スカートをより掘り下げたくなるオススメ楽曲3選!

スカートをより掘り下げたくなるオススメ楽曲3選!

数多くのドラマや映画の主題歌などのタイアップで今や引っ張りだこになっている澤部渡のソロプロジェクト・スカート

清潔感のある音作りや、ソングライティングでリスナーを魅了しています。

その音作りは、山下達郎や竹内まりやなどが連なる日本のポップスの王道を貫き、今の日本のポップスを追求しているように感じられます。

音数多く技巧的な音楽が好まれがちな現代において、巧緻で作り込まれたサウンドを軽やかに聴かせてくれるという点で、正統派ポップスの継承者と言って間違いスカート

今回は、「スカートをより掘り下げたくなる楽曲3選」をご紹介します。

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スカートとは?

スカートは「どこか影を持ちながらも清涼感のあるソングライティングとバンドアンサンブルで職業・性別・年齢を問わず評判を集める不健康ポップバンド」として活動する音楽家澤部渡によるソロプロジェクトです。

澤部自身は、2016年、テレビ朝日系「ミュージックステーション」にスピッツが出演し「みなと」を披露した際、草野マサムネさんの後ろでタンバリンを叩きながら口笛を吹き鳴らす男性として話題になりました。
ルックスや口笛のクオリティで圧倒的な存在感を放っていましたが、その姿が記憶に刻まれている方は多いかもしれません。。

2018年、高畑充希主演ドラマ「忘却のサチコ」のオープニング主題歌を手掛けたのをきっかけに、自身の活動も脚光を浴び始め、今では多くのアーティストとのコラボレーションやタイアップなど、最も注目される人物の1人となりました。

最近では、スカートとPUNPEE名義で、人気YouTube「THE FIRST TAKE」にも出演し、更に広く衆知されています。

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スカートをより掘り下げたくなる!オススメ楽曲3選

CALL


1曲目は2016年リリースのアルバム「CALL」に収録されている表題曲。

自主制作でリリースされたそれまでのものと違い、アルバムとしては初めてレーベル・カクバリズム所属として制作されたものです。
あくまでバンドサウンドでポップスを鳴らすという変わらないスカートの音と、レーベルのサポートを受けて豪華になった新しいスカートの音が調和したアルバムになっています。

サウンドもさることながら「CALL」を一押ししたいポイントは、その物語性です。

「置き去りなんだと気づいた」といった寂しさを感じさせる歌詞とは裏腹に、中盤から後半にかけて「背負いなれた重い荷物ほどいてまた歩き出した」と展開します。
そこに描かれるのは「成長」といったドラマティックなものではなく、あくまで淡々とした気持ち。

「いつか会う日までおやすみ」「好きな歌をどうやって忘れようかと」の希望と失望の対比にも物語を感じずにはいられません。
一枚の絵画のような静かな情景が主人公のモノローグによって語られている、そんな感覚になります。

ともすれば重くなりそうなこの世界観をすっきりと短くまとめ、さらりと聞かせているところもスカートならではです。

パラシュート


続いては2017年リリースのアルバム「20/20」から、「パラシュート」という曲です。

筆者は、この曲を初めて聞いた時、あまりにも美しいアウトロに聞き惚れてしまい、それから何度も吸い寄せられるように聞いてしまいました。

スカートらしい凝ったコード進行、そして折り重なるリコーダーとストリングスは、ノスタルジーや切なさを演出していますが、対照的に後ろで静かに刻まれるベースラインは未来に向かってワクワ
クするような予感を与えてくれます。

味わい深いのは「君が手を差し出せば」の後のリコーダーの転換です。一瞬不思議な登場にも思えますが、それが絶妙にマッチしていて他の音では出せない余白を生んでいます。

そして長めのアウトロでは、ギター、ストリングス、リコーダーが絡み合います。
物語の続きをリスナーに委ねる澤部さんの姿勢が窺えます。

ストーリー


最後は2020年リリースのアルバム「アナザー・ストーリー」から「ストーリー」という曲です。

このアルバムはスカートのデビュー10周年を記念して、インディーズ時代の作品を再レコーディングした1枚で、昔からのファンと新しく加わったファンを繋ぐ大切なアルバムになっています。

その中でも「ストーリー」は、生々しい程にスカートらしさが詰まっています。
特筆すべきは、メロディに現れる抑圧と解放。

「ゆれるふれるわたしのきもち」と抑圧された感情が、「おちつかないわ」で一瞬だけ開放されるように高く跳ねるようなパート。
音の高低差が激しく、しかも一瞬だけ開放されたように高く跳ねるのはスカートの楽曲によく見られ、その部分がまるで叫ぶように歌われる事でエモーショナルに印象付けられます。

切ない和音を生み出しているコーラスワークもエモさを加速させています。

まとめ

サウンドについても歌詞についても、想像を掻き立て、考察したくなるような余白があることがスカートの魅力ではないでしょうか。

さらりと聞けてしまう軽やかさがありますが、ぜひ立ち止まって、悶々としながら聞くのもおすすめです。ぜひスカートの他の曲も聞いてみてくださいね。

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