心に響く歌声と美しいハーモニーで聴く人を魅了し、音楽の楽しさを伝えてくれるバンド、Play.Goose(プレイ・グース)。
音楽スタイルはポップスで、まるでアカペラグループのような掛け合いを見せてくれます。
各メンバーが様々な楽器を演奏できることも特徴で、息のあった歌と演奏が生み出す一体感は楽曲に大きなエネルギーと彩りをもたらします。
バンドのYouTubeチャンネルで公開されているライブ演奏動画も好評で、2018年11月のチャンネル開設後の登録者数は既に33万人、総再生数は3,200万回を突破しました。(※2022年1月現在)
Play.Gooseのコンセプトは「世界一音楽を楽しむ場所」であることです。
その言葉通りに、多彩なカバー曲や、オリジナル曲を披露しています。
そんなバンドのスタイルは、音楽界の大御所である、さだまさしからも評価されました。
2021年4月18日にテレビ朝日で放送された「関ジャム 完全燃SHOW」では、実力派のミュージシャンたちが正統に音楽を楽しむ姿が素晴らしいと、Play.Gooseを称賛しています。
その後、バンドは「さだまさし カウントダウン in 国技館」のオープニングアクトに抜擢され、初めての大舞台でのライブを成功させました。
今回は、確かな実力と無限の将来性を持つPlay.Gooseの経歴やメンバーのプロフィール、おすすめ曲を紹介していきます。
目次
Play.Gooseとは?
2018年11月に工藤秀平、マナミ、沙夜香、ワタナベシュウヘイの4人をコアメンバーとして活動を開始しました。
4人はもともと、人気シンガーソングライターユニット・Goose houseのメンバーとして、シェアハウスで共同生活をしながら、音楽制作を共に行い、YouTubeなどのインターネットプラットフォームを通じて音楽を発信してきました。
バンドの前身であるGoose houseは、700曲以上のオリジナル曲とカバー曲を発信し、YouTubeチャンネル登録者数250万人以上、総再生回数14億回以上を達成するという驚異的な成功をおさめています。
その一方で、オリジナル曲の「光るなら」が人気アニメ「四月は君の嘘」のオープニングテーマに起用されるなど、各方面から高い評価を得ていました。
Play.Goose発足にあわせて、メンバーはシェアハウスを出て、ソロアーティストに戻っています。
現在は、それぞれのソロ活動に重きを置きつつ、4人のコアメンバーを中心に、時にゲストや、Goose houseの旧メンバーをフィーチャーしながら、Play.Gooseとしての活動を行っています。
2018年12月に初のオリジナル曲「Play This Song」を発表、ツアーを行うなど、本格的な活動を開始しました。
それでは、Play.Gooseのメンバーについて紹介をしていきます!
Play.Goose・メンバー
- 工藤秀平
- マナミ
- 沙夜香
- ワタナベシュウヘイ
工藤秀平
- 誕生日:4月4日
- 出身地:神奈川県横浜市
- パート:ボーカル、ギター、キーボード
優しい笑顔と、美しいハイトーンボイスが魅力な、Play.Gooseの頼りになるリーダーです。
Instagramでは、時おり、愛犬のくるみちゃんと、あんちゃんの散歩写真をアップしています。
Play.Goose以外では、木村マサヒデとの2人組音楽ユニットK.K.のメンバーとしても活動しています。
実は、2人は中学生時代に野球部でバッテリーを組んでいたそうです。
2011年にK.K.としての活動拠点を台湾に移し、現地で生活をしながら、ライブと音楽制作を行いました。
現地での評価はとても高く、「春浪音樂節」という、10万人規模に及ぶ台湾最大の音楽フェスティバルに参加するという快挙を成し遂げました。
同じ年の冬に行われた単独ライブもソールドアウトさせています。
日本に活動の拠点を戻した後も、2人はGoose houseのメンバーとして一緒に活動をしていました。
現在も、木村マサヒデがPlay.Gooseにゲストメンバーとして参加することがあります。
マナミ
- 誕生日:11月13日
- 出身地:千葉県
- パート:ボーカル、ギター、ドラム、キーボード
高い歌唱力を持つだけでなく、ギターから打楽器まで演奏できる多才なシンガーソングライターです。
小柄で愛らしいルックスと、エネルギッシュなパフォーマンスでファンを魅了しています。
ソングライティングを始めたきっかけは、14歳の頃にクラシックギターを父親からもらったことだそうです。
2001年からの10年間を、女性アコースティックデュオのアニーポンプのメンバーとして活動し、解散後の2011年にGoose houseに参加しています。
現在は、Play.Goose以外でも、ソロシンガーとして活躍中です。
猫が好きで、Instagramでは、愛猫のあおちゃんの写真をアップしています。
沙夜香
- 誕生日:5月12日
- 出身地:群馬県
- パート:ボーカル、ピアノ
叙情的な歌声とピアノの音色でPlay.Gooseの楽曲に情感を与えてくれています。
落ち着きのある雰囲気から想像するのは難しいかもしれませんが、実は、ミュージシャンになる前は競技スキー選手として活躍していたそうです。
「こちらがPlay.Goose唯一のピアノ弾き沙夜香です。ライブではほぼ全曲でピアノを奏で、その演奏によって我々のステージは色鮮やかに彩られています。彼女は元スキー国体選手で、そこからOLになり、今歌っているんです。そんな多才な彼女の誕生日が今日なんです。おめでとう!!」 #PlayGoose #sayacan pic.twitter.com/VkH2k3erBE
— 工藤秀平 Shuhei Kudo (@kkshuhei) May 11, 2020
自身のYouTubeチャンネルでは、ディズニーランドで撮影した「カタカナ言ったら罰金」という企画動画を公開しています。
こうしたお茶目な一面もファンに支持される理由の一つでしょう。
ワタナベシュウヘイ
- 誕生日:11月1日
- 出身地:大分県
- パート:ボーカル、ギター、ベース
力強い澄んだ歌声と、人懐っこいキャラクターが魅力で、ファンからは「わっしゅう」の愛称で親しまれています。
ボーカリストとしてだけでなく、ギタリストとしても卓越した技術の持ち主です。
2020年2月にはソロアーティストとして、「インドの青鬼」というクラフトビールとのコラボソング「苦い苦い苦い」を配信限定でリリース。
でんぱ組.incの藤咲彩音がMusic Videoに出演したことでも話題を呼びました。
自分でチャーシューの仕込みができるなど、料理も得意なようです。
豚バラ
豚肩
鶏胸肉
はチャーシューにしてきたんだけど
・つけだれ染み込み具合
・ほぐれ具合
・食感
・調理時間短い
という点において豚トロチャーシュー最高かもしれない。豚トロ、塩胡椒で焼いてワサビでいくのも最高だし、チャーシューにしても最高だしつまりそれは最高。 pic.twitter.com/aBnnLFnSqG
— ワタナベシュウヘイ(わっしゅう) (@wasshuu_1101) December 3, 2021
2児の父として家族を大切にする姿勢がファンに愛されています。
Play.Goose・デビュー後の経歴
デビュー後、Play.Gooseは、奇跡のような出会いをいくつも経験しながら、バンドとして着実に成長をしていきました。
2019年1月にはバンドの公式YouTubeチャンネルでの生配信ライブで、スタジオジブリの人気アニメ映画「耳をすませば」のエンディングテーマ「カントリー・ロード」を、同作の主人公・月島雫を演じた声優の本名陽子とライブ演奏したことが大きな話題になっています。
カバー曲「カントリー・ロード」は、Goose houseの頃からの人気曲でもあり、ファンにとってはうれしいサプライズになりました。
2019年3月には、Play.Gooseとして初めてのZeppツアー「Goose tours →83.」を開催しました。
3月29日にZepp DiverCityで行われたライブに、人気YouTuberのカジサックがKajisac houseのメンバーと一緒にサプライズ出演し、Play.Gooseと共にカバー曲「小さな恋のうた」を披露したことが大きな話題になっています。
もともとGoose house時代からのファンだったカジサックが、渋谷で偶然、Play.Gooseのリーダーの工藤と出会ったことがきっかけで生まれた奇跡のコラボレーションです。
工藤の粋なはからいで、Kajisac houseの目標であったZeppでのライブが実現しました。
Play.Gooseさん!!
Zeppに立たせて頂き、本当にありがとうございました!!
素敵すぎるステージでした。。
大好きです!!!(ジャージじゃなくてすみません) pic.twitter.com/uiiPGiCE4R
— カジサック (@kajisac_onashas) March 30, 2019
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まるで音楽の神様が微笑んでくれたような幸せな出来事はこれだけではありません。
同日のライブでは、「プロポーズ」のライブ初披露後に、メンバーのワタナベシュウヘイによる公開プロポーズが行われました。
すでに奥様と息子さんとは家族として一緒に暮らしていましたが、ファンの前で勇気を出して結婚を公表し、奥様への気持ちをまっすぐに伝えたことで、人生の新たなる一歩を踏み出しています。
実は、この素敵なサプライズは、Play.Gooseとブライダルジュエリー専門ブランド「I-PRIMO(アイプリモ)」のコラボレーションプロジェクトによるものです。
「プロポーズ」はもともと、2016年に同社のブライダルリングのCMオリジナル曲として公開されたものでした。
CMソングはとても好評で、復活を望む多くの声が同社に寄せられていました。
ワタナベにとっても初めてCMで聴いた日からずっと思い入れが強い曲だったそうです。
そして、まるで運命に導かれるように、ワタナベと、原曲の作詞作曲を手がけた市川喜康が偶然出会いました。
「プロポーズ」は当初、CM用の1コーラスのみしかありませんでしたが、この出会いがきっかけで、Play.Gooseと市川による2コーラス目の制作が決まったそうです。
CMを制作したI-PRIMO社も賛同し、この「プロポーズ」の2コーラス目の制作を、同社とPlay.Gooseのコラボ企画の第1弾として正式に発動させることになりました。
その後、楽曲の完成を記念したコラボ企画第2弾として、ワタナベの公開プロポーズを同社がサポートしています。
「プロポーズ」は愛する女性を生涯大切に守り抜くという男性の決意を歌った曲です。
Play.Gooseメンバーの心のこもった歌声は聴く人の胸を熱くするでしょう。
その後、バンドのファンは順調に増え続け、2019年9月〜10月に行われた初めての全国ツアーは12公演すべてソールドアウトしました。
そして、10月29日には、待望のファーストアルバム「∞ Answers(インフィニティアンサーズ)」をリリースしています。
海外からのバンドへの注目も高まり、翌2020年1月には、日本以外では初めてのアジアでのワンマンライブとなる台湾公演を実現させました。
コロナウィルスによるライブ活動への影響を受けるなかでも、バンドはファンに音楽をとどける姿勢を貫いています。
3月開催のライブをキャンセルすることなく、無観客でのYouTube生配信ライブに切り替えました。
「Play.Goose Open Lab 〜完全公開実験室〜#1」と題されたライブでは、ファンが任意で1口1000円の寄付をすることでバンドをサポートできるシステムを導入しました。
こうした取り組みは、コロナ禍での音楽活動の一つの形として注目され、NHKで報道されています。
翌2021年には、AIによる体調管理機能をバンドの公式プラットフォームアプリ「P.G@STAND ALONE」に追加するという革新的な感染対策を導入しました。
アプリに自分の体温と体調を10日間入力することで、AIと医師による感染リスクの判断が行われるという画期的なシステムになっています。
当日はライブハウスに医師を常駐させるなど入念な対策を行い、罹患者をまったく出さない有観客ライブを成功させました。
罹患者0人!!
これはみんなのおかげ😌ちゃんと守ってくれたからだよ。ありがとう! #PlayGoose https://t.co/4VA270i5r6— 沙夜香★ (@SAYAKA_0512) July 28, 2021
こうした取り組みからも、バンドがファンとライブで音楽を分かち合うことを大切にしていることがわかりますね。
Play.Goose・おすすめ曲
ここでは、Play.Gooseのおすすめ曲をいくつか紹介します!
はじまり/Start
2021年2月に、バンドは唯一の日本代表として、韓国の大ヒットドラマ「梨泰院クラス」の主題歌「はじまり/Start」を20カ国語で歌うワールドカバープロジェクト(#KpopRemakeRelay)の参加アーティストに選ばれました。
原曲が持つ印象的なコーラスとメロディ、夢に向かう強さをメッセージにする歌詞の魅力を存分に日本語で表現しながら、Play.Gooseならではの、聴き手に寄り添い、まるでメンバーの体温まで伝ってくるような演奏を聴かせてくれています。
Count Up!
ドコモのテレビCMソングに採用されたことで耳にされた方も多いかと思います。
マナミがドラムを、ワタナベがベースを演奏しながら、メインボーカルとしても歌っていることに注目してください。
各メンバーの声と楽器の音色が織りなすグルーブ感を存分に堪能できる曲です。
Play this song
バンドの前身であるGoose houseでの日々への感謝、未来への希望が込められた曲です。
前向きな気持ちと音楽が持つ楽しさに満ち溢れています。
手拍子や体の動き、アイコンタクトで抜群のリズム感を楽曲にもたせ、絶妙なハーモニーを時に見せてくれます。
メンバー全員が卓越したボーカリストであることを、笑顔で歌って魅せてくれるところに凄みを感じますね。
サケベミライへ→
ファーストアルバムに収録されている曲で、聴く人の気持ちを強く励ましてくれます。
メンバー同士がお互いの声をリードし、4人で歌うパートではそれぞれの声が鮮やかに聴こえる曲構成になっています。
最小限の楽器編成で曲のポテンシャルを最大限まで引き出せるところにミュージシャンとしての力量の高さを見ることができるしょう。
自然と一緒に歌い出したくなるような、バンドとファンを一つにしてくれる曲です。
Play.Goose・最後に
Play.Gooseは確かな実力と大きな可能性を持つ注目のバンドです。
日本だけでなく、世界へと強く羽ばたくPlay.Gooseのさらなる飛躍に期待しましょう!
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