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MIDNATTの音楽
MIDNATTの音楽は、エレクトロニック調の楽曲が印象的です。この曲をプロデュースしたのは、これまでSMエンターテインメントでEXOやf(x)といった有名アーティストに楽曲提供を行ってきたHitchhiker(ヒッチハイカー)という人物。
Hitchhikerは元々歌手活動をしていた人物で、Brown Eyed Girlsの「Abracadabra」をきっかけに作曲家となりました。その後、SMエンターテインメントに多くの楽曲を提供していましたが、最近になりHitchhikerのSNSプロフィールに「HYBE IM」と記載されていることを確認。HYBEへの移籍が確実のものとなっています。
6つの言語でリリース
2023年5月に発売されたMIDNATTのデビュー曲「Masquerade」の特徴は、韓国語だけではなく日本語、英語、中国語、スペイン語、ベトナム語の6つの言語で展開されていること。
しかも、驚くのはアーティストが6言語を習得して歌っているだけではなく、プロジェクトLで協業しているSupertoneのAI音声技術を使い、歌唱した発音をAIが補正し、ネイティブの発音に近づけているのです。
また「Masquerade」では途中に女性の声が入っているのですが、これは女性アーティストとフィーチャリングしているというものではなく、イ・ヒョンの音声をAI技術によって女性の声に変換しているのです。全て作り変えるのではなく、元々あった音楽にAIをプラスすることで、無限大のアレンジが可能であることを証明しました。
ジャンルを超えた編曲
AI技術を駆使した「Masquerade」は、原曲だけではなくシティポップや、ラテン調など様々な曲調にもマッチするのが特徴です。さらに、打ち込み調の楽曲であるにもかかわらず、バンドミュージックにもアレンジ可能!
Masquerade(Summer Mix)
Masquerade(City Pop Mix)
特に、K-POPアイドルの楽曲を生演奏バンドにアレンジしてパフォーマンスする、韓国のYouTubeチャンネル「it’s Live」では「Masquerade」の新たな一面が堪能できます。音声技術を使って表現した女性の声や、6つの言語をミックスして歌い上げるMIDNATTのステージング力も見どころ。
外国人歌手とのコラボレーションも
「Masquerade」は6つの言語で楽曲を発表していますが、その中でベトナムのシンガーソングライターHoàng Dũng(ホアン ズン)とコラボレーションを行っています。互いの国の言葉で歌うのはもちろん、MIDNATTはベトナム語、ホアン ズンは韓国語で歌う部分も見られ、音楽を通じた国際交流が実現しました。
また、TikTokには「Masquerade」のダンスチャレンジ動画を次々と投稿。特にHYBE LABEL所属のBTSジミンや、ENHYPENのジョンウォンとのコラボ動画は、配信開始からわずかの時間で多くの再生回数を記録するなど、大きな注目を浴びています。
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ダンスチャレンジは、アイドルグループの枠を超えたコラボレーションと、ステージ上では見られない表情が見られるとファンの間でも評判になっています。「Masquerade」は、日本語版も発売されているので、ぜひ日本のアーティストとのコラボレーションも期待したいですね!
まとめ
MIDNATTについて解説してきましたが、知れば知るほどプロジェクトLについて興味が湧いてきたのではないでしょうか。HYBEが初めて手がけた人と人工知能のコラボレーションプロジェクトは、最先端の技術を使いながらも、全て新しく作るのではなく、人にしか表現できない部分を基にAI技術で拡張していくスタイルを確立しました。
人が成長することによってプロジェクトLも広がりを見せていく…。これこそ人とAIの共存だと言えるのではないでしょうか。プロジェクトLがどのような成長を遂げるのかはもちろん、MIDNATTの今後の活動についても追い続けたいと思います。