2019年に放送されたNHK連続テレビ小説『なつぞら』で主題歌“優しいあの子”を担当したことも記憶に新しい国民的ロックバンド・スピッツ。
ほぼ全曲の作詞作曲を担当するヴォーカルの草野マサムネさんが紡ぐ独特の世界観は多くのファンから高い支持を受けています。
メジャーデビューから30年が経とうとする今もその人気は健在で、ライヴチケットの入手が非常に難しいバンドとしても有名です。
スピッツはなぜこれほどまでに多くの人々に支持され続けるのでしょうか。
誰からも愛される稀有なロックバンド、スピッツの魅力に迫っていきます。
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目次
スピッツのメンバープロフィール
さて、あらゆる世代から愛され続けているスピッツですが、ここで各メンバーのプロフィールもご紹介しておきましょう。
草野マサムネ / ヴォーカル、ギター、ハーモニカ、タンバリン
草野マサムネさんは、1967年12月21日生まれ、福岡市早良区出身の52歳。
冒頭でも触れましたが、草野さんはスピッツのほぼ全ての楽曲制作に携わるバンドのメインソングライターです。
中学時代は陸上部部長を務めるなど意外にも体育会系だった草野さん。
高校時代にコピーバンドを結成することとなり、ギターの腕もめきめき上達していきました。
少しパンクな気質も持っていたことからパンクバンドを結成しますが、パンキッシュな音楽スタイルに限界を感じたことを契機として優しくぬくもりのある音楽に路線変更しています。
スピッツの音楽には草野マサムネさんの世界観が溢れているので、ぜひ一度、彼の音楽に触れてみてください。
三輪テツヤ / ギター、コーラス
三輪テツヤさんは、1967年5月17日生まれ、静岡県藤枝市出身の52歳。
スピッツの音世界を表現するのに欠かせないアルペジオ(コードの構成音を一音ずつ弾いていく演奏技法)の名手として知られています。
奇抜なファッションセンスにサングラスがトレードマークとなり、スピッツの音楽をギターやコーラスで盛り上げてくれているメンバーですね。
田村明浩 / ベース、コーラス
田村明浩さんは、1967年5月31日生まれ、静岡県藤枝市出身の52歳。
シンプルな曲調であるスピッツの楽曲の中で、感性の赴くままにうねりのある複雑なベースラインを紡ぎ出す田村明浩さん。
学生時分からベース演奏に携わり、三輪テツヤさんや草野マサムネさんと、それぞれ別のバンドを組んでいたこともあったといいます。
なお、プライベートではサッカーやギャンブルが大好きで、元サッカー日本代表の中山雅史さんや、ウルフルズのベーシストであるジョン・B・チョッパーなど交友関係が広いことでも知られています。
﨑山龍男 / ドラムス、コーラス
﨑山龍男さんは、1967年10月25日生まれ、栃木県佐野市出身の52歳。
元々はベーシストでしたが、高校時代に組んだバンドでドラムを担当するようになったとのこと・・・
スピッツには三輪テツヤさんの紹介でサポートメンバーとして加わりましたが、今に至るまで正式加入を打診されたことが無いため、ライヴのMCではサポートメンバーといじられることが定番ネタとなっています。
そんな﨑山龍男さんですが、メンバーからは「彼の刻むリズムは実に心地よく演奏しやすい」と全幅の信頼を置かれる実力の持ち主です。
スピッツの安定した温かみのあるサウンドは、﨑山龍男さんのリズムあってこそといえますね。