世界遺産の日光東照宮や、中禅寺湖から流れる落差97mの華厳の滝、いちごのとちおとめ、そして餃子の街宇都宮があるのは栃木県です!
今回はそんな栃木県出身のアーティストをご紹介します。
目次
斉藤和義
人口約4万人の、おもちゃのまち壬生町出身のシンガーソングライターが、斉藤和義さんです。
「歩いて帰ろう」「やさしくなりたい」「ずっと好きだった」などのヒット曲が多数。
セールスも好調で、オリコン週間チャートは、シングル「やさしくなりたい」が6位、アルバム「Toys Blood Music」では1位を獲得。
小さい頃からギターを始め、野球部が有名な作新学院高校在学中にヘヴィメタルにハマり、複数のバンドでギターを弾いていました。
もともとバンド出身者らしくライブが好きで、ソロでの弾き語りツアーのほかに、ユニットMANNISH BOYSや、バンドのカーリングシトーンズとしても活動しています。
照れのないストレートな楽曲が、多くのアーティストから賞賛を受けています。
「歌うたいのバラッド」は、桜井和寿さん、奥田民生さん、鈴木雅之さんを含め、多くのアーティストがカバーしています。
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森昌子
2019年をもって惜しまれつつ芸能界を引退した、歌手の森昌子さんは宇都宮市出身です。
長男がONE OK ROCKのボーカルTaKaさん、三男がMY FIRST STORYのボーカルHiroさん、そして前夫が歌手の森進一さんという、ボーカリスト一家です。
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9歳まで宇都宮市で育ち、その後東京に引っ越します。
1971年に13歳でテレビ「スター誕生」に出場し、初代グランドチャンピオンを獲得。
翌年に「せんせい」でデビューすると、山口百恵さん、桜田淳子さんと「花の中三トリオ」と呼ばれて、アイドルとして大人気になりました。
1977年から演歌歌手に転向し、演歌特有のクセを感じさせない聴きやすい歌唱が高く評価されます。
多彩な方で、「ものまね王座決定戦」の初代チャンピオンも獲得し、レパートリーとクオリティの高さで、ものまね女王としても知られていました。
紅白歌合戦15回出場や、日本レコード大賞、日本有線大賞など様々な受賞歴も残した森昌子さんは、2019年の年内で芸能界を引退。
12月25日の最後のコンサートは、宇都宮市文化会館で開催しています。
渡辺貞夫
世界のナベサダで知られている、ジャズのサックスプレイヤー渡辺貞夫さんも、宇都宮市出身です。
お父さんが薩摩琵琶奏者だったことや、ラジオから流れてくるアメリカの音楽、映画「ブルースの誕生」などの影響から音楽に興味を持ち、クラリネットを始めます。
宇都宮工業高校卒業後に上京して、ジャズバンドのコージー・カルテットに加入。
解散後に、アメリカのバークリー音楽院に留学し、本場のジャズを学びます。
帰国してからは、ボサノヴァとジャズを融合させるなど、枠にはまらない独自の音楽を発表。
代表曲に「マイディアライフ」「カリフォルニア・シャワー」などがあります。
ニューポート・ジャズ・フェスティバルの出演をはじめ世界中で演奏し、オバマ前米大統領夫妻がホワイトハウスで開催したnternational Jazz Day 2016にも出演。
ジャズのまちづくりを推進している宇都宮市から名誉市民の称号も贈られ、地元でのジャズの普及にも力を注いでいます。
大島優子
AKB48黄金期の不動のセンターの大島優子さんも、斉藤和義さんと同じ壬生町出身で、小・中学校の後輩です。
2人とも、おもはく(壬生町おもちゃ博物館)やマンプー(井頭公園一万人プール)に通っていたそうです。
セントラル子供劇団に所属し、ジュニアアイドルユニットのDoll’s Voxのメンバーだったこともあり、キャリアは20年以上です。
2006年2月に、第二期AKB48追加メンバーオーディションに合格。
17thシングル選抜総選挙「母さんに誓って、ガチです」で、初の1位を獲得します。
2014年6月に卒業するまで、中心メンバーとして活動しました。
その後は主に女優として、ドラマ「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~」「東京タラレバ娘」や、映画「紙の月」「闇金ウシジマくん」など多数の作品に出演。
日本アカデミー賞優秀助演女優賞をはじめ受賞歴も多く、演技派女優への道を歩んでいます。
浜崎貴司(FLYING KIDS)
ファンクバンドFLYING KIDSのボーカルが、浜崎貴司さんです。
1990年頃の深夜番組「平成名物TV」の人気コーナー「三宅裕司のいかすバンド天国」で、初代グランドイカ天キングに輝きました。
BEGIN、BLANKEY JET CITY、たまも「三宅裕司のいかすバンド天国」出身です。
宇都宮市出身の浜崎貴司さんは、小学生の頃からお兄さんの影響でビートルズを知ります。
図書館からレコードを借りてきて、RCサクセションや、山下達郎さん、松任谷由実さんなども聴いていました。
宇都宮東高校から、東京学芸大学に進学し、学生7人でFLYING KIDSを結成。
1stアルバム「続いてゆくのかな」を聴いたスガシカオさんは、自分がやりたかったことを先にされてしまったと衝撃を受け、しばらく音楽活動を止めてしまったとか。
FLYING KIDSは、シリアスな日本語のファンクの先駆者的なバンドで、解散や再結成をしながら、現在でもバンドは続いています。
浜崎貴司さんは、ソロでのリリースとツアー、斉藤和義さんも所属するバンドのカーリングシトーンズのメンバーとしても活動しています。
崎山龍男(スピッツ)
音楽っていいなぁと思わせてくれるロックバンドスピッツで、ドラムを担当しているのが崎山龍男さんです。
青竹打ちのコシの強い麺と澄んだ醤油スープの佐野ラーメンで有名な、佐野市出身です。
中高一貫の佐野高校在学中に、剣道部に所属しながら、バンドでベースを弾いていました。
ヘヴィメタルバンド在籍時にドラムに転向します。
その後文化服装学院に入学して、スピッツに加入します。
当時から凄腕ドラマーとして有名でしたが、正式メンバーになってと言われていないため、いまだにヘルプ的存在だそうです。
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かなりの愛犬家で、犬を飼っているのはもちろん、犬のプリントの服を着ていることを度々目撃されています。
池田聡
栃木県東部の烏山町(現那須烏山市)出身の、シンガーソングライター池田聡さんがデビューしたときは、烏山町はお祭り騒ぎだったとか。
デビュー曲の「モノクローム・ヴィーナス」が、歌番組「ザ・ベストテン」に6週連続でランクインするヒットを記録。
この間ランクインを知らせる町内放送を流して、町をあげて応援していたそうです。
その後もヒット続けて、レコード大賞金賞や優秀アルバム賞も受賞。
活動は音楽だけにとどまらず、ドラマ「ポケベルが鳴らなくて」「そのうち結婚する君へ」にも出演。
また自分で歌うだけでなく、大竹しのぶさんや沢田知可子さんに楽曲提供もしています。
その楽曲の素晴らしさから、槇原敬之さん、稲垣潤一さん、CHEMISTRY、Acid Black Cherryなど、多くのアーティストがカバーしています。
BAKU
原宿の表参道がホコ天(歩行者天国)になっていた頃、1889年に結成されたロックバンドBAKUの、車谷浩司さん(ギター)が宇都宮市出身、谷口宗一さん(ボーカル)が大田原市出身です。
栃木県の高校3年生で結成されたBAKUは、アイドル並のルックスと軽快な楽曲で、特に同年代の女性からの人気が凄まじく、当時のバンドブームの中心的な存在でした。
「ぞうきん」「ピーターパン」「ぼくたちだけの天国」などのヒット曲があります。
BAKU解散後は、車谷浩司さんはソロでのAIR名義や、石田ショーキチさんとのユニットSpiral Lifeで活動。
現在はソロプロジェクトLaika Came Backとして、アコースティックギターでコンサートを行っています。
谷口宗一さんは、バンドThe Trip White HornetやSHURIKENのボーカルを務め、ソロデビューもしています。
最後に
栃木県出身のアーティストには、ひとつのことを追求し続けていたり、業界内での評価も高い方が多いですよね。
派手さや奇抜さではなくて、マイペースに真面目に続けている、職人肌のアーティストがたくさんいらっしゃいます。
今回は以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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