岡宮来夢のプロフィールや出演作品を徹底解説

ジュノンボーイ出身であり、ミュージカル「刀剣乱舞」や舞台「BANANA FISH」など数多くの2.5次元作品に出演している俳優・岡宮来夢。

2.5次元にとどまらず、文化遺産での単独ライブや“一人ミュージカル”公演など自主企画でも注目を集めています。

2024年10月には主演を務めるミュージカル「進撃の巨人」のニューヨーク公演も控えている岡宮について、これまでの経歴や出演作をご紹介しましょう。

岡宮来夢のプロフィール

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長野県で三兄弟の次男として生まれた岡宮は、幼少期から野球を続けていたこともありプロ野球選手を目指していました。しかしリトルリーグで周りの上手さに圧倒され、挫折してしまいます。

野球以外の夢を探していた彼が思い出したのは、2008年に放送されていたドラマ「ごくせん」第3シリーズに出演していた俳優・三浦春馬です。三浦の演技を見てすごいと思った記憶をきっかけに、俳優を目指したいと考えるようになりました。

やがて中学3年生の頃からジュノン・スーパーボーイ・コンテストに応募しはじめ、3回目の応募となる高校2年生の時に準グランプリを受賞。2017年11月からオスカープロモーションのエンターテイメント集団「男劇団 青山表参道X」に加入し、本格的に役者としての活動がはじまります。

俳優としてのデビュー作であり、映画初主演作となった「クオリアの隣で」は2018年1月に公開されました。埼玉県本庄市で”彩の国地域映画”として制作され、スペシャルゲストとして竹中直人も出演している作品です。岡宮が演じる人とは違う能力を持つ主人公・天海理奏が、本庄市の学習塾で塾長や幼馴染に見守られながら成長していく物語が描かれています。

その後2018年6月に、舞台デビュー作となる「男劇団 青山表参道X」の第1回本公演「SHIRO TORA〜beyond the time〜」に出演。現代にタイムスリップしてきた白虎隊と廃部寸前の演劇部の高校生を描いた作品で、岡宮は中村嘉惟人とのダブルキャストで演劇部の部員・蓮沼吉貞を演じました。

岡宮来夢の経歴と活躍

舞台俳優としての活躍

岡宮が2.5次元俳優として注目を集めるきっかけとなった作品は、2019年8月に上演されたミュージカル「刀剣乱舞 葵咲本紀」の鶴丸国永役です。

2021年にはミュージカル「きみはいい人、チャーリーブラウン」や舞台「BANANA FISH The Stage」など漫画原作の舞台への出演が続き、2021年8月上演のミュージカル「王家の紋章」の帝国劇場公演では前山剛久とのダブルキャストでルカ役に抜擢されました。数多くのグランドミュージカルを上演してきた東宝ミュージカルへの出演とあって、ファンからも喜びの声が続出した作品です。

2.5次元作品での活躍は舞台ファンからも高く評価されており、1年間に上演された2.5次元ミュージカルの中から最も心に残る作品・俳優・演出家・脚本家を選出するアワード「2.5Dアワード2021」にて俳優部門を受賞しています。

また2022年10月には、シアタークリエで上演されたミュージカル「The Fantasticks」にて初の東宝ミュージカル単独主演を果たしました。同作は1960年にオフブロードウェイで開幕し、42年間で17,162回も上演され米国におけるミュージカル最長連続上演を記録した作品です。

その後もさまざまな舞台での経験を経て、2023年12月に”一人ミュージカル”と銘打ったソロ公演「BOOK OPERA クルム童話 ケリナツス〜七匹目の仔山羊〜」を上演することに。グリム童話「おおかみと七ひきのこやぎ」をモチーフに、不思議な儀式の生贄に捧げられる運命の仔山羊・ウシロメタサと復讐に現れた狼・ジブンギライの物語を一人で演じ切りました。

舞台以外での活躍

舞台俳優としての活動の傍ら、2020年からは単独ライブやバースデーイベントなども毎年開催しています。

中でも話題となったのは、2020年8月に開催された「世界文化遺産比叡山延暦寺ライブ2020」です。比叡山延暦寺の東塔と阿弥陀堂を使用して、朗読劇とライブを披露しました。コロナ禍の影響もあり無観客の配信限定イベントとして開催され、公演売上の一部は新型コロナウイルスの対応を行っている医療従事者へ寄付されています。

また2.5次元俳優を中心としたスポーツイベント「ACTORS☆LEAGUE」にて、岡宮は2022年から始まった新企画「ACTORS☆LEAGUE in Basketball」の企画プロデューサー兼バスケチーム・DREAM CATERPILLARSのキャプテンを務めています。

DREAM CATERPILLARSと対峙するのは、牧島輝がキャプテンを務めるSPARK SEEDS。「in Basketball」は2022年から3年連続で開催され、DREAM CATERPILLARSは2023年、2024年の2年連続で勝利を収めました。

岡宮のファンは年々増加しており、2022年10月に発売された初の写真集「kurumu」は初版3万部突破、発売前重版がかかるほど話題に。収録写真の一部は出身地である長野の母校や善光寺、スキー場などで撮影され、岡宮が生きてきたこれまでと現在の姿を切り取ったような写真集となっています。

また舞台以外の演技の仕事もますます盛んになっており、2024年6月に放送されたドラマ「青春ミュージカルコメディ oddboys」では阿部顕嵐とW主演を務めました。創立100年を迎えた英林館高校ミュージカル部の物語を描いたドラマで、岡宮はミュージカルオタクな少年・日比野憐を演じています。