WONHO(ウォノ) – ソロアーティストとして再出発したMONSTA Xメンバーを徹底解説

WONHO(ウォノ) – ソロアーティストとして再出発したMONSTA Xメンバーを徹底解説

韓国のポピュラー音楽として流行した「K-POP」は、今や韓国国内だけではなく、世界中で大きな人気を集めており、BTSやBLACKPINKなど世界的に人気のK-POPアイドルグループや、SuperMのようなアメリカから世界へK-POPを広めようと活動しているグループが存在しています。

今回紹介するのは、日本でも大きな人気を誇る「MONSTA X(モンスタエックス)」を2019年10月に脱退し、ソロアーティスト&プロデューサーという新たな道を歩み始めた「ウォノ」です。彼もまたグローバルアーティストの一員として世界に認知され始めています。

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ウォノってどんな人?

  • WONHO(ウォノ)
  • 本名:이호석(イ・ホソク)
  • 生年月日:1993年3月1日
  • 出身地:韓国 京畿道安養市
  • 身長:178cm
  • 血液型:B型

ウォノは、2014年に韓国で放送されたサバイバル番組「NO.MERCY」にSTARSHIPエンターテインメントの練習生として参加し、見事MONSTA Xのメンバーとしてデビューしました。

MONSTA Xはダイナミックなパフォーマンスを武器に、数々の賞を総なめにしています。今では韓国だけではなく、世界中を駆け巡るほど大人気のグループへと成長しました。2017年5月には日本デビューが決定し、大規模なツアーも行っています。

ウォノは持ち前の筋肉と、クールな印象とは真逆の可愛らしさが評判で、韓国では「隠れマンネ(末っ子)」と呼ばれ、日本では「赤ちゃん」と呼ばれることもあるほど。ウォノ自身も、この呼び方を気に入っているようで「ニックネームみたいだ」と語っていました。

これほどまでにファンから愛されていたウォノが2019年10月、突然MONSTA Xの脱退を発表したのです。どうしてウォノがグループを脱退するに至ったのか?それは身近な人物からのメッセージが発端でした。

 

ウォノの脱退理由とは?

2019年10月、MONSTA Xとして7枚目のミニアルバム「FOLLOW-FIND YOU」を発売し、華々しいカムバックをした3日後、以前からウォノと親交のあった人物が自身のSNSに「ウォノが自分に借金をしている」といった内容のメッセージを投稿しました。

これに対し、事務所側は「事実無根」だと表明し「法的措置を検討している」との強い態度を示しました。しかし、その人物はさらにSNSに「ウォノには前科がある」と新たなメッセージを投稿したのです。

この問題が起きる前には、ウォノとミニョクがサイン会で不適切な対応をしたことが話題となり、2人が公式に謝罪するという出来事がありました。その後、ウォノの過去に関する投稿の件があり、事務所と一緒に解決に向けて動き出すかと思われましたが、それから3日後、ウォノは突如MONSTA Xを去ることを発表しました。

MONSTA Xの公式ファンコミュニティに直筆のメッセージを掲載し、正式に脱退を発表したウォノ。そこにはファンへの謝罪と感謝、MONSTA Xメンバーへの気持ちが書かれていました。ミニアルバムを発売して、カムバック活動も積極的に行わなければならない中、あまりにも様々なことが立て続けに起こり、ファンも混乱したのではないでしょうか。

ウォノの脱退に、ファンは事務所の前に集まって「MONSTA Xは7人である」「事務所はウォノを守らなければならない」といった声をポストイットに書き、貼り出しました。それだけではなく、Twitterでは韓国語で「#ウォノ脱退反対」のハッシュタグが作られ、日本でもトレンド入りする反響を見せました。

しかし、ウォノの脱退発表から一夜明けた11月1日、韓国の芸能情報サイトがウォノの過去についての投稿をした人物に行ったインタビューを掲載し、ウォノが過去に大麻吸引をしていたと新たな情報を発表しました。

この報道によりSTARSHIPエンターテインメントは、これ以上ウォノと契約を結ぶことはできないと判断し、2019年11月1日付けでウォノとの契約を解除したと発表しました。

新たな出発


ウォノの大麻吸引疑惑はその後、麻薬捜査隊の捜査が入りましたがウォノの積極的な協力もあり2020年3月10日に「疑いに対して一切の嫌疑なし」の処分を下しました。そして、2020年4月10日には新たにSTARSHIPエンターテインメント傘下のレーベルであるHIGHLINEエンターテインメントと専属契約を締結したことを発表しています。

それだけではなく、全世界のトップスターであるマドンナが立ち上げたアメリカの音楽専門ビジネスマネジメント会社「MAVERICK」とマネジメント契約を締結しました。

「MAVERICK」は現在マドンナの手を離れ、音楽マネージメントグループとして設立しており、エアロスミスやU2といった誰もが1度は耳にしたことがあるアーティストが所属している会社として有名です。

ウォノは、この締結を機に動画配信チャンネルを開設して、今まで待ってくれていたファンと交流を図りました。ファンに直接説明できないままMONSTA Xを去ったウォノにとって、早く会いたい存在だったのが自分を支えてくれるファンだったのではないでしょうか。

また、動画配信を通じて、ウォノは自身のファンクラブ名を作ったことを伝え、ファンクラブ名を「WENEE」にしたことを発表しました。ウォノ自身が選んだ名前だそうで「We need」「We are new ending」の略であること、そして「私たちはお互いに必要な存在」「新しい結末」という2つの意味が込められた名前であることを直接ファンに伝えました。

2020年9月4日、ついにウォノのソロデビューミニアルバムが発売されました。「Love Synonym #1: Right for Me」と題されたミニアルバムは、先行公開された楽曲「LOSING YOU」のリリックビデオを韓国語・英語・中国語・日本語の4ヶ国語で制作し、グローバルな活動を予想させました。

デビュー当日は動画配信でショーケースを行い、34万人ものファンが世界中から声援を送りました。ウォノもオンラインという形ではありましたが、待っていてくれたファンを近くに感じることができたと感じます。

ウォノのデビューミニアルバムは、iTunesのワールドワイドアルバムランキング、iTunesのトップK-POPチャートでアメリカやイギリス、カナダなど20カ国で1位を獲得し、早くも世界から大きな注目を浴びました。

タイトル曲の「OPEN MIND」は、ビルボードのワールドデジタルソングセールスチャートで4位を獲得、ミニアルバムはアルバムチャート9位を獲得しています。それだけではなく、ビルボードではアルバムセールスチャート、エマージングアーティストチャートなど6つのチャートにランクインしました。

2021年2月には1stミニアルバムのPart.2として「Love Synonym #2: Right for Us」が発売。このアルバムではウォノが8曲の収録曲のうち5曲の制作に参加し、プロデューサーとしての一面も見せました。

2021年9月には2ndミニアルバム「Blue Letter」を発売。タイトル曲の「BLUE」は、ポップで明るい印象を持つ楽曲ですが、曲が進むにつれて静かな印象が加わっていくという構成になっています。

ウォノは「自分の話を直接お聞かせしたかった」とし、アルバム全楽曲の作詞・作曲・編曲に携わりました。曲によって様々な表情を持っている楽曲を聞くと、ウォノの引き出しの多さに改めて驚きを隠せません。

「Blue Letter」は、iTunesのワールドワイドアルバムチャートで3位を獲得し、TOP100アルバムチャートでも5つの国と地域でTOP10にランクインするなど高い評価を受けています。

海外での反応


ウォノはソロ活動を始めてから、海外でも熱い注目を浴びています。ソロデビューミニアルバムがビルボードのワールドデジタルソングセールスチャートで4位を獲得したという記録ももちろんですが、ウォノがグループを脱退してから再び歌手として再出発するために行ってきた努力と結果にも賞賛が集まりました。

2021年2月には、アメリカの経済専門誌フォーブスが「2021年、米国を驚かすK-POPソロスター5人」にウォノを選出しました。ウォノ他にはBTSのRMやBLACKPINKのロゼなど、名だたるK-POPスターが名前を連ねています。

また、フォーブス誌だけではなくイギリスの音楽雑誌「New Musical Express」もウォノに注目。音楽性はもちろんのこと、ウォノとファンの繋がりの強さについても「ウォノの音楽を聞いて、誰もが確信できることがあるとしたら、それはファンに対する愛と感謝の気持ちである」と、ウォノが待っていてくれたファンに向けて示した感謝の気持ちにも触れました。

ウォノは日本でも活動を再開しています。2020年7月1日には日本公式サイトや、日本公式Twitterを開設。27日には日本公式ファンクラブを立ち上げています。ファンクラブの受付開始時にはアクセスが殺到し、なかなか繋がらないという現象が起こったほどです。

2021年8月4日にはプレデビュー曲として、韓国で発売されたミニアルバム「Love Synonym #2: Right for Us」のタイトル曲「LOSE」の日本語バージョンを配信限定で発表しました。

さらに、2021年10月27日には日本デビューシングル「On The Way~抱きしめるよ~」が発売されます。ウォノにとって日本はMONSTA Xとしてデビューを果たした国でもありますし、日本語はウォノが初めて勉強した外国語だそうです。

ウォノの日本デビューに先駆けて、渋谷と神戸でポップアップストアが開催される予定になっており、デビュー前から日本ファンを楽しませてくれそうです。

日常のウォノを堪能してほしい


以前から動画配信やSNSでファンとの交流を数多く行ってきたウォノですが、ソロ活動をするようになってからは以前にもましてファンとの距離が近くなったような印象を受けます。

ウォノは韓国での活動が忙しいながらも日本のファンクラブも設立しましたが、ファンクラブ会員のみが見られるコミュニティには勉強した日本語で、ファンへの愛情を示してくれるメッセージを投稿しているようで「このメッセージが読めるだけでも感動的で嬉しい」「ファンクラブに入ってよかった」といった感想が挙がっていました。

2020年10月1日に、ウォノは個人のYouTubeチャンネル「ohhoho」を開設。モッパン(食べる放送)や、トレーニングの様子、料理を作る動画など普段のウォノが感じられる動画を見ることができます。「韓国語がわからない」というファンのためにスペイン語・英語・日本語の3ヶ国語の字幕が準備されているので、ぜひステージでは見られないウォノを堪能してみてください。

ウォノおすすめ曲

ソロアーティストとなってからウォノの楽曲はグローバルな印象が強く、アイドルとしてではなく歌手として高い注目を集めています。ウォノは、タイトル曲を作るにあたり「新しい雰囲気に挑戦するのが好き」と語っており、その言葉通り全く違った印象の楽曲がタイトル曲として発表されています。

OPEN MIND


2020年9月に発売されたデビューミニアルバム「Love Synonym #1: Right for Me」のタイトル曲です。

ウォノはMVでコイントスをする場面を挙げ「コインを通じて運命に任せるのではなく、アーティストとしての成長、ソロアーティストとしての様子を見せたいという抱負が込められている」と語っています。

LOSE


2021年2月に発売されたデビューミニアルバムのPart.2「Love Synonym #2: Right for Us」のタイトル曲です。

愛に振り回される主人公の気持ちが描かれた「LOSE」は、韓国語・英語・日本語の3ヶ国語のバージョンがあるのですが、それぞれの歌詞でニュアンスが変わってくるのが特徴です。そのまま訳すのではなく、言葉の表現方法にも注目した制作陣のこだわりが見えてきます。

BLUE


2021年9月に発売された2ndミニアルバム「Blue Letter」のタイトル曲です。

「BLUE」「憂鬱感」「海の青さ」という2つの言葉を表現した色で「コロナ禍で世界が分断された状況の中でも、想像次第で日常が明るくなる」というメッセージが込められています。

まとめ


グループを脱退してしまうと、そのままアイドルとしての活動を終了してしまうアイドルも多い中、ウォノは再びファンの前に戻ってきてくれました。

自分がMONSTA Xを脱退したときには、たくさんのファンが悲しみ、復帰したときには感謝と喜びを表現してくれました。ファンの気持ちを知っているからこそ、ウォノは忙しい生活の中で少しでもファンの近くで言葉を届けてくれています。

ウォノが戻る場所を作って待っていてくれたファン、そしてこれからウォノと出会うファンに向けてどんな表情を見せてくれるのか、どのような楽曲を聞かせてくれるのか、今から楽しみでなりません。

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