加藤和樹のプロフィールや出演作品を徹底解説

加藤和樹のプロフィールや出演作品を徹底解説

主な出演作品

ここからは、加藤が出演してきた作品の中から2.5次元舞台を中心とした3作品をご紹介します。

ミュージカル「テニスの王子様」跡部景吾役

2003年から開幕したミュージカル「テニスの王子様」シリーズにおいて、加藤は絶対的な実力とカリスマ性で200人の部員を統べる氷帝学園テニス部の部長・跡部景吾を演じていました。

初登場は2005年8月に上演された「The Imperial Match 氷帝学園」で、2008年10月上演の「The Imperial Presence氷帝 feat. 比嘉」まで約3年間出演しています。

加藤がミュージカル「テニスの王子様」のオーディションを受けたのは、芸能活動を再開した直後のことです。それまで人前で踊るような経験はほとんどありませんでしたが、「いい度胸試しになる」と考えオーディションに参加しました。

もともと原作漫画を全巻持っているほどのファンだったことに加えて、ジュノンボーイの後輩・相葉弘樹が不二周助役で出演していた公演を見て面白いと興味を持ったこともオーディションを受けた理由だったと明かしています。

原作の中でも跡部が一番好きなキャラクターだったため、オーディション前から徹底的に原作を読み込み当日も跡部を意識した服装と髪型で参加。アピールの甲斐あって、みごと初代跡部役に抜擢されました。

ミュージカル「ローマの休日」ジョー・ブラッドレー役

ミュージカル「ローマの休日」は、オードリー・ヘプバーン主演の大ヒット映画を原作とした日本発のオリジナル・ミュージカル作品です。初演は1998年10月に大地真央と山口祐一郎の出演で上演されており、1998年度の芸術祭賞を受賞しました。

20年ぶりの再演となる2020年10月の上演は一部ダブルキャストで制作され、アン王女役に朝夏まなとと土屋太鳳、ジョー・ブラッドレー役に加藤と平方元基がキャスティングされています。

ジョー・ブラッドレーはアン王女がローマの街で出会う一介の新聞記者で、映画ではグレゴリー・ペックが演じていました。加藤自身はグレゴリーのキザな立ち振る舞いに対して、「男性目線からすると、やりすぎじゃないの!?というところもある」と正直な感想を述べています。

しかし自分が演じる上では「あの作品においての理想像はこうなんだなと思わせてくれる、お手本になるような男性像」であると分析し、世界観に忠実なジョーを目指して役作りを行いました。

加藤は同作と2021年3月に上演されたミュージカル「BARNUM」のフィニアス・テイラー・バーナム役が評価され、2021年4月に発表された第46回菊田一夫演劇賞を受賞。授賞式では役者として歩んできた道を振り返り、「まだまだ未熟者ではありますが、初心と感謝の気持ちを忘れずにこれからの人生も精進してまいりたいと思います」とコメントしています。

ミュージカル「るろうに剣心 京都編」比古清十郎役

明治の時代を生きる伝説の剣客・緋村剣心の活躍を描いた漫画「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」は、これまでに宝塚歌劇団や松竹の制作でミュージカル化されてきた人気作品です。

2020年11月にはTBSと梅田芸術劇場の制作によるミュージカル「るろうに剣心 京都編」がIHIステージアラウンド東京で上演される予定だったものの、コロナ禍の影響で全公演が中止に。2022年5月に改めて同会場で上演されることが決定しました。

加藤は2022年版の新たなキャストとして参加し、剣心の師匠である飛天御剣流の継承者・比古清十郎を演じています。脚本・演出を手がける小池修一郎とは2016年4月上演のミュージカル「1789 -バスティーユの恋人たち-」などで関わりがあり、剣心役の小池徹平とも「バスティーユの恋人たち」でダブル主演を務めて以来の共演です。

さらに会場となるIHIステージアラウンド東京は、2020年4月に出演予定だったものの全公演中止となった「ウエスト・サイド・ストーリー Season3」で加藤が立つはずだった舞台。さまざまな試練を乗り越えての上演とあって、上演前には「この劇場で、ちゃんとお客様が入った状態で、公演をすることができるっていうのが楽しみ」と喜びを表現していました。

まとめ

音楽の道を志しながら、役者としても数々の功績を残し活躍し続けている加藤和樹。

今後もミュージカル「フランケンシュタイン」や「ラブ・ネバー・ダイ」など様々な作品に出演予定なので、是非チェックしてみてください。

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