三浦宏規のプロフィールや出演作品を徹底解説

三浦宏規のプロフィールや出演作品を徹底解説

主な出演作品

ここからは、三浦がこれまでに出演してきた舞台の中から特に人気のある3作品をご紹介していきます。

ミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズン 跡部景吾役

「テニミュ」の愛称で親しまれているミュージカル「テニスの王子様」シリーズは、許斐剛によるテニス漫画を原作とした2.5次元作品です。主人公・越前リョーマが青学テニス部に入部してから全国大会へ進出するまでのストーリーを1シーズンとして展開しており、シーズンが変わるごとに役者や演出が一新されるのが大きな特徴になります。

3rdシーズンは2015年2月から開幕し、三浦が演じる跡部景吾は2016年7月上演の「青学vs氷帝」で初登場しました。

跡部は跡部財閥の御曹司であり、氷帝学園中等部の生徒会長とテニス部部長を務めているカリスマ的な存在。一人称が「俺様」で上から目線な発言が目立つ自信家な性格ですが、努力家で仲間思いな一面もあり熱狂的な女性ファンが多いキャラクターです。

三浦は当時17歳で、キャストが公開された直後から歴代最年少の跡部役として話題に。舞台上でも洗練されたダンスとしなやかなラケット捌きでファンの心を掴み、「見た目も演技も跡部様そのもの」と絶賛されました。

「テニミュ」は長期にわたるシリーズなので、シーズンの途中でキャストが代替わりすることも珍しくありません。しかし三浦は初出演となった2016年から3rdシーズンが完結した2019年まで、代替わりすることなく跡部を演じ切っています。

ミュージカル「刀剣乱舞」髭切役

刀剣乱舞」は、日本刀をモチーフにした”刀剣男士”が活躍するゲームです。ミュージカル版は2015年のトライアル公演を経て、2016年5月の「阿津賀志山異聞」から本格的に始動しています。

三浦は2017年11月上演の「つはものどもがゆめのあと」から、源氏の重宝である太刀をモチーフとした刀剣男士・髭切役で出演することになりました。髭切は1000年以上前に生まれた刀ということもあり、大抵のことには動じないおおらかな性格の男士です。

同じ源氏の刀である膝丸とは兄弟という設定なのですが、髭切は膝丸の名前を忘れるぐらい名前に頓着がないという一面も。名前以外の面でも自由奔放に生きているため、いつも膝丸に突っ込まれているような関係です。ミュージカルでは高野洸が膝丸を演じており、息のあった掛け合いを見せました。

高野はアクロバットが得意で、膝丸を演じる際も軽快なパフォーマンスで観客を魅了しています。三浦もバレエを取り入れたダンスで髭切の優雅さを表現していたため、2人の対比がファンの間で大きな話題となり「縦回転の膝丸、横回転の髭切」と呼ばれています。

ミュージカル「刀剣乱舞」の出演者は歌番組に出演する機会も多く、2018年末の第69回NHK紅白歌合戦にはジャパンカルチャー特集企画として髭切を含めた19人の刀剣男士が出演。この日のための特別なパフォーマンスである「刀剣乱舞 〜出陣!紅白歌合戦〜」を披露しました。この時の映像は2019年6月に発売された「阿津賀志山異聞2018 巴里」のBlu-rayとDVDに一部収録されています。

髭切としては他にも、「NHK WORLD-JAPAN presents SONGS OF TOKYO」や「CDTVスペシャル!年越しプレミアムライブ 2018→2019」などに出演しています。

また2019年には、髭切と膝丸の2人がメインとなる「髭切膝丸 双騎出陣2019 ~SOGA~」の上演が決定。三浦と高野に加えて”ネオかぶき”劇団・花組芝居の丸川敬之と加納幸和が出演しており、2020年には再演版も上演されました。

舞台「千と千尋の神隠し」ハク役

千と千尋の神隠し」と言えば、誰もが知るスタジオジブリの大ヒット作です。東宝の創立90周年を記念した作品として、2022年2月に初めて舞台化されました。三浦は醍醐虎汰朗とのダブルキャストでハク役を演じています。

演出を務めるのは、ミュージカル「レ・ミゼラブル」のオリジナル演出などを手がけてきたイギリスの演出家ジョン・ケアード。360度回転する大型舞台機構やキャラクターを模したパペットなど、人力による表現にこだわった演出で「千と千尋の神隠し」の神秘的な世界観が再現されました。

三浦はジョン・ケアードと直接対面するオーディションに参加しており、セリフを読むだけでなくハクが龍に変身する場面の音楽に振り付けを考えるよう指示されたことを明かしています。三浦にとっても初めての経験でしたが、1分半ほどの振りを披露して見事オーディションに通過しました。

アニメ原作という点では2.5次元舞台とも言える作品ですが、三浦は役作りに付いて「2.5次元作品でも、それ以外でも、“このキャラクターに寄せる、似せる”ということをあまりしていません」とコメント。原作の真似から入るのではなく、台本を読み込んで中身から作っていくことが大事だと語っています。

公演は大好評のうちに幕を閉じ、第47回菊田一夫演劇賞の菊田一夫演劇大賞を受賞しました。2024年には「千と千尋の神隠しSpirited Away」というタイトルで再演され、続投となる三浦と醍醐に新キャストの増子敦貴が加わったトリプルキャストで上演されています。

まとめ

幼少期からのバレエ経験を活かし、舞台俳優として多彩なキャリアを築いてきた三浦。

今回紹介した作品以外にもジャンルを問わず幅広いステージで活躍しており、どの作品においても繊細な表現力と力強いパフォーマンスが光っています。

今後もさらなる活躍が期待されている注目の俳優なので、是非チェックしてみてくださいね。

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