『初音ミクの消失』をはじめとした高速ボーカルで有名なボカロP・cosMo@暴走P(コスモ アット ぼうそうピー)。
初音ミクの発売初期から活動しており、ボーカロイド文化を築き上げてきた古参ボカロPの1人です。現在も楽曲投稿が行われており、絶えない人気を誇っています。
しかし、長く活動しているからこそ、最近ボカロを知った方は初期の活動や楽曲が分からないということもあるでしょう。
反対に、過去の人気曲しか知らないというボカロファンも多いはず。
今回は、cosMo@暴走Pのプロフィールや活動、人気楽曲のエピソード、おすすめの楽曲を紹介します。
▼あわせて読みたい!
目次
【プロフィール】cosMo@暴走Pの楽曲とは
「異常な音を出すガール」が100万再生に到達しました!圧倒的感謝!!!!!!!!!!!!https://t.co/LBQFTW3eis pic.twitter.com/4CJZlJxrim
— cosMo@暴走P🍣 (@cosmobsp) June 7, 2022
- 読み方:コスモ アット ぼうそうピー
- 性別:男性
- 誕生日:4月6日
- 使用ボーカロイド:初音ミク、鏡音リン・レン、巡音ルカ、GUMI、音街ウナ他
cosMo@暴走Pは、2007年10月にボカロ曲の投稿を開始したボカロP。
現在はゲーム音楽やイラスト・動画制作も行う多彩なクリエイターとしても活躍しています。
楽曲の特徴は、なんといっても速いBPMに合わせた高速ボーカル。
ボーカロイドのために作られた曲だからこそ、息継ぎをする間もなくぎっしりと詰めこまれた歌詞と変則的なリズムが魅力です。
また、ボーカロイドを「人間らしく」歌わせるのではなく、あくまで歌を歌うツールとして描いていることやストーリー性を重視した楽曲制作も特徴的です。
2007年は、「初音ミク」が発売された年。
今ほどボーカロイドという言葉は浸透しておらず、ボカロPたちも「このツールを使って何ができるのか」手探り状態だった時代です。
ボカロPのきっかけはピアノ楽曲の投稿
初音ミクに出逢ったのは、以前からオリジナルのインスト曲を投稿していた音楽サイト。
もともとリズムゲームの音楽(いわゆる音ゲー曲)が好きだったこともあり、DTMに興味を持って初音ミクを購入。
大学生でボカロPとしての活動を開始しました。
高速ボーカル曲『初音ミクの○○』誕生秘話
過去のインタビューで「ボカロは人間的に歌うことがそこまで得意ではないと感じた」と語っていたcosMo@暴走P。
感情を込めて歌わせようとすると、「人間の代わり」という印象を持たれてしまうと考え、ボカロらしい曲を作ろうと思ったのが「高速ボーカル曲」のきっかけでした。
また、楽曲にストーリー性をもたせることで、高速で歌う意味や説得力を持たせたそうです。
こうして、cosMo@暴走Pの象徴ともいえる高速ボーカルと世界観のある楽曲スタイルは誕生しました。
cosMo@暴走Pの活動
ここからは、今年の10月で活動15周年を迎えるcosMo@暴走Pの大きな活動を紹介します。
初投稿『電脳スキル(short)』/初音ミク
ニコニコ動画に初投稿が行われたのは、2007年10月2日。
当時は1分半程度のショートver.を投稿してからロングver.を投稿するのが主流だったため、cosMo@暴走Pの初投稿も例に漏れずショートver.となっています。
(現在投稿されているのは修正版。本物の初投稿は本人によって削除)
後にロングver.やリメイク版も公開されました。
楽曲は爽やか系バンドサウンドが特徴的なハイテンション系毒吐きソング。
本楽曲に高速ボーカルは登場しませんが、歌詞の「→」といった表記からは、『初音ミクの消失』をはじめとした世界観の片鱗が見えます。
●2007年10月8日 ロングver.公開。
●活動10周年記念リメイク『デンノウス・キルズ』