九州の玄関口と言われる福岡県。
新元号になってからは「令和」の名前の由来になった土地としてもさらに注目を集めています。
何かと話題に事欠かない福岡県ですが、アーティスト輩出数もとても多い土地柄。
そんな福岡県出身のアーティストを厳選してご紹介します!
目次
福岡県出身の有名アーティスト
浜崎あゆみ
「あゆ」の愛称で親しまれてる浜崎あゆみさんは福岡県福岡市早良区のご出身。
1998年に「poker face」でソロ歌手としてデビュー。
その後も日本レコード大賞3年連続受賞、シングル・アルバム総売上ソロアーティスト歴代1位といった記録を打ち立てている日本の音楽シーンを代表するアーティストです。
デビューアルバムのブレイクをきっかけに、2000年代にはファッションリーダーとしても女子高生を中心とした若者に絶大な支持を集め、ネイル・サングラス・豹柄などのブームにも貢献。
ベストジーニストやネイルクイーンとしての受賞歴もあり、活動の幅は音楽シーンだけにとどまりません。
デビュー後のオリジナル楽曲はすべて浜崎さん自身が作詞し、共感を呼ぶ歌詞が多くの女性ファンを惹きつけています。
楽曲だけでなく、衣装、CDジャケット、ライブの演出に至る全てを監修し、自身の世界観を作り上げる徹底ぶり。
2000年の自身初コンサートツアー中に発症した「内耳性突発難聴」により、2007年に左耳が全く聞こえない状態になってしまいました。
耳に障害を抱えながらも、常に日本の音楽シーンを代表する歌姫として今なお最前線で活動し続けています。
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YUI
「福岡出身の有名アーティスト = YUI」という程に福岡を代表するアーティスト・YUIさん。
「Good-bye days」「CHE.R.RY」「GLORIA」など、彼女の楽曲を耳にしない日はないというぐらいドラマやCMでずっと流れていた時期も。
等身大の表現が散りばめられた多くの楽曲は、一緒に成長してきた同世代の心をずっと掴んできました。
通っていた音楽塾の勧めで、オーディションに応募。
約2万人の応募の中から最終選考を経て、1stシングル「feel my soul」でメジャーデビューを果たしました。
翌年、自身が主演を務める映画『タイヨウのうた』で女優としてもデビュー。同映画の主題歌「Good-bye days」も大ヒットとなりました。
2012年に発表した「fight」はNHK全国学校音楽コンクール・中学校の部の課題曲としても起用され、学生時代に歌ったことがある人も多いかもしれません。
2013年から自身が尊敬するミュージシャンに声をかけて結成したロックバンド「FLOWER FLOWER」のボーカリストとして活動を再開。
2019年には北海道の路上で弾き語りをする姿を見せるなど、四児の母でありながら活動を続けています。
椎名林檎 (東京事変)
日本を代表するロックバンド「東京事変」のボーカル&ソロアーティストである椎名林檎さんは、小学校6年生からデビュー前までの約7年間を福岡市早良区で過ごしました。
出生地は埼玉県浦和市 (現・さいたま市浦和区) ですが、お父様の仕事の関係で小学6年生のときに福岡県へ移り住むことに。
デビューまでには音楽ディレクターとの対立があったため、アレンジャーとして紹介されたベーシスト・亀田誠治さんとの2人で楽曲制作を進め、1998年にシングル「幸福論」でデビューを果たします。
2004年にバンド「東京事変」を結成し2012年までソロ活動と並行してバンド活動が継続されました。
クラシック、ジャズ、ポップスなど様々な音楽が好きだったお父様と、歌謡曲が好きだったお母様という恵まれた音楽環境に育った林檎さん。
幼い頃から様々な音楽・アートに触れて育ったことが唯一無二の存在へと押し上げていきました。
映画・ドラマ・舞台への楽曲提供やアーティストのプロデュースなどその活動は多岐に渡り、2020年の東京オリンピック式典のプランニングチームにも就任するなど、今後もその活動が期待されている福岡出身のアーティストです。
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井上陽水
日本の音楽シーンにおいて外すことのできないソングライター・井上陽水さんも福岡県出身のアーティスト。
数多くの音楽作品を残し、その多くは発表されて時間がたった今も様々なシーンで耳にすることが多いですよね。
幼い頃はラジオから流れてくるエルビス・プレスリーやビートルズといった洋楽に傾倒していました。
「歌が上手い」と褒められることが多く、当時からすでに才能がちらほらと現れていたようです。
家業の歯医者業を継ぐための受験勉強中の最中、地元のラジオ番組に持ち込んだオリジナル曲が放送されたことをきっかけに、レコーディングのため上京。
その後、ポリドール・レコードから「井上陽水 (ようすい)」の名でシングル「夢の中へ」を発表し、初ヒット作として成功を収めます。
自身の楽曲制作もさることながら、バックバンドを務めた安全地帯が「ワインレッドの心」をヒットさせ、中森明菜さんに提供した「飾りじゃないのよ涙は」などの楽曲が次々にヒット。
ロングセラーを記録した「少年時代」、PUFFYへ歌詞提供した「アジアの純真」など、多くの名曲を残しています。
どの曲も特徴的なメロディー・歌詞がすぐに浮かんでしまう印象的な曲が多いですね。
松田聖子
80年代を席巻した福岡出身のアイドルの代表といえば松田聖子さん。
福岡県久留米市の出身で、中学生時代はテニス部に所属されていました。
同県出身郷ひろみさんに憧れ、高校2年生の時に応募した『ミス・セブンティーンコンテスト』九州大会で優勝。
スカウトの目に留まり「裸足の季節」で歌手デビュー、「青い珊瑚礁」で大ブレイクします。
「赤いスイートピー」「Sweet Memories」など、今なお人気の高いヒット曲を世に残していきます。
それまでのアイドルの「可愛らしさ」と、その伸びやかで透明感のある歌声と歌唱力で新時代のアイドルの象徴として芸能界へ登場しました。
聖子さんの可愛らしい仕草や容姿は注目を集め、有名な「聖子ちゃんカット」が全国の女性ファンの間で流行。
私生活では郷ひろみさんとの交際が終了した後、俳優の神田正輝さんと結婚・長女 神田沙也加さんを出産します。
出産後も変わらずアイドル歌手としてヒットを続け、「ママドル」の呼び名が生まれるきっかけにもなりました。
近年では娘の神田沙也加さんとのテレビ番組での共演もよく見られますね。
デビューから35年以上が過ぎた今もアイドルとしての活動に「永遠のアイドル」と敬意を表されるアーティストです。
郷ひろみ
福岡県出身のスーパースターといえば郷ひろみさん。
「ジャパーン」や「アーチーチー」などの名台詞で有名ですが、歌唱力・ダンスパフォーマンスとどれをとっても郷さんの右に出る福岡出身のスター性の持ち主はいないのでは?
福岡県出身のご両親の元に産まれた郷さんは4歳まで福岡県で過ごし、父親の転勤で東京へ。
子供の頃から類稀な容姿に恵まれており、銀座で開催された映画のオーディションでジャニー喜多川さんにスカウトされ、ジャニーズ事務所に所属することに。
アイドルグループ創成期を支えたグループ「フォーリーブス」のバックダンサーとして活動開始を開始し、そのルックスが若年層の女性の人気となりファンを集めていきました。
芸能界入りした当初は俳優としても活躍。西城秀樹。野口五郎と共に新御三家と呼ばれるトップアイドルの仲間入りを果たします。
「2億4千万の瞳」「お嫁サンバ」「哀愁のカサブランカ」「GOLDFINGER ‘99」などの名曲を世に輩出し、日本のスターへと上り詰めます。
一時期は同じ福岡県出身のアイドル歌手・松田聖子さんとも交際していました。
郷さんは活動絶頂期でも一時活動を休止してアメリカへ渡りボイストレーニングやダンスレッスンなどを受けているそうで、常に自己研鑽を怠らず努力しているところにもスター性が滲み出ていますね。
氷川きよし
演歌界のプリンセスこと氷川きよしさんも福岡県の出身。
それまでの演歌歌手のイメージを変えるルックスとジャンルを超えての活躍で日本の芸能界に新風を巻き起こしました。
生まれ育ちも福岡県で福岡第一商業高等学校の出身です。
中学校の頃は今のイメージとは違いヴィジュアル系バンドが大好きだった氷川さん。当時歌っていたのは演歌とは程遠いポップスだったそうです。
高校の芸能部での演歌との出会いから、高校3年生のときに出場したコンテストでスカウトされ、高校卒業後すぐに上京。
「箱根八里の半次郎」でデビューすると、「やだねったらやだね」のフレーズが流行語になるなど一気に人気に火が付き、「きよしのズンドコ節」ではそのルックスと曲風・振り付けのギャップが話題になり老若男女問わず大ヒットとなりました。
ドラゴンボール好きでも知られる氷川さん。「ドラゴンボール 超」では主題歌「限界突破xサバイバー」を氷川さんが歌っています。
声優・野沢さんのギネス認定式にも駆けつけるほど深い交友なんだとか。
演歌のみに留まらず、英国の伝説的ロックバンドQueenの「ボヘミアン・ラプソディ」を日本語で歌うなど、デビュー20周年を迎えた2020年はジャンルや肩書きを超えた活躍から目が離せません。
草野マサムネ (スピッツ)
国民的ロックバンド・スピッツのボーカルを務める草野マサムネ (本名:草野正宗) さんは福岡市早良区の出身。
草野さんが結成したバンド・スピッツは結成から30年以上経った今も人気の衰えることを知らない長寿バンドとなりました。
最近ではNHK連続テレビドラマ小説『なつぞら』の主題歌に「優しいあの子」が使われたのも記憶に新しいですね。
スピッツの作詞・作曲はほぼすべて草野さんが担当。
「チェリー」「ロビンソン」「空も飛べるはず」に代表されるように、草野さんの世界観が凝縮された耳に心地よい甘く切ないメロディと歌詞は、どの世代も一度聞いたら忘れられることができません。
大学生時代にスピッツの前身となるバンドを結成しますが、THE BLUE HEARTSに自分が求める音楽を先にやられたとショックを受け一度活動を休止してしまいます。
ちなみに当時のバンドのスタイルはパンク・ロック。
今のスピッツの音楽からは想像できません。
その後バンド活動を再開し、当時ではまだ珍しかったアコースティックギターをロックバンドで用いるスタイルで当時の音楽シーンに新鮮な印象を与え、試行錯誤を重ねながらスピッツ独自のサウンドを世に発信し続けてきました。
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MISIA
日本におけるR&Bの火付け役として活躍し、「バラードの女王」として日本の音楽シーンを魅了し続けるMISIAさんも高校時代を福岡県で過ごしました。
進学のため福岡へ移り住む前は、医師であった両親・兄弟と一緒に長崎県の対馬で幼少期を過ごします。
「ASIAの方々にも音楽を届けたい」という思いからアーティスト名を「MISIA」に決めたそうです。
J-POPの枠にとらわれずソウル・R&Bも取り入れ、DJ・ダンサーなども交えた画期的なライブスタイルは日本のメジャー音楽シーンに新風を巻き起こし、その実力とその謎めいた存在から多くのファンを集めることに。
代表曲「EVERYTHING」「逢いたくていま」など、そのパワフルな歌声から紡がれる温かな楽曲は、世代・性別・バックグラウンドを超え、長きに渡り聴く人の心にそっと寄り添ってきました。
社会貢献活動・慈善活動にも積極的に取り組んでいて、アフリカの13の国を訪問。
特に子ども達の教育支援に尽力し、仲間と共に一般財団法人mudef (ミューデフ) を設立して10年以上継続して支援を行っています。
アジアを代表する女性アーティストとして日本だけにとどまらず、アジア・世界の音楽シーンで活躍されています。
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家入レオ
チェッカーズ・藤井フミヤさんや松田聖子さんと同じ福岡県久留米市出身の家入レオさん。
先程ご紹介したYUIさんは音楽塾「ヴォイス」の先輩にあたります。
そのクールな容姿と「若者の代弁者」というイメージと共に、シングル「サブリナ」で鮮烈なデビューを飾ります。
自身の経験に基づいたリアルな歌詞が、同世代の若者達の心を掴んできました。
ドラマ『緊急取調室』や『絶対零度』に起用された「未完成」「Prime Number」など、その楽曲がドラマ・アニメ・CMなど様々な場面で使用されている、デビューから目が離せない若手実力派です。
読書家としても知られていて、自身のブログでも日々の出来事を綴っています。日経新聞でもエッセイを連載していました。
核心を捉えた歌詞で聴く人の心を捉える家入さん。
物事の本質を捉えた楽曲と共に、新世代のアーティストとして現代日本の音楽シーンで活躍する家入さんにますます期待が高まります。
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最後に
いかがでしたか?
ご紹介したアーティスト意外にも紹介しきれていないアーティストが沢山います。
古くから多種多様な文化が入り混じってきた福岡。
そんな土地で育ったアーティストの方達もやはり異彩を放っていますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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