多くの人が憧れる南国の地、沖縄。
日本最南端の県にして、多くの有名人やアーティストを輩出しています。
今回は全国的にも有名な沖縄県出身アーティストの皆さんをご紹介します。
目次
沖縄県が生んだ有名アーティスト
安室奈美恵
1977年2月20日 沖縄県那覇市出身
日本を代表する歌姫、安室奈美恵さんは長年にわたってヒットソングを生み出し続けました。
若い女性たちの間に「アムラー」という社会現象を引き起こすほどの影響力を持った歌手でもあります。
小室哲哉さんのプロデュースを受けてブレイクを果たした安室さんですが、音楽やセルフプロデュースの方向性については自身の中で具体的に考えて主張できる力がありました。
周りの環境に甘えることなく、自身の進むべき道を一貫して貫き通し続けた姿勢に影響を受けた人は少なくありません。
代表曲に「TRY ME ~私を信じて~」や「CAN YOU CELEBRATE?」などの名曲が挙げられます。
2016年7月27日にリリースされた「Hero」は、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックのNHK放送テーマソングとして起用され、話題になりました。
また、2017年には自身の歌手活動の引退を発表するとともに、NHK紅白歌合戦でこの曲を披露し多くの人の感動を呼びました。
HY
- 新里英之 (Vo.Gt.Rap 三線) 1983年4月12日生まれ
- 名嘉俊 (Dr.Rap) 1983年5月10日生まれ
- 許田信介 (Ba.) 1983年7月17日生まれ
- 仲宗根泉 (Vo.Key.) 1983年11月1日生まれ
HYは2000年に結成されたバンドで、メンバー全員が沖縄県うるま市出身です。
インディーズバンドとして活動する中、2003年にリリースした2thアルバム「Street Story」が、オリコンチャート第1位を獲得し、県外でも認知度が上がりました。
彼らが一躍ブレイクするきっかけとなったのは、フジテレビ系ドラマ「赤い糸」の主題歌としてHYの「366日」が起用されたことでした。
大好きな人と別れた時の切ない気持ちをうたい上げた失恋ソングなのですが、ヴォーカルを務めた仲宗根さんはこの曲を書くにあたり、よりリアルな情感を引き出すため、当時付き合っていた彼と別れたほど想いを込めて制作にあたっていたようです。
力強い歌声で奏でられるメロディーと歌詞には、気丈に前を向こうとする強さと今にも崩れそうな脆さが入り混じり、聞く人の胸を打ちます。
沖縄特有の三線の音色が生かされた楽曲や、とにかく元気になれるような明るい曲も多いので、幅広く受け入れられるグループではないでしょうか。
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ORANGE RANGE
- YAMATO (Vo.) 1984年1月14日生まれ
- HIROKI (Vo.) 1983年6月29日生まれ
- RYO (Vo.) 1985年10月1日生まれ
- NAOTO (Gt.Cho.Prog.Perc.) 1983年5月8日生まれ
- YOH (Ba.) 1983年12月11日生まれ
ORANGE RANGEは2003年にメジャーデビューを果たし、その後も常に音楽業界を盛り上げ続けた大人気グループです。
もともとNAOTOさんと旧メンバーのKATCHANさんが中学時代に所属していたバンドを母体として、沖縄県北谷高等学校で出会ったメンバーで結成されました。
彼らの音楽の特徴は、キャッチーで爽快感のある楽曲とメンバーの奏でる美しいハーモニーです。
ヴォーカルのYAMATOさんとHIROKIさん、そしてRYOさんがそれぞれ高音域・中音域・低音域のパートを担当しており、圧倒的に楽曲の厚みが増しています。
2004年2月25日に発売された「ミチシルベ~a road home~」から2006年5月10日に発売された「チャンピオーネ」まで9作連続でオリコンチャート第1位を獲得しており、その間に代表作となる「花」や「*~アスタリスク~」などを生み出しています。
MONGOL800
- 上江洌清作 (Vo.Ba.) 1981年2月15日 沖縄県那覇市出身
- 髙里悟 (Vo.Dr.) 1980年8月17日 沖縄県浦添市出身
MONGOL800の代表曲といえば「小さな恋のうた」ですよね。
この曲は2001年9月16日にリリースされたアルバム「MESSAGE」の中に収録されています。
発売当時から全く色あせることのないこの曲は、カラオケに行けば必ず誰かが歌う曲として定着しているように思います。
それもそのはず、「小さな恋のうた」は平成で最も歌われたカラオケランキングで男性部門第1位を獲得しているんです。
また、他のアーティストの皆さんからも愛され、多くの歌手・俳優の方がカバーしています。
2019年5月24日には「小さな恋のうた」をモデルに同名の映画が公開され、大きな反響を呼びました。
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三浦大知
1987年8月24日生まれ
三浦大知さんは「日本製マイケル・ジャクソン」の異名を持つ実力派歌手です。
1997年「Folder」のメインヴォーカルとして活躍し、天才少年として世間の注目を集めました。
変声期を迎えたことをきっかけに一時活動を休止してからはダンスを中心に磨いていき、芸能活動再開後はソロ活動に力を入れていきました。
2016年には、過去にインターネット上でアップロードした「Right Now」のリハーサル映像が凄すぎると再注目を浴びます。
さらに「Cry&Fight」ではs**tkingzをはじめとしたプロダンサーたちと共に“無音ダンス”を披露し、身震いさせるほど高いクオリティーで世間を驚かせました。
2017年には「仮面ライダーエグゼイド」の主題歌として「EXCITE」が起用され、同年の紅白歌合戦に出場など、世代を問わず多くの人々にその存在を知らしめました。
どんなステージでも生パフォーマンスにこだわるストイックさや、その圧倒的なパフォーマンスは多くのファンを虜にしています。
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DA PUMP
- ISSA (Vo.Rap) 1978年12月9日 沖縄県沖縄市出身
- DAICHI 1988年12月4日 栃木県出身
- KENZO 1985年1月21日 福岡県宮若市出身
- TOMO (Rap) 1981年2月2日 愛知県出身
- KIMI (Rap) 1983年4月14日 神奈川県横浜市出身
- YORI (Cho.) 1980年2月9日 広島県出身
- U‐YEAH (Cho.Rap) 1983年9月17日 東京都出身
1997年に1stシングル「Feelin’ Good‐It’s PARADISE‐」をリリースして以来、圧倒的な勢いと人気を誇るDA PUMPは、次々とヒットソングを生み出し、平成の音楽業界を席巻しました。
ISSAさんのハイトーンボイスと息の合ったダンスパフォーマンスが魅力のDA PUMPですが、驚くことに、発売した楽曲のほとんどがCMや番組のタイアップとして起用されています。
2000年9月27日に発売された「if…」は、シングルとして自身最大のヒットとなり、34万枚を超える売り上げを達成しています。
2018年にはカバーシングル「U.S.A.」が大ヒットを記録し、再ブレイクを果たします。
「ダサかっこいい」振付が話題になったこの曲の人気は凄まじく、2020年2月現在、YouTubeの動画再生回数は2億回を突破しています。
これからも彼らの進化から目が離せません!
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D‐51
- YOU 1983年11月9日 沖縄県宜野湾市出身
- YASU 1982年4月6日 沖縄県那覇市出身
2004年にデビューしたD‐51は、疾走感と爽快感溢れる楽曲が魅力のJPOPデュオです。
ドラマ「ごくせん」の主題歌として起用された3枚目のシングル「NO MORE CRY」が40万枚を超える大ヒットを記録し、オリコンチャートは自己最高の第2位を獲得しました。
若い世代を中心に人気を獲得し始めたD‐51は、2006年に大人気アニメ「ONE PIECE」のオープニングを担当しました。
「BRAND NEW WORLD」は、彼らの楽曲の中で最もアップテンポの楽曲となっており、その軽快さとキャッチーなメロディーがアニメの世界観にピッタリハマっています。
また、2人のハモリが気持ちよい楽曲なので、ファンからの人気も高い1曲です。
今注目の沖縄出身若手アーティスト
Hello Sleepwalkers
- シュンタロウ (Vo.Gt.)
- ナルミ (Vo.Gt.)
- タソコ (Gt.)
- マコト (Ba.)
- ユウキ (Dr.)
2008年に結成されたバンドHello Sleepwalkersは、2011年に1stシングル「センチメンタル症候群」をタワーレコード限定で発売し、2012年にはアルバム「マジルヨル:ネムラナイワクセイ」でデビューしました。
2014年にはアニメ「ノラガミ」のオープニングに抜擢され、「午後の待ち合わせ」を発売します。
Hello Sleepwalkersの特徴は何と言ってもその中毒性のあるサウンドです。
今まで彼らを知らなかった方も1度聞けば、ヘビーローテーションすること間違いありません。
現在YouTubeで公開されているMV「アキレスと亀」では、スタイリッシュな映像と共に彼らの魅力が存分に発揮されています。
FLiP
- サチコ (Vo.Gt.) 1988年5月24日生まれ
- ユウコ (Gt.Cho.) 1989年3月11日生まれ
- サヤカ (Ba.) 1988年4月14日生まれ
- ユウミ (Dr.Cho.) 1989年3月31日生まれ
4人組ガールズバンドのFLiPは2005年に沖縄県那覇市で結成されました。
ヴォーカルのサチコさんが「かっこいい女の子のバンドを組みたい」と思いたち、中学・高校時代の同級生を集めて結成したそうです。
その言葉の通り、FLiPは女性らしさとカッコよさが融合したガールズバンドに成長しました。
2009年には多くのミュージシャンが集まるアメリカの音楽イベント「SXSW」に参加。
その後、ニューヨーク、ボストン、シカゴなど主要土地でライブを開催しました。
インディーズ時代に発売したミニアルバム「感傷中毒」では彼女たちのむき出しのエネルギッシュさを感じることができます。
その一方でメジャーデビュー後に発売したシングル「GIRL」ではポップとロックが見事に溶け合い、可愛らしくもクールな雰囲気がとても後味良く感じられる楽曲になっています。
最後に
いかがでしたでしょうか。
歌や踊りが日常生活に根付いていることもあり、沖縄県から才能あるアーティストの方がたくさん生まれていますね。
その暖かい気候やのびのびとした雰囲気が、自由でクリエイティブな才能をより伸ばしてくれているように思います。
また、沖縄ならではの楽器を演奏に取り入れているのも、沖縄出身アーティストの魅力の1つです。
ぜひ皆さんもお気に入りのアーティストを見つけてみてくださいね。
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