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暴走Pの由来でもある『初音ミクの暴走』
『初音ミクの○○』シリーズの最初の1曲として投稿されたのが、初音ミクが早口でしゃべり続ける電波ソング『初音ミクの暴走』です。
ショートver.が初投稿の約3週間後に投稿され、本楽曲が「暴走P」の由来となりました。
ルーツはアニメ「らき☆すた」のOP曲『もってけ!セーラー服』。
本来人間が歌うための曲ではありませんでしたが、歌ってみた動画を投稿する人が続出し、「もっと速い曲なら歌えないだろう」と『初音ミクの消失』制作に取り掛かったというエピソードもあります。
リズムゲームのコンポーザーとしても活動
もともとリズムゲーム音楽が好きなcosMo@暴走P。
アーケードリズムゲーム『初音ミク -Project DIVA-』シリーズに多数のボカロ曲が収録されているほか、さまざまなリズムゲームにインスト楽曲・ボカロ曲を提供している一面もあります。
インスト楽曲では、BPM200以上のハイテンポかつ細かいピアノやドラム音、ギターが特徴的。“ラスボス曲”が多く、カッコイイサウンドと高難易度譜面で多くの音ゲーマーに喜びと絶望を与えています。
「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」(以下プロセカ)にも収録されている『エンドマークに希望と涙を添えて』は、もともとアーケードリズムゲーム「チュウニズム」用に書き下ろされた楽曲です。
マジカルミライ2021テーマソング『初音天地開闢神話』を制作
2021年には、公式3DCGライブ&企画イベント『初音ミク「マジカルミライ2021」』のテーマソングを制作。
ジャパニーズRPGの要素を取り入れたMVや音使いが特徴的で、cosMo@暴走Pらしさが随所に感じられる楽曲となっています。
高速ボーカルパートやファンタジー世界の架空言語、ケルト音楽のような民族風の5拍子などさまざまな工夫がちりばめられた楽曲です。
歌詞に「その歌声は世界を創った」とあるように、楽曲内で初音ミクは神様的な存在。
これはcosMo@暴走P自身が初音ミク楽曲の制作によって音楽の道へ進んだように、多くのクリエイターの運命を変えた存在であることを示しています。
プロジェクトセカイの1周年記念ソング『マシンガンポエムドール』
同じく2021年には、プロセカ1周年を記念した書き下ろし楽曲を制作。
ハイテンポの本楽曲はcosMo@暴走P史上最大級の密度となっており、ゲームにも当時の最高難易度曲として追加されました。
まさにラスボス曲と呼ばれる1曲で、動画概要欄には“ドール、胸を張るといい。君はたくさんの指を粉砕する事ができるのだから”と恐ろしい文面が……。
歌詞も音ゲーとしてプレイすることを想定したものとなっており、実際に連動したプロセカの譜面と合わせて見ると面白い楽曲です。
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