんな彼の才能は音楽にとどまらない。

ダンサーとしての才能もずば抜けている。Twitterにアップされているダンス動画を観れば一目瞭然だ。

ダンスを始めたのは5歳の時で、当時たまたまダンスのレッスンでニューヨークに行き、そこでノリの違いに驚いた。

ニューヨークのアポロシアターを訪れた際、スタッフに話しかけられ「出ろ」と言われ出場したところ、なんと「アマチュアナイト」で優勝。

ちなみにこちらの「アマチュアナイト」はジャクソン5などを発掘したオーディションでもある。

楽曲制作に勤しみ中学校では部活には所属せず、下校すると楽曲制作の励んでいる。

本人曰く1日に1曲ほど制作していて、スタジオに行かなくても楽曲制作ができる環境が整っている。

彼は平成最後のお祭りの中で冷静にそして客観的に時代、そしてJ-POPを見つめている。曲の入りから

「ああ そういえば ネットで見たんだけれどさ 30年続いた平成が終わるようなタイムラインで」

平成とはどんな時代だったのだろうか?

平に成る時代、平和、ゆとりなんて言葉が一番イメージされるだろう。

これだけならすごくいい時代に聞こえるが、実際の平成は緩やかさな地獄ではなかっただろうか。

平になった(させた)時代は、ナンバーワンではなくオンリーワンを過剰に求めた結果、内面に他者との比較を作り出している。

「平和平和繰り返し結果炎上する日本 FPS PS SWITCH Wiiゲームする一方 どこもかしこも問題、災害、だ何で? 技術の進歩とともに背負うものはでかい」

と、平成という時代の負の側面をポップなメロディで歌う。

なんとなく元号の区切りに世間が大団円な空気を作る中で、15歳の彼はいたってニュートラルだ。

実際にあるインタビューの中で「上の世代について思うことはあるか」という質問に「尊敬できる人もいるけれど経験などの蓄積から新しいものをあまり好まない人が多い印象」と答え同世代に対しては「アイデアを持っていても内気な人が多くその音を自分で責めていながら、自分に甘い部分がある」と発言。

平成の終わりに立ち会っての大団円は、ノスタルジーと停滞が生んだものなのかもしれない。

そういった区切りや停滞を彼の音楽はいとも簡単に飛び越える。

もしかしたら彼の若さにフォーカスして新世代のように語ることすらナンセンスなのかもしれない。

それでも、その感覚にフレッシュさや斬新さを感じ得ない。

しかし、この曲に決してネガティブさや淡々とした印象は受けない。

むしろ励ましているようにさえ感じる。だから彼はサビでこう歌う。

「2019 これから頑張ろうみんな そのタイミングで「平成終わるってよ」uh baby 平成最後の何ちゃらとか言ってる間に 時間は経ってる 平成平成じゃなくて ネクストブレイクは誰だか」「待って時代遅れになっちゃいそうだ 意味ない問いかけ 「平成終わるってよ」uh baby 知らない方がマシ 終わるだけよ 次の時代に向けてdancing dancing on」

元号が変わってもみんな頑張っていこう、といったシンプルだけれど強度のある言葉を投げているのだ。

この曲は一貫してお祭り騒ぎを冷静に見ながら自分が次のムーブを起こしていくという彼の気概を感じられ、、またこれからも進んでいく時代や技術を楽しんでいこうという問いかけがある。

もう2019年も終わりを迎え、きっと個人の話でも社会でもどちらでも、いろんな変化があったはずだ。

時代遅れになっちゃう前に、SASUKEの『平成終わるってよ』ぜひ聴いてみてほしい。

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