SHINee(シャイニー) メンバーの経歴や魅力を徹底解説

SHINee(シャイニー)  メンバーの経歴や魅力を徹底解説

独特な世界観で世界中のファンを虜にしている「SHINee(シャイニー)」というグループを知っていますか?

2018年から、ほとんどのメンバーが兵役入隊を始めたSHINeeですが、ついに2020年除隊が決定。2021年にカムバックをしてくれるのではと期待されています。

今回はSHINeeの経歴や魅力について徹底解説していきたいと思います。

SHINeeってどんなグループ?


SHINeeメンバー

  • オンユ(リーダー、リードボーカル)
  • ジョンヒョン(メインボーカル)
  • キー(ボーカル、ラップ)
  • ミンホ(メインラッパー、ボーカル)
  • テミン(メインダンサー、ボーカル)

2008年にSMエンターテインメントからデビューした5人組アイドルグループです。SMエンターテインメントといえば、東方神起や少女時代、SUPER JUNIORなど大人気グループを輩出してきた事務所です。

SHINeeというグループ名には「光る、輝く」という意味の「SHINE(シャイン)」に「〜する人」という「ee(イー)」を組み合わせたもので、造語となっています。意味は「光り輝く人」です。

SHINeeには、音楽、ダンス、ファッションとあらゆるジャンルで、最先端のトレンドを発信するという「コンテンポラリーバンド」というコンセプトがありました。そのため、メンバー全員がボーカルパフォーマンスをして、型にはまらない音楽を追求していくグループとなっています。

公式ファンクラブの名前は「SHINee WORLD(シャイニー ワールド)」です。短くして「シャオル」と呼ばれています。SHINeeの公演ブランドとしての意味も持ち合わせており、SHINeeのコンサートには全て「SHINee WORLD」という表現が使われています。

MEMO

日本ではヲタクの「ヲ」をもじって「シャヲル=SHINeeのヲタク」と呼んでいるファンもいます。

 

韓国での活動


2008年5月23日、SMエンターテインメントよりデビューミニアルバム「Replay」を発売。その2日後の5月25日には音楽番組に出演し、初めての舞台を披露しました。SHINeeのデビュー日は、番組出演をした5月25日をデビュー日としています。

当日はSHINeeの姿を見ようと800人ものファンが応援に駆けつけたということです。番組出演を終えたSHINeeは、来てくれたファンに対してキャンディーを配るという対応を見せ、ファンを喜ばせました。

デビューから3ヶ月後の8月には1stフルアルバムを発売すると、音楽番組で1位を獲得。嬉しさのあまり涙で顔があげられないメンバーもいる中、テミン、オニュが代表して事務所の方々やファンに対して感謝の言葉を伝えました。

ついにスターの仲間入りをしたSHINeeは、2008年のMnet KM Music Festival、ゴールデンディスク賞、ソウル歌謡大賞の3つの大きな授賞式で新人賞を獲得しました。

2009年にはジョンヒョンが作詞した「JULIETTE」がタイトル曲となった2ndミニアルバム「ROMEO」を発売し、その5ヶ月後の10月には早くも3rdアルバム「2009, Year Of Us」を発売しました。

「2009, Year Of Us」のタイトル曲である「Ring Ding Dong」のサビ部分のメロディーが中毒性を持っており、一度聞くと頭から離れなくなってしまうため「受験勉強をしている学生が聞いてはいけない禁止曲」に選ばれてしまったほどです。しかし、それはSHINeeとしての人気が高まっていることを証明していました。

デビューから3年後にあたる2011年には韓国で初の単独コンサートを開催しました。このコンサートは当初小さめの会場で行う予定でしたが、日程と場所を変更し、約1万5,000人が収容できる会場で行うことを決定しました。しかも2日間に渡って開催されることも発表され、ファンを驚かせました。

そして世間をも驚かせたのが、2012年に発売された4枚目のミニアルバム「Sherlock」でした。この曲は、同じアルバムの2曲目「Clue」と3曲目「Note」の2曲を組み合わせたハイブリッドリミックス曲として発表され、当時の歌謡界に衝撃を与えました。

MEMO

「Sherlock」はアメリカの音楽雑誌「ローリング・ストーン」の「史上最高の男性グループ曲50」に選ばれています。

また、2013年には2月と4月にそれぞれ1枚ずつのミニアルバムを発売、そのアルバムに新曲を加えたリパッケージアルバムを8月に発売するという販売形態をとりました。総数20曲という規格外の曲数を半年の間に発表したことになります。さらに、リパッケージアルバムにはキーが描いた絵が使用されるなどのこだわりも見せました。

そしてSHINeeの代表曲とも呼べるタイトル曲「Everybody」が収録されたミニアルバム「Everybody」が発売されました。この曲は「ハーメルンの笛吹き男」をモチーフとしており、SHINeeの音楽で人々を魅了するというコンセプトになっています。

「Everybody」ではロボットをイメージさせる振り付けが話題となり、曲間ではメンバーがロボットの一部となって1つのロボットが合体するというパフォーマンスを見せました。あまりの完成度とパフォーマンスの高さに観客からどよめきが起きたほどです。この曲は、現在でもコンサートの起爆剤の役割を持つ曲になっています。

2014年にはソロとしての活動が始まりました。キーがINFINITE(インフィニット)のウヒョンと「Toheart」というユニットを組んでデビューすると、8月にはテミンがミニアルバム「ACE」を発売してソロデビューしました。

テミンのソロデビューに続く形で、2015年にはジョンヒョンがミニアルバム「BASE」を発売してソロデビューしています。短期間に3人のメンバーがソロ活動をスタートさせていることは、SHINeeの歌唱力の高さをも証明することになりました。

多彩な曲を発表してきたSHINeeでしたが、今まで発売された楽曲とは違ったアプローチを見せたのが2015年5月に発売された4枚目のアルバム「Odd」でした。タイトル曲となった「View」では等身大の若者の葛藤が描かれたMVを公開しましたが、大衆性に寄った作品だと評価する声もありました。

それに対して、キーは「前作のEverybodyで限界値を示したので、それ以上をやっても同様に受け取られる」と悩み、デビュー当時の「Replay」のような感性と感覚を見せていくことが新しいと思って選ばれた曲が「View」だったと語っていました。

MEMO

この件については、メンバーも「自分たちの等身大の姿を見せたかった」という意見を述べています。

しかし、「Odd」のリパッケージアルバムとなった「Married To The Music」では「View」とまた違った高いパフォーマンスを見せつけ、「ムササビダンス」「胴上げダンス」「鶏の足ダンス」「跳び箱ダンス」など1曲の中に多様な振り付けを入れました。この曲が披露された音楽番組では大勢のダンサーとのコンビネーションがあるにも関わらず、ワンテイクで撮影され話題を呼びました。

2017年には、また新たなチャレンジを行なったSHINee。5枚目のミニアルバム「1 of 1」ではレトロコンセプトを打ち出しました。なんとこのアルバムをカセットテープでも発売し、MVでもレトロ感がある衣装に身を包みパフォーマンスを行いました。

これに対してコンテンポラリーバンドとしてのコンセプトから外れているのでは?という意見もありましたが「カセットテープを知らない若者世代には新たな印象を与え、30代以上には思い出を引き起こす対象になるかもしれない。私たちだけのカラーでレトロを解釈することができる」と、ジョンヒョンはインタビューで語っていました。

MEMO

当初、カセットテープは1,000個限定で販売されましたが1日で完売してしまったため、50,000個の追加生産が行われました。

自分たちの考えを音楽で伝え、常に新たなことに挑戦し続けてきたSHINeeでしたが、2017年はSHINeeにとってもファンにとっても辛い出来事が続く年になってしまいました。

2017年8月、オンユが江南のクラブで酒に酔った状態で女性に触ったと在宅起訴される出来事がありました。この件は後に「嫌疑なし」とされましたが、オンユはドラマの降板やコンサートへの不参加を余儀なくされました。リーダーとしての責任もあり、コンサートの不参加は自ら申し出たということです。

さらに12月、ジョンヒョンが自宅で心肺停止状態で発見されたとの速報が入りました。その後、病院先での死亡を確認。あまりにも突然で、あまりにもショッキングな出来事に世界中がそのニュースに注目し、涙しました。

ジョンヒョンの死以降は、4人での活動を行なっているSHINeeですが、インタビューでは必ず「5人で頑張ります」と答えています。そして「SHINeeは永遠に5人だ」とも語ってくれています。

2018年はSHINeeデビュー10周年の記念の年でした。まだジョンヒョンとの別れを整理できていない辛い時期でしたが、ファンのため、何よりジョンヒョンのためにもSHINeeは新たな作品の発表とファンイベントの開催を告知しました。

記念の年となった2018年に発売した新しいミニアルバム「The Story of Light」は、それぞれに違った曲が5曲ずつ収録されているアルバムを隔週で計3枚発売し、その後新曲1曲を追加したフルアルバム「The Story of Light -Epilogue」を発売するという販売形態となりました。

また、ミニアルバムにはそれぞれにタイトル曲が準備され、長期的なプロモーションが行われました。このアルバムは全体的にエレクトロポップな曲調が多く、新たなSHINeeの挑戦が感じられるアルバムとなりました。

また、今回のアルバムのMVやジャケットに登場する場所や動物が「星の王子様」を連想させると話題になりました。この本はジョンヒョンの愛読書としてファンの間では有名な話でした。確実な情報はないので憶測になってしまいますが、ジョンヒョンを感じるツールが散りばめられていることはファンにとっても嬉しいことだったのではないかと思います。

SHINeeは、音楽だけではなくファッションでも革命を起こしています。韓国では男性がスキニージーンズを履くという習慣がありませんでしたが、「スキニー=SHINee」と言ってもいいくらいのイメージを持っていたSHINeeを見て、真似をする若者が続出。大ブームを巻き起こしたのです。

MEMO

もともと太りやすい体質だったキーは、スキニーを履くためにダイエットを頑張っていたことを告白しています。

また、それぞれがドラマや映画にも出演し俳優としても活躍しています。特にミンホは時代劇から青春ドラマまで様々なジャンルのドラマに出演しており、アイドルファン以外のファンも獲得しています。若手の新人俳優だと思っていたら、アイドルだったということを後で知って驚いたという人も現れるほどでした。

日本での活動


SHINeeが初めて日本での活動を行なったのは2009年のことでした。当時はまだ日本デビューをしていませんでしたが、東京で行われたイベントには北海道や沖縄からもファンが訪れ、SHINeeの来日を歓迎しました。この歓迎にはメンバーも驚きを隠せず「初めての日本なのに、多くのファンが応援してくれて嬉しかった」と語っていました。

2010年12月に初めての単独コンサートが行われました。場所は代々木第一体育館と、とても広い会場が準備されたにも関わらず、応募者が約10万人を突破したため急遽1公演だったところ昼公演を追加し、2公演行うことを発表しました。さらに、このコンサートでは待望の日本デビューが決まったことをファンへ報告しています。

2011年のデビュー前に日本では東日本大震災が起こり、大変な時期でもありました。このとき、東方神起や2PMをはじめとするアーティストがチャリティーを目的としたイベントを日本で行いました。もちろんSHINeeも参加しています。SHINeeは、その後の日本でのコンサートの際にも、被災者を気遣うメッセージを送っていました。

2011年6月22日、ついにSHINeeのデビューシングルである「Reaplay-君は僕のeverything-」が発売されました。この曲はオリコン週間ランキングで2位を記録し、その後発売された「JULIETTE」「LUCIFER」も連続でオリコン週間ランキングTOP3に入るという快挙を果たしました。

デビューから3作連続TOP3入りという記録は、海外アーティストとして初めてのことであり、日本でもオリコンシングルランキングが始まってから44年目で初の快挙となりました。

コンサートの場所は、年を重ねるごとに大きくなっていきました。2012年にはアリーナツアーを行っています。このツアーでは全国7都市を周り、全20公演を行いました。観客動員数はなんと20万人!!また、2012年には日本初のオリジナル曲「Dazzling Girl」を発売し、ファッションデザイナーの丸山敬太さんがジャケットとMVに協力しています。

SHINeeは日本人とも仕事で関わりが深いグループでもあります。SHINeeが韓国でデビューした「Replay」では仲宗根梨乃さんが振り付けを担当しており、その後も菅原小春さんなど日本人ダンサーとも仕事をしています。

2013年には1st日本オリジナルアルバム「Boys Meets U」を発売しました。半年ぶりのアリーナツアーも行ったSHINeeですが、この年に行なった事務所主催のイベント「SMTOWN LIVE WORLD TOUR Ⅳ in TOKYO」で伝説のパフォーマンスを見せました。

当日は台風18号が近づいており、会場が味の素スタジアムだったため、豪雨の中イベントが行われました。雨でステージが滑る危険性もある中でSHINeeは振り付けを一切変えずに迫力のパフォーマンスを披露しました。このパフォーマンスはファンから「映像に残してほしい」と声が上がり、後に発売されたCDのファンクラブ限定盤特典としてDVDに収録されました。

また、2013年ごろからSHINeeの曲が日本のCMやテレビ番組のテーマソングとして採用されたこともあり、徐々に日本での知名度を上げていきました。

2014年には3枚目の日本オリジナルアルバム「I’m Your Boy」を発売しました。このアルバムでSHINeeは、オリコンチャートシングル・アルバムを通して初めての1位を獲得しています。このアルバムをひっさげて、最大規模となるホール・アリーナツアーも開催しています。日本での人気が確実のものとなったと言ってもいいのではないでしょうか。

2015年、ついにSHINeeは東京ドームでのコンサートを開催させました。目標としてきた東京ドームに立てたことにメンバーは感動し、ファンに感謝の言葉を述べると、アンコールではファンからのサプライズプレゼントが準備されていました。

東京ドームのスタンド席に「WE LOVE SHINee」という文字が浮かび上がったのです。このことを知らされていなかったメンバーは驚きの表情を浮かべ、泣き出すメンバーや、その光景を目に焼き尽くそうと立ち尽くすメンバーがいたりと、様々な反応を見せました。

2016年に発売した4枚目の日本オリジナルアルバム「D×D×D」オリコン1位を獲得し、前作のアルバム「I’m Your Boy」に続き2作品連続の1位獲得となりました。さらにこの年にはテミンの日本デビューも決定。デビュー曲となった「さよならひとり」はタイアップも付き、オリコンチャート3位を獲得しました。

2016年12月には、日本の地上波音楽番組「2016 FNS音楽歌謡祭」に出演し、新たなファンを獲得しました。この番組はゴールデンタイムに放送された年末特別番組でもあったため、様々な視聴者がいました。

K-POPファン以外からも「あのグループは誰??」「メンバーがみんなイケメン!」と話題になり、SHINeeが検索ワードデイリーランキングでTOP10入りをするほどでした。以前にもテレビ出演をした機会はありましたが、この番組は大きな反響を呼びました。

その反響もあってか、2016年12月に行われたコンサートは、以前の東京ドームと比べて比較的小さな会場である横浜アリーナで行われたため、チケットが入手困難な状況になるほどでした。

2017年、日本デビュー5周年を迎えたSHINeeは、5回目となるツアーを開催。約25万人を動員しました。さらに、日本公演100回を記念するメモリアルなツアーにもなり、改めて日本のファンへ感謝を伝えました。

2017年は嬉しい出来事がたくさんあった反面、12月にはジョンヒョンの死が伝えられるという悲しい出来事がありました。翌年の2018年2月、SHINeeは日本でのツアーを予定していました。これはメンバーのオンユが自身で起こした不祥事に対する自粛からの復帰コンサートでもありました。

ツアーはもちろん中止だと思われていましたが、SHINeeは日本のファンとの約束を守るため、そしてジョンヒョンと一緒に歌うため2018年2月、東京と大阪での公演を開催しました。この発表はファンにとっても賛否が分かれた公演となりましたが、メンバーは日本公式ホームページに直筆の手紙を掲示し、自身の気持ちをファンに伝えました。

2018年、日本で初のベストアルバム「SHINee THE BEST FROM NOW ON」を発売すると、このアルバムは発売初週で8.9万枚を売り上げ、自身が持っていた7.2万枚売上の記録を更新し、自己最高記録となりました。

また、この年に韓国でのデビュー10周年を迎えたSHINeeは、7月に日本で日本のファンクラブ会員のためのファンイベントを東京ドームで行っています。2月のコンサートでは涙を見せていたSHINeeでしたが、このときは終始笑顔でファンと触れ合っていました。

日本に公式ファンクラブがあるSHINeeは、兵役入隊中のオンユやミンホ、キーがファンクラブ会員のためにメッセージボイスを送ってくれたり、充実した会報を作ってくれたりと、常にファンを大切にしてくれています。

韓国のファンはもちろん、日本のファンや世界中のファンを大切にしてくれるSHINee。また日本で会える日が来ることを楽しみに待っています!

ソロとしてのSHINee

SHINeeはメンバー全員がソロ活動を行なっているグループでもあります。SHINeeとしての一面とはまた違った表情が見られるソロ活動についても紹介したいと思います。

ONEW(オンユ)


圧倒的な歌唱力を持ちながら、なかなかソロデビューの話がなかったオンユ。2018年の兵役入隊前、オンユはファンへ素敵なプレゼントを準備してくれました。それが待望のソロデビューです。

オンユにぴったりなタイトル「VOICE」と題されたミニアルバムは、オンユの魅力的な声を十分堪能することができる1枚となりました。

バラードやR&Bなど、ゆったりとした曲調が多くオンユの人柄を表しているようなアルバムとなりました。タイトル曲の「BLUE」には歌詞の中に「青い夜」というジョンヒョンを思わせるような歌詞があったりと、切ない場面を見せる曲となりました。

MEMO

ジョンヒョンは「青い夜」というラジオ番組を担当していました。

また、オンユが作詞をした「온유하게 해요(Shine On You)」という、SHINeeとオンユの名前が入った曲があるなど、オンユからファンへのラブレターのようなアルバムとなっています。

このアルバムを発売後すぐに入隊してしまったため、音楽番組での活動はありませんでした。除隊したら、いつかファンの前で披露してほしいですね!

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JONGHYUN(ジョンヒョン)


ジョンヒョンがソロデビューしたのは2015年のことでした。テミンとキーのソロデビューに続くようにミニアルバム「BASE」を発売しました。

ジョンヒョンは、まさに「アーティスト」「音楽家」という天性の才能があると感じます。その才能は「BASE」に全て表れていると感じました。ダンスミュージック、R&B、ヒーリングを感じさせる様々な曲を歌い上げています。

さらにラッパーやR&Bミュージシャンとフィーチャリングし、ミュージシャンの良さを最大限に活かしながらも、そこにジョンヒョンの歌声を重ねているという歌い方をしています。ジョンヒョンはSHINeeの中でも断トツの歌唱力を持っていましたが、その才能が発揮されたアルバムとなったと感じました。

また、ジョンヒョンの死後発売されたミニアルバム「Poet | Artist」は2018年のビルボード「今年のベストK-POPアルバム20」で2位に選ばれ、韓国でも2019年に行われた「第33回ゴールデンディスクアワード」のアルバム部門で本賞を受賞しました。

この授賞式にはジョンヒョンの代わりにミンホとテミンが出席しました。ミンホはファンへの感謝を伝えるとともに「誰よりも音楽とステージを愛したジョンヒョン兄さんをずっと記憶してほしい」と語りました。

ジョンヒョンの遺作となったこのアルバムのタイトル曲は「Shinin’」。このアルバムもポップからR&B、バラード、ソウルミュージックなど様々な曲が収録されています。収益金はジョンヒョンの母親に渡され、財団設立のために使われることが発表されました。

KEY(キー)


キーは、ユニットしての活動も行っています。2014年にINFINITWのウヒョンとユニット「Toheart」を結成しました。

「Toheart」はSHINeeにもINFINITEにもない新たなジャンルの曲調が多く、ダンサンブルなナンバーから歌謡曲のような誰もが聞きやすい曲が詰め込まれています。デビュー当時のインタビューでは「音楽番組で1位をとるより【がんばった】【よくやった】と評価されたい」と語っていました。

そして2018年にミニアルバム「FACE」を発売し、ソロデビューしました。キーが大好きなオールディーズを思わせる曲調が多く、新しさの中に懐かしさを感じる曲が並んでいます。

MEMO

元SISTARのソユやCrushなどのアーティストともフィーチャリングをしており、自身の音楽の幅を広げました。

また、12月には日本でもアルバムを発売し、日本デビューを果たしています。このアルバムはオリコンチャート1位を獲得しており、L’Arc-en-CielのTETSUYAやCoCoなど日本人アーティストとのフィーチャリングも話題となりました。

キーは、日本でのアルバムをひっさげて神戸と横浜で単独コンサートを開催しました。横浜のコンサートはクリスマスに開催されたこともあり、全国からSHINeeのファンが駆けつけました。

このコンサートではキーの世界観があふれており、コンサートの中にファッションショーを取り入れゲストで西内まりやさんが登場するなどのサプライズもありました。MCではキー自らが日本語でファンとコミュニケーションをとる場面も見られ、アットホームな一面も見られました。

その後、兵役入隊が決まったキーは、その前日の2019年3月3日に「FACE」のリパッケージアルバム「I Wanna Be」を発売しました。タイトル曲となった「I Wanna Be」の歌詞で「僕が一番近くにいられるように」「いつも君のそばに」と、ファンへの気持ちを綴っています。

MINHO(ミンホ)


2019年3月にデジタルシングルとして初のソロ曲を発売しました。SHINeeでは主にラップを担当しているミンホですが、この曲ではR&Bテイストのゆったりとした曲を披露しています。

ミンホは2019年4月に海兵隊への入隊が決まりました。その前にファンへのプレゼントとしてソロ曲を発売しました。さらに、デビュー後初となるソロイベント「Best CHOI’s MINHO」を開催。実際に各国のファンへとしばしのお別れの挨拶に向かいました。

日本でも2日間に渡りイベントが開催され、ミンホとの別れを惜しむファンが会場を埋め尽くしました。イベントではSHINeeの楽曲に合わせてパフォーマンスを披露したり、福山雅治さんやSMAPのカバー曲も日本語で披露するなど、愛にあふれたイベントとなりました。

MEMO

日本の他にバンコクや台北も周り、各国の国の言葉で歌を披露しました。

TAEMIN(テミン)


テミンのソロ活動は、テミンにしかできないと思わせる曲調やダンスが特徴です。ソロデビューアルバム「ACE」は、R&Bからダンスナンバーまで多彩なアルバムとなっており、ジョンヒョンが作詞をした曲や、テミンと仲が良いEXOのカイがフューチャリングで参加するなどバラエティあふれるアルバムとなりました。

SHINeeの活動ではマンネ(末っ子)らしい可愛らしさを持っているテミンですが、ソロになると雰囲気をがらりと変えて、大人で男らしいテミンへと変身します。その世界観と独特の音楽を体全体で表現しています。

テミンはシングル「さよならひとり」日本デビューもしています。日本オリジナル曲では、今までのテミンらしさを残しながらもJ-POPらしさを感じる音楽が特徴です。コンサート活動も積極的に行っており、2019年には待望の全国ツアーを開催。また、年末には初のカウントダウンコンサートを大阪城ホールで行い、話題を呼びました。

さらに、テミンは韓国でのソロコンサートでも日本の曲を日本語で披露しています。日本語の曲は、韓国語バージョンとして再収録されることが多いのですが、テミンは日本語の曲はそのままの良さを伝えたいと、あえて日本語で歌っているそうです。日本のファンとしてはとても嬉しいことですよね。

テミンはソロ活動以外にSuper-M(スーパーエム)としての活動も行っています。SMエンターテインメントの人気グループから選抜されたメンバーで結成されたSuper-Mは、まさにSMエンターテインメントのオールスターチームと言ってもいいくらい豪華なメンバーが揃っています。

テミンの他にはEXOのベッキョン、カイ、NCTのマーク、テヨン、Way Vのテン、ルーカスなど錚々たるメンバーが顔を揃えています。

Super-Mでの活動も行いながら、自身のソロ活動も継続的に行っており、2020年7月にカムバック予定です。今度はどのような世界観を見せてくれるのか楽しみですね!

SHINeeの定番曲・おすすめ曲

SHINeeの楽曲はコンセプトが毎回変わるので、全ての曲が独特の世界観を持っています。ですから、おすすめは全曲聞いてもらうことです。聞いてもらいたい曲が多すぎて選ぶことができません!!

今回は、コンサートで必ずと言っていいほど歌われているSHINeeの代表曲と、最新曲、そして日本語の曲をそれぞれ選んでみました。

Lucifer


2010年に発売された曲です。エレクトリックな曲調が印象的で、一度聞いたら耳から離れなくなってしまう独特な曲調です。SHINee初期の曲ですが今でもライブで披露されています。

「束縛さえしなければ君だけを愛すのに」という歌詞で、サビの部分が韻を踏んでいるように聞こえてくるところにも注目してほしいところです。コンサートではファンの掛け声も加わってパワーUPします。

MEMO

MVが韓国語バージョンとは違うので、ぜひ韓国語のMVも見てみてください。

Everybody


2013年に発売された楽曲で、コンサートでは欠かせない盛り上げ曲になっています。曲が始まった瞬間から会場のテンションが一気に上がります。MVはコンサートバージョンを準備したので、ぜひSHINeeのコンサートを体感してください!

ロボットをモチーフとしたダンスが魅力で、キレのあるパフォーマンスが見られます。パフォーマンスだけではなく、後半にあるボーカルラインの声の伸びやシャウトにも注目して聞いてもらいたい1曲です。

Countless


「数えきれない」という意味を持ったこの曲は、SHINeeデビュー10周年の2018年に発売されたアルバム「The Story of Ligft -Epilogue」に収録されています。

トロピカルハウスというジャンルの曲調で、今までのSHINeeにはなかった新たなチャレンジとなった曲です。

MVには青いスズランが出てくるのですが、青はジョンヒョンの好きな色であり、スズランの花言葉は「再び幸せが訪れる」という意味があります。この他にもMVを見たファンたちによって様々な考察が行われました。

LUCKY STAR


2014年に発売された日本オリジナル曲です。明るくポップな曲調で、コンサートではこの曲に合わせてトロッコに乗ったり気球に乗って会場を隅々まで周ることもあります。

普段は「アーティスト」のイメージが強いSHINeeですが、この曲ではアイドル全開の可愛らしいSHINeeを見ることができます。終始キラッキラです!!

MEMO

Hey!」という掛け声やサビの部分のダンスも楽しい曲で、韓国語バージョンも作られています。

SHINeeの魅力とは?


韓国のアイドルグループとしてデビューしたSHINeeですが、楽曲のクオリティが高く、歌唱力やパフォーマンス力も並外れたものを持っています。それは、SHINeeのメンバーが努力家で何に対しても誠実に向き合っているからこそできるものだと思います。

その姿勢はスタッフや関係者にも伝わっています。彼らを評価する人たちは口を揃えて「有名なのに礼儀正しいアイドルだ」と言っています。それを体現しているのは「挨拶」です。常にSHINeeのお辞儀の角度は90度。それはデビューの頃から今まで変わっていません。

また、ファンに対しても常に誠実に向き合ってくれています。素敵な姿だけを見せるのではなく、時には弱い姿も見せます。そして、常にファンと本音で向き合ってくれています。それはファンを何よりも大切に思っているからではないでしょうか。

実際に、オンユやミンホ、キーが兵役入隊した際には全員がファンのためにCDを贈り物として準備していました。そしてファンイベントやコンサートを行い、ファンに直接「すぐに帰ってくるから待っててね」と伝えてくれました。

そして、なんといってもSHINee自身がSHINeeをとても愛しているということが最大の魅力だと感じます。メンバー全員が互いを思い合っています。ソロ活動になっても他のメンバーが公演に駆けつけたりと、心の底から成功を願っているんだなと感じます。

MEMO

テミンの日本公演には、いつもお兄さんメンバーが駆けつけていました。愛は海をも簡単に超えてしまうんですね!

メンバー愛を感じるのはアルバムのタイトルにも表れています。SHINeeのソロ活動で発売したCDタイトルやファンイベントのタイトルをもう一度見てみましょう。「オンユ=VOICE」「ジョンヒョン=BASE」「キー=FACE」「ミンホ=CHOI’s」「テミン=ACE」と、全て語尾が「〜CE」という発音で終わっています。ソロだけど、どこかで繋がっている。これがSHINeeというグループなんです。

SHINeeの最新情報

テミンの新曲「Advice」リリース

5月18日にテミンの3rdミニアルバム「Advice」がリリースされました。

壮大な雰囲気のR&Bナンバーで、社会への警告を込めたシニカルな感情を込めた曲になっています。

ラップも披露され、曲の重みがさらに増している、聞く人の心を掴む楽曲となっています。

まとめ

今回はSHINeeを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

コンテンポラリーバンドとして新しいことに挑戦し続けるSHINeeは、いつまでも5人で輝き続けるグループであると願っています。

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