少女時代 5年ぶりにカムバック! ガールズグループを牽引してきたレジェンドを徹底解説

少女時代  5年ぶりにカムバック! ガールズグループを牽引してきたレジェンドを徹底解説

5人体制での再出発

テヨン、ユナ、ユリ、ヒョヨン、サニーの5人体制となった少女時代は、2018年9月に派生ユニット「少女時代-Oh!GG」の結成を発表。少女時代を受け継ぎながら、新たな活動を始めることを決めました。

「少女時代-Oh!GG」の名前には「Oh!」という感嘆詞と、少女時代の英語表記「GIRLS’ GENERATION」「GG」が組み合わさってできた言葉で、韓国語の「오지다(オジダ:完璧でしっかりとしている)」の発音と似ている面白さもあるとメディアからも注目されました。

2018年9月に「少女時代-Oh!GG」「Lil’ Touch」で正式デビュー。今までの経験によってより熟成された魅力が詰まったMVと共に新たな少女時代を披露し、アメリカのビルボードも「デビュー11周年を迎えた少女時代が愛を語ることのできる女性に成長した」と評価しています。

世界での活動

SMエンターテインメントは海外でも様々な活動を行っており、少女時代も海外で高い評価を得ています。その活動が始まったのは2008年からで、事務所所属のアイドルが総出演する「SMTOWN LIVE」を欧米やアジア、ヨーロッパで開催し、少女時代は世界に影響を与えるアイドルへと成長していきました。

2010年には、韓国でも大ヒットとなった2ndミニアルバム「Oh!」がアジアを中心に発売され、アジア4つの国と地域で音楽チャート1位にランクインすると、ベトナムやオーストラリアなどで開催されたK-POPイベントに少女時代も参加し、知名度を広げています。

2011年10月には3rdミニアルバム「The Boys」のタイトル曲「The Boys」の英語バージョンが世界同時リリースされました。この楽曲は世界3大プロデューサーの1人とも言われるテディ・ライリーが手がけたことでも話題になり、今までの少女時代にはなかったパワフルなラップとパフォーマンスが好評を得て、アメリカのiTunes総合シングルチャートで82位を獲得、韓国の歌手として初めてTOP100以内にランクインされています。

また、アメリカのトーク番組への出演も行い、今までの韓国歌手にはなかった活動も行われました。特にアメリカでも認知度が高い番組「The Late Show With Letterman」「LIVE! with Kelly」にも出演し、アジアの音楽は世界で戦うのは難しいと言われてきた中で、少女時代は世界へと繋がる入口を作ってくれたのです。

日本での活動

少女時代が日本デビューしたのは2010年8月のことでした。韓国でも大ヒットした「GENIE」の日本語バージョンを発売し、有明コロシアムという大規模会場でデビューショーケースを開催しています。このショーケースに参加するためにはDVD完全生産数量限定盤に封入された参加券が必要で、1万枚用意されたDVDは予約だけで完売するなど大きな反響を呼びました。

さらにレコード会社が予想していた参加者よりも多くの応募が集まり、1回だけ開催されるはずだったショーケースを3回に増やし、合計で約22,000人ものファンが少女時代の日本デビューを見届けたのです。

「GENIE」の発売から2ヶ月後には「Gee」の日本語バージョンがリリース。オリコン週間シングルランキングでアジアのガールズグループで史上初の2位を獲得し、この年の「第52回日本レコード大賞」では新人賞を受賞。「第25回日本ゴールドディスク大賞」では最優秀新人賞を受賞しており、K-POPファン以外の層からも認知されるようになりました。

2011年3月には日本で東日本大震災が起こり、予定されていたコンサートの日程が変更されるなど音楽業界全体にも影響を及ぼしました。しかし、少女時代が所属するSMエンターテインメントは被害復旧のために10億ウォン(約1億円)を寄付し、少女時代としてもCD売上の一部を被災地に寄付したり、メッセージを寄せるなど様々な行動を起こしてくれています。

また、震災後の2011年4月には少女時代の代表曲にもなっている初の日本オリジナル楽曲「MR.TAXI」を発売。6月には初の日本アルバム「GIRLS’ GENERATION」を発売するなど、震災で静まり返っていた日本に音楽で元気を届けてくれました。

MEMO

「GIRLS’ GENERATION」は、オリコン週間ランキングで1位を獲得し、初動売上枚数が23万枚を突破するなど当時の海外アーティストでは歴代最高の売上枚数を記録しています。

2011年は、楽曲の発売だけではなくアリーナツアーの開催やサマーソニックといった大型フェスへの参加、さらには韓国のガールズグループとして史上初となる「第62回NHK紅白歌合戦」への出演も果たしており、この年の紅白歌合戦はKARAや東方神起の計3組の韓国歌手が出演するなど、いかにK-POPが日本の音楽業界に浸透していたのかが窺えます。

その後も少女時代は高い人気を維持し続け、音楽番組だけではなくバラエティやCMにも出演して積極的な活動を見せていましたが、2012年には日本と韓国の政治的な問題で日韓関係が悪化、韓国の文化から離れる人たちも多く見受けられました。K-POPも例外ではなく、徐々に日本で活動するアイドルたちが減り、以前のような活気がなくなっていたのが現状です。

完全体でカムバック


2022年5月、デビュー15周年を迎えた少女時代が完全体でカムバックすることが報道されました。韓国ではニュースキャスターが大ヒット曲「Gee」のダンスを披露しながらカムバックのニュースを伝えるといった様子も見られ、いかに少女時代が高い人気を誇っていたグループだったかが窺えます。

完全体でのカムバックに向けて、少女時代のメンバー8人が参加したリアリティ番組「ソシタムタム」の放送や、バラエティ番組への出演を次々と発表。特に「ソシタムタム」は、メンバーが旅行やゲームを行いながら少女時代として活動していた日々を振り返るなど、新たなファンはもちろんずっと少女時代を応援してきたファンも楽しめる番組となっています。

また、2022年8月に韓国で5年ぶりに開催される「SMTOWN LIVE 2022:SMCU EXPRESS@HUMAN CITY_SUWON」には出演者として少女時代の名前がラインナップされ、オンラインでの配信もあることから世界から注目が集まっています。事務所の垣根を越えて集まった少女時代がどのようなステージを披露してくれるのか、今から楽しみで仕方がありません!

この記事をシェアをしよう!

この記事を書いた人

この記事に関連するタグ

関連記事

新着記事