「Overdose」が大ヒット!なとりのプロフィールや魅力、経歴を徹底解説

「Overdose」が大ヒット!なとりのプロフィールや魅力、経歴を徹底解説

最近のJ-POPシーンでは、TikTokやYouTubeなどのネット配信がきっかけで、メジャーデビューを果たすネット発のアーティストが目立つようになってきました。近年ではAdoや、まふまふのように地上波の音楽番組に出演するアーティストも増え、その入り口は徐々に広がりを見せています。

今回紹介するなとりも、TikTokでの楽曲配信がきっかけで海外からも多くの注目を集めている人物。2022年9月にYouTubeで配信した「Overdose」は、現在1億3,000万もの再生回数を突破しており、ストリーミング総再生回数は3億を突破しています。

「なとり」って、どんな人?

  • 名前:なとり
  • 生年月日:2003年1月31日
  • 活動時期:2021年5月〜

なとりが初めてTikTokに音源を投稿したのは2021年5月のこと。「作曲1ヶ月目の私が作りました。ターミナルという曲です」というメッセージと共に、30秒ほどの動画が投稿されました。

@siritoriyowai_

作曲1ヶ月目の私が作りました。ターミナルという曲です。     #作曲してみた #おすすめにのりたい#有名になりたい

♬ ターミナル – なとり / natori

レトロな雰囲気と、いい意味で気だるさを感じる歌い方がマッチしており「また天才が現れた」などのコメントが投稿されています。

コメントの中には、なとり自身が投稿したコメントも見られ「ソフトのちゃんとした使い方はわかりません」「エモイコードとかを弾きながら、即興で適当に歌って作ります」と書かれていることから、専門的な勉強の経験や実績がほとんどないことが窺えます。

「Overdose」が大ヒット

その後も定期的にTikTokで楽曲配信をしてきたなとりは、2022年5月に「Overdose」を配信。すると「神曲です!」「もう100回は聞いた」など大反響を受けました。あまりにも多くの反応があったことから、同年9月には早くもYouTubeで「Overdose」をフル配信し、デジタルシングルとして、各音楽配信サイトでリリースされています。

@siritoriyowai_ 「Overdose」配信&MV公開されました!#なとり #overdos e #オリジナル曲 ♬ Overdose – なとり / natori
MEMO

「Overdose」のMVは、1枚の静止画に歌詞が字幕のように付くというシンプルなものでしたが、日本だけではなく海外からも注目を集め、YouTubeのコメント欄には、英語でのメッセージも多く見られました。

なぜ「Overdose」が、ここまで注目を浴びたのでしょうか?TikTokでの人気はもちろんですが、理由の1つとして「踊ってみた」などのダンス動画による拡散が挙げられます。TikTokやYouTubeでは「Overdose」を使用した様々なダンス動画が投稿されており、画面の端に並べられた絵文字と同じ動作をする「絵文字ダンス」や、プロダンサーによる「踊ってみた」動画まで、様々なチャレンジが行われていました。

@localcampione

はいはいはい、おまたせしたぜ‼️リクエストどおりロングバージョン🔥✌🏽Overdoseバズりすぎやろ‼️是非つなげて踊ってみてくれよな🫡 @なとり #なとり #overdose #ローカルカンピオーネ

♬ オリジナル楽曲 – ローカルカンピオーネ🗾👑 – ローカルカンピオーネ🗾👑

また「Overdose」のコンセプトは「一緒にいてはいけないとわかっていても、止められない依存性」で、歌詞に自身の恋愛観を投影し、共感を覚える若者も。

「Overdose」は配信後もロングヒットを続け、2023年のSpotify年間ランキングでは「国内で最も再生された楽曲」6位にランクインしました。さらに、この人気は日本を飛び出し、韓国やベトナム、マレーシア、タイ、シンガポールのSpotifyバイラルチャートで1位を獲得しています。

シンガーソングライターとしてデビュー

「Overdose」のヒットにより、ランキングではトップアーティストたちと肩を並べるようになったなとり。しかし、本人は「Overdose」の反響が自信になるどころか「音楽的な下積みがないのに、こんなすごいところにいていいのか」とプレッシャーになっていたそう。

また、音楽で生活していきたいという目標は持っていながらも、最初は会社での仕事と並行して音楽活動をしていました。なとりは当時を振り返り「ランキングに並んでいる人たちに追いつけていないのに、こんなとこ行っちゃダメだろう」「自分の曲じゃないような感じがしていた」と話しており、自分の今の状況に戸惑う声も…。

しかし、世間が彼の才能を放っておくはずがありません。TikTokでの反響を知った複数のメジャーレーベルがなとりに声を掛け、2021年6月に投稿して注目を集めた「フライデー・ナイト」を、ソニーミュージックよりデジタル配信。この楽曲はSpotifyのCM曲としてタイアップが付くなど、なとりの音楽は日本全国へと発信されていきました。

1stアルバム「劇場」発売

2023年12月20日には、早くも1stアルバム「劇場」をリリースしたなとり。2021年5月に初めてTikTokで配信を開始したことを考えると異例の速さだと感じます。しかし、なとりのTikTokにはこの2年で30曲以上もの楽曲が投稿されており、ファンにとっては待ちに待ったアルバムだったと言えるでしょう。

このアルバムには「Overdose」のヒット以前に配信を開始した楽曲も収録。その楽曲の歌詞に垣間見れる闇が、彼が経験してきた感情にも思え、1stアルバムながら、なとりの歴史を感じる1枚になっています。

MEMO

アルバム最後の曲「カーテンコール」には、アルバムに収録された楽曲がサンプリングとして入っており、1曲目の「劇場」に繋がる終わり方になっているのも特徴です。

初のワンマンライブが決定

2024年3月と4月には、なとり初のワンマンライブ「劇場」が開かれることになりました。さらに2月には1stアルバム購入者を対象とした「natori SECRET SHOW at Zepp Shinjyuku」の開催も決定。

初ライブの構成について、なとりは1stアルバム「劇場」の世界を濃縮した演奏と演出になると話しており、顔出しについても「軸に置くかもしれない」とのこと。どのような内容になるのか、今から楽しみです!

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