ニコニコ動画・YouTubeを中心に活動する人気ピアニスト・まらしぃ。
アニソンやゲーム音楽、ボカロ曲などを演奏する新世代のプロピアニストとして注目を集めており、その人気は毎年秋ごろに全国ツアーを行うほど。
また、ボカロPとしてボカロ曲の制作や書き下ろし楽曲の提供も行っており、幅広い音楽分野で活躍を見せているネット発のアーティストです。
そこで今回は、まらしぃのプロフィールや経歴、音楽活動についてご紹介します。
目次
まらしぃのプロフィール
🎂🎂🎂 pic.twitter.com/2aI0w4x2in
— まらしぃ (@marasy8) December 25, 2022
- 名前:まらしぃ(marasy)
- 生年月日:1990年3月10日
- 活動:2008年~現在
- 職業:ピアニスト、ボカロP/作曲家
まらしぃは、2008年よりニコニコ動画、YouTubeを中心に活動を行っているピアニスト、作曲家。
アニメ、ゲーム、ボーカロイド、J-POP、クラシックなど、多様なジャンルの楽曲を演奏しており、動画投稿をメインとする新世代のピアニストとして注目を集めています。
まらしぃの魅力のひとつは、聞いているだけで、音楽の楽しさや原曲への愛情が伝わってくるところ。
ピアノ演奏と聞くと、なんとなく格式高いイメージがありますが、まらしぃの演奏には、音楽好きなら誰もが楽しめる間口の広さがあります。
まさに音を楽しむという意味での“音楽”という印象が強く、音楽知識がなくても、気軽に視聴できるのが魅力です。
また、ピアノ用の譜面があるわけではない邦楽やゲーム音楽を忠実に演奏しているのもすごいところ。
原曲ファンの“ここ好き!”というポイントを的確に押さえつつ、ピアノならではのアレンジが加えられているため、原曲好きとピアノ好きの両方から愛される演奏となっています。
本人がメロディーを重視した演奏を行っているということもあり、どの動画も非常に聞きやすい構成となっているのが特徴です。
サルと一緒にお風呂に入ります。何年ぶりだろうか pic.twitter.com/VTU6ZNTyoL
— まらしぃ (@marasy8) May 28, 2017
まらしぃの動画を見ていると、必ずといってもいいほど登場するのがピンクのサルの人形(通称さるしぃ)。手首に巻きつけて演奏していることもあり、グッズ化もされています。
もともとは、撮影に協力してくれる妹が運動会でもらってきた景品だったとか……サルもすごい出世ですね!
まらしぃのはじまりは“東方”だった!
4歳ごろからクラシックピアノを習っていたまらしぃ。
当時から秀でた演奏スキルを持っていましたが、次第に強制されるのが嫌になり、中学2年生ごろに一度ピアノを辞めた過去があります。
そんなまらしぃがピアノを再開したきっかけは、弾幕シューティングゲーム「東方Project」(以下東方)でした。
高校時代、「ぷよぷよ」などのゲームにハマっていたまらしぃは、上手くなるためにプレイ動画を見るようになり、そのつながりで東方の存在を知ったといいます。
その後、動画で聞いたボス戦BGM『ネイティブフェイス』のカッコよさに衝撃を受け、まらしぃはピアノを再開。動画投稿を始めたのが、活動のきっかけでした。
こちらはゲームで使用されている原曲です。
こちらがまらしぃの初投稿。
今聞いてみても、初投稿とは思えないクオリティの高さと圧倒的な原曲再現を感じられます。
ちなみに、まらしぃのニコニコ動画やTwitterのアイコンは『ネイティブフェイス』がテーマ曲の東方キャラクター・洩矢諏訪子(もりや すわこ)です。ほぼ毎年、東方ピアノアレンジの同人CDも制作しており、強い思い入れがあるのが伝わってきます。
活動開始後は、もともと習っていたクラシックにも再び触れ、アレンジアルバム『ちょっとつよいクラシック』をリリースしたり、東方の公認リズムゲームにアレンジ楽曲を提供したり、「東方Project」原作者のZUN(ずん)と連弾をしたりと、幅広い活躍を見せています。
動画撮影では、ひとつでも間違えたら撮り直し、終わるまで休憩を一切取らないというストイックな一面が。数十分のメドレーも同じ方法で撮影しているため、気がついたら昼の12時から朝の4時頃までピアノを弾いていたこともあるそうです。
一方で、同じ楽曲を演奏しても2度と同じ演奏にはならないという刹那的な一面もあります。
まらしぃは不定期でアーカイブなしの生配信を行っており、タイミングがよければ“見に来た人だけが、その日の演奏を聞ける”という特別感を味わえますよ。