MIDNATT(ミッドナット) HYBEの新プロジェクトを徹底解説

MIDNATT(ミッドナット) HYBEの新プロジェクトを徹底解説

MIDNATTのデビュープロジェクト「プロジェクトL」とは?


次に、イ・ヒョンのもう一つの自我であるMIDNATTについて解説していきます。プロジェクトLについて初めて語られたのは、2023年4月に発売されたアメリカの音楽誌ビルボードマガジンのインタビューでのことでした。

HYBEの会長であるパン・シヒョクは、誌面で音声合成AI技術を持つ韓国企業との協業プロジェクトを始めると発表。音楽とAI技術を融合したアーティストをデビューさせる計画があることを伝えました。

このプロジェクトは「プロジェクトL」と名付けられ、HYBEレーベル傘下のBIGHIT MUSICとHYBE IMのコラボレーションプロジェクトとして展開されていくそう。

MEMO

HYBE IMは、メタバースや人工知能といった技術を駆使し、HYBEの音楽を広げるインタラクティブメディアの派生事業を展開していく企業。

また、HYBEはこのプロジェクトに際し、人工知能オーディオ企業のSupertone(スーパートーン)を買収し、音楽と音声技術を融合させたコンテンツを制作することを発表しています。

また、視覚特殊効果を専門に行う企業GIANT STEP(ジャイアントステップ)とも協業し、XR(クロスリアリティ)技術を使ったMVを作り上げました。この技術により、どこまでが実写でどこからが仮想現実なのか区別がつかないほどのMVが制作可能に。

MIDNATTとイ・ヒョン


イ・ヒョンは、バラードを主に歌ってきた歌手でした。そのため、MIDNATTのシンセサイザーや打ち込み音がふだんに取り入れられた楽曲スタイルに驚いたファンもいたのではないでしょうか。

ただ、イ・ヒョンはMIDNATTとしてデビューすることに対し「今までにやったことのない、新しい音楽をやってみたい気持ちがあった」と語っており、MIDNATTの活動が彼にとっても新たな挑戦であることを伝えました。

MIDNATTに関する説明でも「イ・ヒョンのもう一つの自我である」と発表されていて、今までとは違ったアイデンティティをMIDNATTで見せていくことが伝えられています。イ・ヒョンは約16年ほど歌手として第一線で活躍してきましたが、まだ引き出しを増やそうとしているのかと、彼のモチベーションの高さに驚きを隠せません。

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