舞台「弱虫ペダル」の東堂尽八役や舞台「刀剣乱舞」の小烏丸役など、2.5次元舞台を中心に映画やドラマでも大活躍中の俳優・玉城裕規。
今回はミステリアスで独特の雰囲気を持つ玉城について、俳優としての経歴やこれまでの出演作を詳しくご紹介しましょう。
目次
玉城裕規のプロフィール
『月下美人』
今宵も
お付き合い頂き
誠にありがとうございました。。*初の店長と声リモート。。*
新鮮でございました。。w皆様、、
素敵な夢を。。* pic.twitter.com/hfBSVYDYHV— 玉城裕規 (@yomitama) July 25, 2022
名前:玉城裕規(たまき ゆうき)
生年月日:1985年12月17日
身長:170cm
出身地:沖縄県
玉城は沖縄県出身で、幼少期は母親と同じ美容師になりたいと夢見ていました。この頃から目立つことはあまり好きではなく、一番手より二番手を好む内気な性格だったと明かしています。
小学3年生の頃に沖縄アクターズスクールから生まれたSPEEDが日本中で大流行したことを機に、友人と共にアクターズスクールへ通うことに。しかしその時はすぐにやめてしまい、以降はサッカーに明け暮れる学生時代を過ごしていました。
本格的に芸能界を志したきっかけは、中学生のころ受験勉強の息抜きにと母親が連れて行ってくれた窪塚洋介主演映画「GO」です。映画の世界観や映像美に魅了され、高校1年生になってから芸能事務所の養成所に通い始めます。
高校2年生の途中からは東京の学校に編入し、学校や養成所に通う傍らでエキストラの仕事をすることに。しかしこの頃になっても内気な性格は変わらず、オーディションでも手足が震えるほど緊張していました。学校の学園祭でも、クラスで撮る映画の出演を「恥ずかしい」という理由で断ったり、ミスコンに選ばれたという校内放送の呼び出しを無視してまっすぐ帰宅したというエピソードがあります。
そんな性格を克服するために実践していたのは、養成所の仲間と代々木公園に繰り出し大きな声でセリフを叫ぶという練習。この練習で周りに同じような仲間がいれば恥ずかしくないことを学び、人前に立つ自信を身につけました。
さまざまな経験を経て俳優の道を歩み始めた玉城の記念すべきデビュー作は、2004年1月放送のドラマ「エコエコアザラク〜眼〜」です。
玉城裕規の経歴
Happy Valentine’s Day。。* pic.twitter.com/xkDady3cqQ
— 玉城裕規 (@yomitama) February 14, 2024
役者として活動をはじめた玉城は、舞台や映像など幅広いフィールドで活躍しています。
ここからは役者としての具体的な経歴について、舞台での活躍とドラマや映画など映像作品での活躍に分けて見ていきましょう。
舞台俳優としての活躍
11月になりましたねぇ。。*
季節外れな
月下美人時の
タンクトップ。。今月も
素敵な日々を。。* pic.twitter.com/UoopqsWYBK— 玉城裕規 (@yomitama) November 1, 2022
玉城が初めて舞台に立ったのは、2007年5月に上演された「ハナレウシ」です。幕末の攘夷志士・高杉晋作を描いた作品で、玉城を含めた9人の俳優が”殺陣衆”としてキャスティングされています。
その後は脚本家・演出家キタムラトシヒロが主宰する演劇集団Z団のアンサンブルキャストを経て、2008年からZ団の弟分となる演劇集団BB団に所属。2008年1月上演の「遙かなる時空の中で 舞一夜」や2009年6月上演の「アンジェラ-PRINCESS OF PIRATES」などに出演し、2009年9月にはタレント事務所「bamboo」のプロデュース公演である「湯河原ドリフターズ」で舞台初主演を務めました。
2010年にBB団が解散となった後、玉城は新たな挑戦として日本のアニメに武術や音楽を融合させたショーイベント「Japan Anime Live」に出演することに。ショーは5本のアニメを中心とした5部構成となっており、玉城は「NARUTO-ナルト- 疾風伝」パートのサスケ役を演じています。
2011年4月には、橋口いくよによる小説「原宿ガール」を原案とした舞台「少年ハリウッド」に伊達竜之介役で出演。竜之介は常に聞き取りにくい方言でしゃべるという設定だったため、玉城は沖縄の方言と他の地域の方言を混ぜた独自の喋り方で表現しました。
竜之介役を機に玉城は多くの舞台ファンから注目を集めるようになり、2012年には自転車競技を題材にした人気漫画が原作の舞台「弱虫ペダル」の東堂尽八役や、少年たちの狂気的な青春を描いた残酷劇「ライチ☆光クラブ」のジャイボ役など本格的な2.5次元舞台で活躍するようになります。
やがて舞台「銀河英雄伝説 第四章 前篇 激突前夜」(2013年11月)や舞台「曇天に笑う」(2015年2月)といった作品を経て、2016年11月には「黒執事 〜NOAH’S ARK CIRCUS〜」のスネーク役でミュージカルに初挑戦しています。
ドラマ・映像での活躍
俳優デビュー作となるドラマ「エコエコアザラク〜眼〜」以降は舞台での活動が中心だった玉城ですが、2013年ごろから出演している「メサイア・プロジェクト」を機にドラマや映画など映像作品での活動も増え始めました。
「メサイア・プロジェクト」は、パラレルワールドの日本を舞台に活躍する警察組織を描いたメディアミックスプロジェクトです。舞台・映画・ドラマとさまざまなメディアで展開されており、玉城は2013年4月に上演された舞台「Messiah メサイア -銅ノ章-」や2013年8月公開の映画「Messiah メサイア -漆黒ノ章-」、2015年2月放送のドラマ「Messiah メサイア -影青ノ章-」などに出演しています。
全ての作品で公安四係の一員である周康哉を演じており、2017年6月には玉城と中村龍介がダブル主演を務める映画「Messiah メサイア外伝 ―極夜 Polar night –」が公開されました。玉城にとって映画初主演作となる作品です。
そして2017年8月には、BSスカパー!のドラマ「弱虫ペダル Season2」に舞台版からの続投で東堂尽八として出演。同作は海外向け日本コンテンツ専門チャンネルのWAKUWAKU JAPANにて、インドネシア・ミャンマー・シンガポール・台湾・スリランカ・モンゴルでの世界同日放送も実施されました。
映像作品でも2.5次元舞台で人気の俳優と共演することが多く、2019年7月から始まった「テレビ演劇 サクセス荘」シリーズでは荒牧慶彦、和田雅成、黒羽麻璃央、高橋健介といったメンバーと共に一発撮りカットなしのドラマ撮影に挑戦しています。ドラマの内容は夢を持つ若者たちが集まるアパート”サクセス荘”を舞台としたコメディで、玉城は占い師を夢見るムーさんを演じました。
「サクセス荘」はシーズン3まで制作され、2021年3月には「映画演劇 サクセス荘 侵略者Sと西荻窪の奇跡」が公開されています。