kiki vivi lily【超詳細解説】多様な音楽性を普遍的ポップスへと昇華!大注目女性シンガーソングライターを徹底解説

kiki vivi lily【超詳細解説】多様な音楽性を普遍的ポップスへと昇華!大注目女性シンガーソングライターを徹底解説

kiki vivi lilyの楽曲 Part.1

ここではkiki vivi lilyの数ある魅力的な楽曲の中から代表的なものをピックアップしてご紹介します。

LOVIN’ YOU

2016年リリースのデビューEP『LOVIN’ YOU』に収録。デビューEPの1曲目を飾る、EPタイトルと同名の楽曲です。

アーティストのデビュー作品の一曲目には名刺代わりになるようなキラーチューンを配置することはままあるかと思いますが、まさに本楽曲はkiki vivi lilyのルーツであるヒップホップ、R&Bのビートを色濃く残しつつ土岐麻子、はたまたSOLEILを彷彿とさせる透きとおったヴォーカルが対照的かつ効果的に楽曲として独自のカラーを生み出している「名刺代わりの」一曲になっています。

日本語と英語を交えて流れるように歌うヴォーカルも彼女の魅力のひとつです。

ジャンルにも言語にも囚われない、という音楽の根源的な自由を体現し、楽曲としてはキャッチーなポップスに仕上がっているという文句なしにおすすめの一曲です。

80denier

こちらは前述のとおり音楽誌で最高評価を得た1stフルアルバム『vivid』に収録されている楽曲です。「80デニールの恋」として元BiS寺嶋由芙がカバーしたことでも知られる楽曲を新アレンジで収録したものです。

ぽつぽつと呟くようにやさしく歌うヴォーカルと、たっぷりと間を使って演奏される楽器群が溶けるように美しく混ざっていくかのような楽曲。「80デニール」が何をどう表す単位かわからない、少なからずいるであろう男性との触れそうで触れられないもどかしい関係を女性目線で乙女心たっぷりに歌っています。

そうきっとデニールの意味さえわかってないくせに

とラストに歌われていますが、言わずもがな僕はすぐに調べました。

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