- MAYUKA(マユカ)
- 本名:小合 麻由香(おごう まゆか)
- 生年月日:2003年11月13日
- 出身地:京都府
- 血液型:A型
- 担当:サブボーカル、サブラッパー
- 虹プロジェクト最終順位:7位
- メンバーカラー:薄緑
マユカは、虹プロジェクトの東京合宿ではそれほど目立った参加者ではありませんでした。歌やダンスの順位も下のことが多く、韓国合宿に必要な「キューブ」も最後まで獲得できていませんでした。
しかし、マユカは大逆転を見せNiziUのメンバーとして選ばれており、今ではNiziUの中で不可欠なメンバーとなっています。
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目次
キューブ「0」からの大逆進
マユカは、虹プロジェクトに参加する前、特に目立った活動はしていなかったようです。しかし、2つのダンススクールに通っており、そのうちの1つはアルバイトをしながら自分でレッスン代を稼いでいました。
「親に甘えることはできない」と、週に4〜5日アルバイトをしていたそうです。学校に通ってダンススクールで練習してアルバイトをして…。当時から相当な努力家で「アイドルになりたい」という夢を実現させるために頑張っていたことが伺えます。
しかし、虹プロジェクトではマユカの地区予選での審査が注目されることはありませんでした。なぜなら「良い評価がもらえていなかったから」です。特に地区予選では「保留」という結果をもらい、東京合宿への参加も危ぶまれていました。
その後、関係者で話し合いが行われ、後日「合格」の結果をもらい東京合宿へ参加しています。しかし、東京合宿でも参加者26人中21位(ボーカル審査)、24位(ダンス審査)という下から数えたほうが早い順位でした。
さらに、韓国合宿参加に必要な「キューブ」を未だに1つも獲得していませんでした。「キューブ」には「ボーカル」「ダンス」「スター性」「人柄」4つのキューブがあり、キューブの獲得数が多いメンバーが韓国合宿に参加することができます。マユカは、最終審査までキューブの数は「0」だったのです。
しかし、マユカは焦りを表情に出しません。例え低い順位だったとしても、キューブが獲得できていなくても諦めずにコツコツ努力するマユカが印象的でした。そして、その努力が最終審査で花開きます。
ステージ披露に向けての練習が行われる中、マユカはトレーナーに褒めてもらったことで自信をつけていきます。その自信がステージでも垣間見れ、審査員だったパク・ジニョン氏の目を奪いました。
ステージが終わった後、パク・ジニョン氏は「キューブを1個もあげていないのに、まるで全部獲得した人のように自信を持っていた」と、マユカを大絶賛。
そして「今までボーカルもダンスも悪いわけではなかったがキューブをあげなかった」と、マユカに「ボーカル」「ダンス」「スター性」3つのキューブを渡しました。1つのステージで3つもキューブを獲得するのは異例なことです。
奇跡のような出来事に感じられましたが、これもマユカが大変な練習に耐えて努力を続けてきた当然の結果のようにも思えました。そして、この出来事がきっかけで、マユカに対する注目度も一段と上がったのです。
どんな曲にも染まれる柔軟さ
最後の最後で韓国合宿行きを決めたマユカでしたが、韓国では練習してきたことに対しての結果が思ったように出ませんでした。
その原因としてパク・ジニョン氏は「自分でアマチュアだと思っている」と芯をつくような評価をしています。アヤカは周りの参加者と比べて実力の差は明らか。そのため、上手くパフォーマンスができても自信のなさは消えませんでした。
その自信のなさがパフォーマンスや表情にあらわれてしまったのです。アイドルが不安そうな顔をしていたらファンも楽しめませんよね。アヤカは今までのように「ステージを楽しもう」と準備してきました。
しかし「ステージを楽しむこと」と「私は特別な人だと自信を持つことは違う」ということをパク・ジニョン氏は伝えてくれました。そして「実力の差ではなく、考え方の違いだ」とアドバイスをしました。
そこからのマユカは、出口の光が見えたかのように変わったと思います。3つのキューブをもらったときのように自信に満ち溢れた笑顔が多くなりました。さらに驚いたのは、曲のコンセプトに合わせた表情を見せるようになったことです。楽しい曲は笑顔で、切ない曲は苦しそうな表情や鋭い目つきで歌い上げました。
その変化はパク・ジニョン氏にも伝わっていました。「ステージで、どんな曲をやっても優しい子にしか見えなかった」と、今までのパフォーマンスについて分析し、新たなマユカの一面を見せてくれたことに対して高い評価をしています。
どうして急にマユカは変化できたのでしょうか?それはデビュー前に目立った経験がなかったことが影響したと感じます。
人は経験を積めば積むほどいい意味でも悪い意味でも「その人なりの癖」が出ます。マユカは今までダンススクールに通った経験はあったものの、練習生として活動していた経験もなければ大会に出場したこともありませんでした。
マユカは何色にも染まっていない真っ白に近い状態で虹プロジェクトに参加しました。そのため、どんなジャンルの曲に対しても前向きに練習することができたのではないかと感じました。
マユカは挨拶で「カメレオンマユカ」と自身を表現することがあります。肌の色をどんな色にも染められるカメレオンのように、曲に合わせてマユカ自身を自在に変えられる存在ということですね。飛び抜けて目立つことはなくとも、どんなコンセプトにも対応できるマユカはNiziUとしても大きなものだと感じました。