原田真二 – デビュー作がチャートを席巻! 鮮烈なデビューを果たした早熟の天才ミュージシャン!

原田真二 – デビュー作がチャートを席巻! 鮮烈なデビューを果たした早熟の天才ミュージシャン!

シンガーソングライター・原田真二をご存じですか?

1977年に18歳でデビュー。瞬く間にチャートの上位にランクインして存在感を示し、その音楽的センスの高さから天才と評され、人気を博しました。

松田聖子など他のミュージシャンへの楽曲提供やプロデュース、CMや映像作品の音楽制作なども手掛けながら、今なお多彩な活動を続けています。
日本の音楽シーンの歴史を語る上で、キーパーソンの一人と言って良いでしょう。

今回はそんな原田真二のプロフィールや作品、そして現在の活動についてご紹介していきます。

原田真二の楽曲を聴いたことがある・知っているという方も、どんなミュージシャンなのかよく知らないという方も、様々な楽曲をサブスクリプションで気軽に聴ける今、この記事を読んで改めて原田真二の音楽を味わってみてはいかがでしょうか?

原田真二のプロフィール

  • 生年月日:1958年12月5日
  • 出身地:広島県広島市


原田真二は広島市出身、1977年から活動を続けているシンガーソングライターです。

音楽の道に進んだきっかけは、中学生の頃にテレビで観たエルヴィス・プレスリー
その時期からプロになることを目指してギターをやっていたと言います。

プレスリーのほかにも洋楽のロックを中心に、映画音楽やソウルミュージックなど様々なジャンルの音楽を聴いていたことが、作曲のセンスの源泉になっているようです。

後ほどご紹介する楽曲も、ぜひどんなジャンルの音楽が織り込まれているかに注目して聴いてみてくださいね。

デビューから現在まで

1977年10月に「てぃーんずぶるーす」でデビュー。きっかけは1976年、レコード会社フォーライフのオーディションにデモテープを送ったこと。

見事に合格し、「てぃーんずぶるーす」はオリコンチャート6位にランクイン。日本の音楽シーンに華々しく登場しました。

さらに11月には「キャンディ」、12月に「シャドー・ボクサー」と、3か月連続でシングルをリリース

その後、翌1978年2月にリリースされたアルバム『Feel Happy』ではオリコンチャート初登場1位を獲得
10代の男性ソロミュージシャンの1stアルバムがオリコン首位に輝いたのはこれが初です。

デビュー当時は甘いルックスが注目され、アイドル的人気も集めていました。
原田本人はアイドル視されるのをあまり好まなかったとインタビューで語っています。
とはいえ、音楽ファンに留まらず、それだけ多くの人々の目を引く存在だったのは確かでしょう。

しかし、やはりその真髄はポップロックやダンスポップなどの洋楽的なサウンドに、日本語の歌詞をいとも自然にのせて歌い上げるという音楽的センスの鋭さ

原田真二の生み出すグルーヴやメロディがファンや他のミュージシャンからも高い評価を得ていることは、後ほどご紹介する様々なミュージシャンによるカバーからも感じられるはずです。

活動の幅広さ:神社や国際会議でのコンサートも?

ソロシンガーとしてだけでなく、1980年から1984年にかけては、自身のバックバンド「クライシス」と共にバンド「原田真二&クライシス」という名義でも楽曲をリリースしていました。
こちらではロック色の強い楽曲も制作。

作曲・編曲家としてはCMソングやミュージカル、映画、テレビの音楽、さらには校歌の制作や、松田聖子、郷ひろみへの楽曲提供など、その作品はバラエティに富んでいます。

そしてミュージシャンとしての活動の場は一般的なライブ会場・コンサート会場には留まらず、2000年からは環境チャリティーとして「鎮守の杜コンサート」をスタートさせ、伊勢神宮、明治神宮、厳島神社のような全国の神社でコンサートを行ってきました。

また、広島国際平和会議での演奏、ニューヨークでの「Universal Peace Day」「9.11」セレモニーイベントでの演奏などにも参加しており、2022年にも「ワールド ピース コンサート」と銘打ったコンサートを開催するなど、音楽を通じて環境や平和のための活動にも取り組んでいる一面が見られます。

広島や長崎を題材とした楽曲も制作しており、『ひろしまからはじめよう』と題したアルバムもリリースしています。

音楽の力を信じてより広く届けようとする姿勢がうかがえるのではないでしょうか。

原田真二の最近の活動は?

ここまで、デビュー以降の活動歴を見てきましたが、先ほどご紹介したチャリティーコンサートなどからもわかるとおり、原田真二は今なお現役のミュージシャンとして活躍中です。

ツアーやイベントライブへの出演などをコンスタントに続けており、その一端はYouTubeなどでも垣間見ることができます。

ビルボードライブ横浜でも2020年、2021年とライブを開催。

2021年のライブ映像はBillboardJAPANの公式チャンネルにもアップされています。

ビルボードといえば落ち着いたシックな印象のライブ会場ですが、そこに似合う大人な演奏を披露していますね。
ライブ映像からは、改めて原田真二の音楽的センスや技術の高さを感じることができるのではないでしょうか。

さらに、2022年にはVRを使ったメタバース空間での配信ライブを行うなど、新しい形のライブにも取り組んでいるのが印象的です。

こちらはVRライブの記録用映像。VRを駆使した映像そのものは残念ながら視聴できませんが、新たな表現にチャレンジする様子がうかがえます。

デビューから約45年が経ってもなお、最前線の表現を追求しているミュージシャンです。

ラジオでは家族との共演も?

実は原田真二の息子も、音楽の分野で活躍しています。

原田真二の長男・原田翔音は1983年生まれで、高校在学中から作詞・作曲など様々な音楽活動を行っていました。
松田聖子のシングルに作詞・作曲・ボーカルで参加したり、加藤登紀子の楽曲を作詞したりと、父親にも引けを取らない活躍ぶり。

父である原田真二のシングルにも作詞で参加し、2020年には原田自身がパーソナリティを務めるラジオ番組の中で、親子での共演・生演奏も実現しています。

甘い歌声や節回しに父・原田真二の面影も感じられる、魅力的なシンガーですね。

親子がそれぞれ、これからどんな活動をしていくかにも要注目です。

この記事をシェアをしよう!

この記事を書いた人

この記事に関連するタグ

関連記事

新着記事