目次
バンドと作品
ここからは、細美の参加している4組のバンドとその作品について、そして、バンド以外での細美の楽曲提供やゲストボーカル参加曲などについてご紹介していきます。
ELLEGARDEN
まずは言わずと知れた伝説的ロックバンド、ELLEGARDENです。
メンバーは細美武士(Vo.Gt.)、生形真一(Gt.)、高田雄一(Ba.)、高橋宏貴(Dr.)の4人。
1998年に結成され、2001年に1stミニアルバム『ELLEGARDEN』でインディーズデビューを果たしました。
その後、2002年の1stフルアルバム『DON’T TRUST ANYONE BUT US』から、2006年の『ELEVEN FIRE CRACKERS』まで5枚のスタジオアルバムをリリース。インディーズながら広く支持されているバンドです。
2008年に活動休止を発表しましたが、2018年に活動を再開。
以来、精力的にツアーや配信も含むライブを行っており、6枚目のアルバム制作に入ることも発表されています。
音楽的には、主にメロディックパンクに分類される曲調の作品が多く、荒々しさも感じられる力強いバンドサウンドが印象的です。
それでいて、メロディの美しさや歌詞に表れた優しさも大きな魅力です。
英語詞の曲が多いものの、日本語詞の曲も「風の日」、「ジターバグ」、「虹」、「高架線」など名作揃い。ネガティブな感情を否定することなく、それでいて前に進む力が感じられる楽曲の数々は、今でも多くのファンを魅了し続けています。
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the HIATUS
the HIATUSは、ELLEGARDENの活動休止後に細美の「ソロプロジェクト」という名目でスタートしました。
メンバーは細美武士(Vo.Gt.)、masasucks(Gt.)、ウエノコウジ(Ba.)、柏倉隆史(Dr.)、伊澤一葉(Key.)、そして後ほどご紹介するMONOEYESのドラマー・一瀬正和も参加しています。
2003年に解散したTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのベーシストであったウエノコウジや、東京事変のキーボーディストでもある伊澤一葉など、その顔触れを見てもわかる通り、他のバンドや、サポートミュージシャンとしても多方面で活躍する実力派が揃ったバンドです。
こうした成り立ちもあって、当初は「バンド」という呼称ではなく細美の「ソロプロジェクト」という名目でしたが、今ではそれを「バンド」と呼ぶことに違和感はないでしょう。the HIATUSの音楽はそれぐらい確立した個性を持つものになっています。
作品としては2022年2月までに、「Insomnia」など3枚のシングル、ライブアルバム『The Afterglow Tour 2012』、そして『Trash We’d Love』から『Our Secret Spot』までの6枚のフルアルバムをリリース。
ELLEGARDENのパンクロックのイメージを持っている方は、the HIATUSの楽曲の音像に驚くかもしれません。
シンセサイザーやピアノ、管楽器・弦楽器、打込み風の音作りなど、ジャンルの面ではELLEGARDENと全く異なる新しい試みが窺えたのが、the HIATUSの大きな特徴です。
一方で、作詞作曲は細美が主に手掛けているということもあり、メロディの美しさや歌詞の繊細さは健在。
曲調・アレンジの面で新たな表現を取り入れたことによって、楽曲の持つ切なさや感傷がさらに前面に出ているとも言えるでしょう。
上のYouTubeリンクでご紹介している「Ghost In The Rain」は、そのようなthe HIATUSの特徴がはっきり感じられる1曲です。
精巧に組み上がったバンドサウンドと歌の美しさをぜひ味わってみてください。
MONOEYES
MONOEYESは2015年に結成。
メンバーは細美武士(Vo.Gt.)、戸高賢史(Gt.)、Scott Murphy(Ba.)、一瀬正和(Dr.)の4人。
こちらのメンバーもまた、MONOEYES以外のバンドでも様々に活躍しているミュージシャンであり、それがバンドサウンドに厚みを持たせています。
また、MONOEYESではベースのScottも細美と共に作詞作曲を担っています。
結成のきっかけとなったのは、東日本大震災後に細美が東北地方で弾き語りライブを行ってきた中で、カバーではないオリジナル曲を披露したいという思いからソロアルバムの制作に着手したことでした。
完成したデモ音源がバンドサウンドであったため、戸高、Scott、一瀬の3人が参加し、それがMONOEYES結成に繋がったと言います。
MONOEYESの楽曲は、ストレートなギターロックという印象が強く、the HIATUSの楽曲と比べると、音楽的にはELLEGARDENに近いものです。
もちろん、メンバーも異なり、バンドの結成時期や経緯も違っていて、全く同じ音楽というわけではありませんが、愚直な印象のバンドサウンドや厚みのある音像には、通じるものが感じられます。
作品としては、1stシングル「My Instant Song E.P.」をはじめ3枚のシングル、そして『A Mirage In The Sun』、『Dim The Lights』、『Between the Black and Gray』の3枚のアルバムをリリースしています。
ライブ、ツアーも精力的に行い、ストレートで訴求力のある音楽を発信しているバンドです。
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the LOW-ATUS
the LOW-ATUSは、BRAHMANやOAUで活躍するボーカリストTOSHI-LOWと細美の2人組バンド。初めにもご紹介した通り、東日本大震災後の支援活動をきっかけとして結成されました。
以来、被災地を中心に弾き語りライブを行っています。
弾き語りライブでは反戦歌などのカバーをしてきたthe LOW-ATUSですが、2021年6月には11曲のオリジナル楽曲を書き下ろし、1stアルバム『旅鳥小唄/ Songbirds of Passage』をリリースしました。
「通り雨」はアルバムの1曲目に収録された曲。
フォーク調のシンプルな弾き語りで、2人のハーモニーやギターの音色が心地よく、しみじみとした郷愁も感じられます。ここまでご紹介してきたほかのどのバンドとも違う形で聴き手に寄り添うような音楽となっています。
アルバムリリースにあたってthe LOW-ATUSは新レーベル「IMPLODE」を立ち上げており、今後の活動にも期待が持たれるところです。
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楽曲提供とゲストボーカル
最後に、楽曲提供と、ゲストボーカルとしての参加曲についても簡単にご紹介します。
自分のバンドだけではなく、他のミュージシャンへの楽曲提供、コラボなど八面六臂の活躍です。
楽曲提供としては、PUFFYのアルバム『Bring it!』収録の「Bring it on」が挙げられます。
アルバムタイトルにも通じる曲名で、疾走感溢れるパンクロック調の楽曲。
一度聴けば耳に残るメロディはELLEGARDENをはじめとした細美のバンドの楽曲にも通じます。
PUFFYの2人のコーラスワークも生かされた、力強く晴れやかな作品です。
ゲストボーカルとして参加している曲も数多くありますが、一例として東京スカパラダイスオーケストラとのコラボを取り上げます。
スカパラの2013年のアルバム『Diamond In Your Heart』で、リード曲のゲストボーカルを務めました。
軽快なスカの曲調に乗って歌う様は新鮮で、かつ、細美の歌のパワフルさも生かされている楽曲となっています。
細美の多才さや柔軟さ、チャレンジングな姿勢は様々なところで発揮されていると言えるでしょう。
まとめ
ミュージシャン・細美武士のプロフィールや人柄、バンドや作品についてご紹介してきました。
作品の魅力に加えて、活動的でチャレンジングな人柄、ミュージシャンとしての誠実さ、多才さなども感じていただけたでしょうか?
今回をきっかけに興味を持った方や、「ELLEGARDENは知っていたけれどほかのバンドの曲は聴いたことがなかった!」という方、反対にMONOEYESやthe HIATUSは知っていてもほかは知らなかったという方、楽曲提供や他のミュージシャンとのコラボをしているのは初めて知ったという方もいらっしゃるかもしれません。
ぜひそれぞれの活動・作品をチェックしてみてくださいね。
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