ピコのプロフィールや魅力、おすすめ曲を徹底解説!

ピコのプロフィールや魅力、おすすめ曲を徹底解説!

ボカロ・歌い手文化の黎明期から活動を開始し、今も多くのリスナーに愛され続けている歌い手・ピコ

男声と女声の歌声を自由に歌いこなす歌唱力や、演劇、ミュージカルなどさまざまな活動に挑戦するバイタリティの高さが魅力です。

今回は、ピコのプロフィールや魅力、おすすめ曲を詳しく紹介します。

ピコとは?



名前:ピコ
誕生日:3月11日

ピコは、2007年動画投稿サイトで活動を開始した歌い手です。

主にニコニコ動画、YouTubeで歌唱動画を投稿し、歌い手、ボカロファンを中心に幅広い層から支持を集めてきました。YouTubeのチャンネル登録者数は2024年8月時点で2万人以上、X(旧:Twitter)のフォロワーは19万人以上です。

男声と女声を巧みに使い分け、さまざまな楽曲を歌いこなす歌唱力の高さから、「両声類」という言葉が広まる大きなきっかけを作った人物でもあります。

特にキーの高い楽曲では透き通るような美声を披露しているため、初めて聴く人から女性だと間違われることも多いそうですが、性別は男性です。

ボカロ曲やアニソンなどの歌ってみたはもちろん、オリジナル曲も数多くリリース。人間の死をテーマにした楽曲や、日本の伝統的な楽器の音色をふんだんに取り入れた楽曲など、それぞれ雰囲気の異なる作品を鮮やかに歌い上げています。

さらに、日本各地でライブツアーを開催するほか、ヨーロッパで開催されたライブショーへの出演、アニメ主題歌の歌唱など、めざましい勢いで活躍の場を広げ続けている人物です。

ピコの経歴は? 活動開始から現在までの歩みを紹介!

“歌ってみた”の世界との出会い

ピコが動画投稿を知ったきっかけは、大学時代に友人からニコニコ動画を勧められたことでした。

「アニメ系の動画を観られるサイトがある」と紹介され、その後サイト内に作られた“歌ってみた”カテゴリーの動画を好んで観ていたそうです。

ある日、ピコは母親にニコニコ動画のことを話した際、自分(ピコ)でもやってみたらどうかと何気なく提案を受けます。当時、大学の軽音楽部に所属しており、もっと歌の技術を磨きたいと考えていた彼は、動画投稿に挑戦することを決意しました。

彼が初めて自身の歌唱動画を投稿したのは、まさに「歌ってみたを始めよう」と思い立った当日のこと。新しい世界に躊躇わず飛び込んでいく姿勢や、音楽への熱意の強さが感じられます。

活動を始めてから3か月後、ピコはボーカロイド・初音ミクの「恋は戦争」をカバーした動画を投稿。それまで少しずつ増えていた再生回数が突然10万回を超え、歌い手としての認知度が爆発的に高まっていきました。

また、同じく歌い手活動を行っている赤飯とのユニット・赤ピコによるデュエットも人気です。赤ピコのYouTubeチャンネルでは、人気ボカロ曲やアニソンの歌ってみた動画の他、ユニークな企画動画も数多く公開されています。

2010年・シングル「Story」でメジャーデビュー

歌い手として活動を続けるなかで、ピコの表現の場はインターネットだけでなく、ライブイベントなど表舞台へも広がっていきます。

そして2010年10月13日、シングル「Story」でメジャーデビュー。メジャーデビューの情報は、初ワンマンライブ 「「Infinity」~AXの無駄遣い~(仮)★」中に発表され、多くのファンを熱狂させました。

同年秋には、フランス・イタリア・ドイツ・ベルギーで開催された「ジャパンアニメライブ(Japan Anime Live)」の全公演に出演。日本のアニメを舞台化した公演にバンドメンバーとして参加し、世界中のアニメファンに愛される人気主題歌を力強く歌い上げました。

2011年5月にリリースされたメジャー1stアルバム「1PIKO」は、オリコンウィークリーランキング7位を記録した話題の作品です。また、同月からは初の全国ツアー「ピコ LIVE TOUR 2011 ~1PIKO~」を9都市11公演で行い、アレンジや演出に徹底してこだわったステージを届けました

その後も、__(アンダーバー)をはじめとする親交が深い歌い手の音楽イベントにゲスト出演するなど、精力的にライブ活動を続けていきます。

現在は歌い手とのコラボや演技などマルチに活躍

末期腎不全により、2019年8月から音楽活動を休止していたピコ。約1年2か月の闘病期間を経て、2020年10月18日に「ピコ 復活ワンマンライブ~かえってきたこーぴーちゃん!」を開催しました。

復活後初となったワンマンライブは、有観客で行うと同時にニコニコ動画での生配信も実施。復活を待ち望んでいた多くのリスナーへ感謝を伝え、さらにパワーアップした歌声を披露しました。

活動再開後も音楽活動に力を入れながら、仲の良い歌い手が運営するYouTubeチャンネルにコラボ出演したり、演技に挑戦したりとマルチに活躍中です。

2024年6月には、音楽が“武力”の代わりになった世界で2つの勢力が争い合う音楽劇「WORLD BROKER」の舞台に出演。同じくキャストとして名を連ねた歌い手・__(アンダーバー)と共に物語を盛り上げた実力は、歌い手ファンのみならず演劇・舞台ファンからも高い評価を得ています。

2024年8月からは、「ピコ夏休みツアー2024〜ピコがルーレットで決めた場所に歌いに行きます〜」を開催。ツイキャスの生放送中に行ったルーレットで選ばれた2都市を含む、全5都市での公演を行います。

ピコの魅力! 色彩豊かな歌声とリスナーとの距離の近さ

ピコの魅力として特に注目してほしいのが、男声と女声それぞれの声色を完璧に使い分けられる歌唱力の高さです。

低音が活きる楽曲ではセクシーかつ格好良く、キーが高い楽曲では透明感たっぷりの美声で一つひとつのフレーズを歌い上げ、リスナーを魅了する力があります。

また、同じ低音ボイスでも、激しいロックナンバーからしっとりとしたバラードナンバーまで、あらゆる楽曲を色彩豊かに表現できるのも大きな強みと言えるでしょう。原曲へのリスペクトも抱きながら、他の人にはできない表現を追求する熱意が感じられます。

ライブでは、もともとボーカロイドが歌うことを前提としており、人間が歌うには音域やリズムが難しい楽曲にも果敢に挑戦。歌声はもちろん、表情や体もめいっぱい使った表現で観客の心を揺さぶります。

歌声や整ったルックスだけでなく、リスナーとの距離の近さも彼の魅力です。

活動を始めた当初から、ピコは動画投稿サイトやブログに寄せられるリスナーからのコメントを読む時間を楽しみのひとつにしていました。時には批判的なコメントを目にすることもあったものの、自分の活動に対してリスナーから応援の声が届いた時の喜びは、彼の原点となっているそうです。

現在も、Xなどさまざまなツールを駆使してリスナーと交流する“身近なアーティスト”としても愛されています。

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