鹿乃(かの)のプロフィールや魅力、人気曲を徹底解説!

鹿乃(かの)のプロフィールや魅力、人気曲を徹底解説!

鹿乃のおすすめ曲5選

ハロ/ハワユ

2010年にニコニコ動画、2015年にYouTubeで投稿された歌ってみた動画。再生回数は2024年4月時点でどちらも300万回を超えており、鹿乃の魅力を語るうえで欠かせない名カバーとしてリスナーに愛され続けています。

原曲は、ボカロP・ナノウが手がけた初音ミクのオリジナルボカロ曲。学校や会社など、自分が置かれている環境で傷付き、息苦しさを感じている全ての人に寄り添ってくれる楽曲です。

特に注意して耳を傾けてほしいのが、鳥のさえずりやピアノの音に乗せて、すぐに鹿乃が柔らかい歌声で歌いだすイントロ部分。内緒話をする時のようなささやき声や、透き通った美しい高音は、聴いているだけで心が温かくなります。

やがてドラムやギターの音も加わっていきますが、急激に盛り上がったり曲調が変わったりすることはなく、1曲を通して淡々と胸の内を語るような雰囲気が印象的。

一つひとつの歌詞を優しく、聴き手の心へ語りかけるように紡ぐ鹿乃の歌唱方法も、「ハロ/ハワユ」にぴったりです。

ちなみにこの楽曲は、2018年に彼女が再度カバーしています。ピアノのみの形にアレンジされた伴奏と、初カバーから8年を経て新しい色が加わったボーカルの表現は必聴です。

繰り返し一粒

2011年にニコニコ動画、2015年にYouTubeで公開された歌ってみた動画。

原曲は猫虫Pによる初音ミクのオリジナル曲ですが、鹿乃の歌ってみたは、後に猫虫Pがセルフカバーとして投稿した鏡音リンver.を元にしています。

「繰り返し一粒」は、本気で愛していた相手に弄ばれ、捨てられてしまった女性の心の痛みを描いた楽曲。初音ミクver.と鏡音リンver.では歌詞が異なる部分もあるものの、どちらも信じていた人に裏切られた悲しみや絶望が生々しく伝わってくる雰囲気が特徴です。

鹿乃の歌ってみたは、ほんの少しあどけなさを残した女性らしい歌声が印象的。彼女の魅力である透明感たっぷりの声質を活かしつつ、それまで抱いていた希望を打ち捨てられてしまった悲哀を歌い上げる表現力に圧倒されます。

最後のサビからクライマックスにかけて聴くことができる、抑えていた感情を一気に溢れさせる歌い方も秀逸。次々と畳みかけるような歌詞も相まって、聴きながら思わず胸が締め付けられます。

投稿から時が経った今でも、リスナーから多くの絶賛コメントが寄せられている名カバー。ボカロ曲や鹿乃の歌ってみたにこれまで触れてこなかった人にも聴いてほしい1曲です。

Stella-rium

2015年5月にリリースされた、TVアニメ「放課後のプレアデス」OP主題歌。

鹿乃のメジャーデビューシングルでもあり、ずっとネットシーンで活動していた彼女が活動の場を広げるきっかけとなった記念すべき1曲です。

「放課後のプレアデス」は、魔法使いに任命された5人の少女達が、遭難してしまった宇宙人のためにエンジンのかけらを回収する旅に出る物語。宇宙や星、魔法をテーマとしたファンタジーな世界観や、登場人物達が未熟ながらも互いに力を合わせるストーリーなど、思わずワクワクする魅力が詰まっています。

そんな物語の幕開けを彩る「Stella-rium」は、明るくエネルギッシュなサウンドや歌声が、聴く人の背中を押してくれる1曲。ボカロ曲の歌ってみたではキュートな歌を披露することも多かった鹿乃ですが、この楽曲では未知の世界に向かって勢いよく進んでいくようなエネルギーに満ち溢れてます。

せめてこの宇宙(そら)を飛べるのなら」「時空の波サーフしてゆく」といったフレーズでアニメのストーリーを連想させながら、それぞれの壁に立ち向かっている全ての人への応援歌にも感じられる歌詞も注目ポイント。

未完成でちっぽけな自分のままでいい、行きたい世界へ躊躇せず飛び込んでみようと背中を押してくれる楽曲です。

なだめスかし Negotiation

TVアニメ「宇崎ちゃんは遊びたい!」のOP主題歌として書き下ろされた楽曲です。

2020年7月にはシングルリリースに先立ち、3Dモデルの鹿乃が登場するMVがYouTube上で公開。楽曲に合わせてノリノリのダンスを踊る様子に、リスナーからは「可愛すぎる」「どこで止めても可愛い」と絶賛のコメントが寄せられました。

物語の主人公は、タイトルにもなっている“宇崎ちゃん”こと宇崎花。高校時代から親交があり、いつも1人で過ごしている先輩・桜井真一へ事あるごとにちょっかいをかける“ウザカワ系”後輩キャラです。

気になる相手と仲良くなりたいのに、ついイジったりからかったりと、「ウザ絡み」と呼ばれるような振る舞いばかりしてしまう。鹿乃が歌う「なだめスかし Negotiation」では、そんな素直になれない乙女心がポップな曲調に乗せて歌われています。

宇崎花の無邪気で明るいキャラクターと、本心を悟られないよう必死に隠そうとする健気さが絶妙に表現された歌声は、心を鷲掴みにされてしまうこと間違いなし。口癖の「~ッス!」が繰り返し登場する可愛らしい歌詞との親和性も抜群です。

ちなみに鹿乃は、2022年10月から放送されたアニメ第2期のOP主題歌も担当しています。キュートさも元気さもさらにパワーアップした「いちごいちえ Celebration」はYouTubeでも視聴できるので、ぜひチェックしてみてください。

優しさの記憶

2023年にCD&配信リリースされたオリジナル曲。スマートフォン向けRPG「ブルーアーカイブ」のメインストーリー最終編で流れるED曲として書き下ろされました。

プレイヤーが学園の先生となり、巨大都市・キヴォトスの平穏を守るために生徒達と共に戦うRPG「ブルーアーカイブ」。ストーリーの面白さはもちろん、バトルゲームが苦手な人でも遊びやすいオートシステムや、個性豊かなキャラクターでも絶大な人気を得ている作品です。

「優しさの記憶」は、さまざまな問題に立ち向かう中で育まれた先生と生徒達の絆や、辿ってきた道をふと振り返るような、壮大な物語のラストに温かく寄り添う楽曲

ストーリーを全て読み終わってから初めてこの曲に触れた人も多く、YouTubeでは「ストーリーでも泣いたのにこの曲で追い打ちかけられた」「自然と涙が溢れた」などのコメントも見られます。

特に印象的なのが、イントロで聞こえる柔らかなギターの音色と、ささやきかけるように優しく歌う鹿乃のボーカル。ゲームのストーリーを知っている状態で聴いても、そうでなくても心を温かく包み込まれる1曲です。

最後に

鹿乃の楽曲はどれも、聴き手の心を癒してくれる魅力がふんだんに詰まっています。

新曲リリースや配信ライブ、グッズ販売などの情報は公式サイトやX(旧Twitter)アカウントで随時更新されているので、今回の記事をきっかけに彼女のことを詳しく知りたいと思った人はぜひチェックしてみてください。

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