近頃テレビやネットで噂に上がることが多い、ミュージシャン兼俳優の星野源。
2016年に放映されたTBS系列のテレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」通称「逃げ恥」でその名を轟かせた印象がある人は多いのではないでしょうか。
ここでは、「逃げ恥」にみる星野源の魅力を彼のヒット曲とともに紹介します。
目次
大人気ドラマ「逃げ恥」とは?
「逃げ恥」とは、2016年にTBSチャンネルで放映された大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の略称です。
恋愛に奥手な平匡(ひらまさ)と上手く社会に溶け込めないみくりの「契約結婚」をテーマにした”ムズきゅん”ストーリー。
2人の愛が徐々に深まる様子や、お互いの心のストップを徐々に外していく様子を描いています。
恋に奥手なあまり空回りする平匡の言動や、頭の中で独特な妄想をするみくりの世界観のコミカルさがありながら、登場人物それぞれが抱える心のストップを主人公2人とともに解いていくという社会的なテーマのあるドラマで大ヒットを記録しました。
また、平匡役の星野源と、みくり役の新垣結衣が、ドラマ放映後に現実の世界で結婚したことでも話題となりました。
2人の結婚はTwitter上でたちまちトレンドに上がり、「逃げ恥婚」として日本中のファンや視聴者に歓迎され、お祝いムードとなりました。
逃げ恥に見る星野源の魅力
星野源は「逃げ恥」の主演と主題歌の作詞作曲を行い、ドラマが大ヒットしたことで知名度を上げました。また、ドラマのヒットとともに主題歌の「恋」もヒットし世間では「恋ダンス」が社会現象となりました。
「逃げ恥」は星野源の俳優人生、そして音楽人生のターニングポイントといっても過言ではありません。
なぜ、「逃げ恥」や「恋」はこれほどまでに人気となったのでしょうか。
理由の一つはまず、「恋」の音楽性にあります。
ストリングスを曲中で歌が入っている部分に使用する際、一般的には歌の邪魔をしないように長い音符で使われることが多いのですが、「恋」ではメロディに負けない勢いでストリングスを使用しています。
また、「恋」にはジャパンポップスには珍しく中国の楽器である二胡を使用していたりと、さまざまなジャンルから作り上げる星野源の音楽性が反映されています。
二つ目の理由は、特徴的でありながら真似しやすいダンスにあります。
放映時の2016年はInstagramをはじめとするSNSが流行した年でもあります。SNSの流行により、ドラマの視聴者が意見を投稿しトレンドが形成される傾向や、SNSで流れて来た情報を真似する文化がスタンダードとなりました。
当時の恋ダンスも、SNS上での話題性や真似しやすいダンスを真似して踊りSNSに投稿するなど、視聴者参加型の楽曲としてトレンドとなりました。
また、当時のカラオケの定番曲となり、2021年現在もカラオケ人気曲ランキングに常に殿堂入りの曲となっています。
星野源の話題は「逃げ恥」にとどまらない!逃げ恥放映後も話題沸騰
「逃げ恥」放映終了後も星野源の話題はやむことなく、ドラえもんの主題歌「ドラえもん」や「創造」、「不思議」など数々のヒット曲を生み出しています。
最新の「不思議」については、新垣結衣との結婚後すぐにリリースされた曲として注目を集めました。
「恋」や「ドラえもん」のようなポップな曲から「不思議」のような落ち着いた曲までリリースのたびにヒットを叩き出す星野源。彼の楽曲制作の可能性はまだまだ続くようです。
また、2016年3月から「星野源のオールナイトニッポン」というラジオのパーソナリティを務めており、彼の馴染みやすいトークや即興での弾き語りが特徴で、その人柄や歌声で人気のラジオ番組となっています。
星野源ムーブメントは今後も目が離せない
「逃げ恥」にみる星野源の魅力をヒット曲とともに紹介しました。
「逃げ恥」をターニングポイントに今もなお第一線で活躍し続ける星野源。
新垣結衣との結婚でライフスタイルが変化した星野源のますます磨かれた感性や新たな楽曲にはまだまだ目が離せません。