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「最多ミリオン持ちP」の称号獲得
「結ンデ開イテ羅刹ト骸」のヒット以降、米津玄師ことハチは「マトリョシカ」、「パンダヒーロー」など、次々とボカロ史に名を残す名曲達を作りあげていく事となります。
その中で2011年11月30日、楽曲「リンネ」が6曲目となるミリオンを達成した事がきっかけで、「最多ミリオン持ちP」の称号を獲得する事となります。
この称号は、その名前の通り「ミリオンを達成した楽曲を最も多く持つボカロP」に与えられる称号です。
最初にこの称号を手にしたボカロPは、「メルト」や「恋は戦争」などの楽曲で知られるボカロP・ryo。
2008年に彼が獲得して以降、それを越える者は出ず、ずっとryoが保持し続けている状態でした。
その牙城を見事に崩したのが、米津玄師(ハチ)だったのです。
本格的な活動からたったの2年でryoを打ち破り、「最多ミリオン持ちP」の称号を手にしたボカロP・ハチ。
ボカロ史に新たな風穴を開けたと言っても過言ではない、驚異の躍進劇だといえるでしょう。
楽曲だけではなく、MVも自分で制作
ボカロといえば、忘れてはいけないのがMVの存在。
実はボカロ時代の楽曲のMVは、そのほとんどが米津玄師本人が制作したものである事が判明しています。
米津玄師が制作したイラストと手書きで書いた歌詞を用いたアニメーション風MVとなっており、歌詞の表示の仕方や手書き文字独特の味わい深さが特徴的なものに仕上がっています。
また11作目の楽曲「演劇テレプシコーラ」までは、マウスを使ってイラストを描いていた事も明らかにされています。
「演劇テレプシコーラ」以降は、ペンタブを購入した為、ペンタブでの制作に移行したとのことです。
マウスだけで作ったとは思えないしっかりとした線のイラストが多かった事から、この情報は多くのハチファンに衝撃を与える事となりました。
また2010年頃、米津玄師はアニメーションやプロモーションなどの制作を行う研究所「南方研究所」のメンバーとなります。
2009年にハチが公開した楽曲「clock lock works」のMVを制作したタスクとうつしたが設立した研究所(という設定のユニット)。
米津玄師所属以降は、たびたび南方研究所がMV制作を担当するようになります。
なお所属名義は「ハチ」の方で登録されているようですが、MV制作の方はハチ名義・米津玄師名義関係なく、どちらの名義の楽曲でも担当してもらっているようです。
米津玄師の名で活動する事の多い今では、彼自身のイラストで作られたMVは殆ど見られなくなってしまいましたが、独特なセンスと世界観で作られた米津玄師のMVは、このボカロ時代のMVの内容、雰囲気と通ずるものがあるのも確かです。
米津玄師の原点ともいうべき、ボカロ時代・ハチの楽曲達。
ぜひMVを視聴する際は、楽曲そのものだけではなく、MVの内容にも注目しながら視聴してみてください。