【インタビュー】SAISEIGA – シーンを揺さぶる男女混合ラウドロック! メンバー全員インタビュー

【インタビュー】SAISEIGA – シーンを揺さぶる男女混合ラウドロック! メンバー全員インタビュー

バンド名の由来は高尾山で出会った一文字

-バンド名の由来についてお伺いします。インパクトのある字面ですが、これは“再生芽細胞”を意味しているそうですね。バンド名が決定するまでの経緯を教えてください。

Regan:キッカケは登山行った時に山で引いたおみくじです。(おみくじに書かれていた)「芽」という一文字と、それを引いて「芽出すぞー!」って発言した桐ちゃんを見て。

桐子:Reganの言った通り、SAISEIGAを始める前に一緒に高尾山に行ったんですけど、わたしが引いたおみくじに大きく「芽」と書いてあって……。その言葉がそのときの自分の心に沁みて、前向きな気持ちになれたんです。それで「芽出すぞー!」って言ってました。Reganがそのことを覚えていて、(バンド名を決めるときに)芽のつく言葉を探してくれたんですよ。この言葉がぴったりだと思って決めました。もし違うおみくじを引いていたら全く違うバンド名になっていたと思います。

-ちなみに他のバンド名候補はあったんですか?

Regan:それ以外は……なんかファミレスでミーティングしたときにカツくん(Katsuki)がかぶってた帽子とかWakkunが着てたTシャツの妙な英単語だった気がする(笑)

-みなさんが影響を受けたアーティストについてお尋ねしようと思ったのですが、公式サイトなどで知ることが出来る情報なので、ここでは「密かに影響を受けているアーティスト」や「最近聴いて衝撃を受けたアーティスト」を教えていただけますか?

Wakkun:アーティストと言いますか、幻想的な民族音楽には影響を受けていますね。生まれて初めて「あ、この曲好きだ」と思った音楽がケルト系の民族音楽だった記憶があります。

Katsuki:ノラ・ジョーンズの『Come Away with Me』(2002年リリースの1stアルバム)ですね。なんてスケールの大きいサウンドなのかと。演奏も歌も、これだけ力を抜いていても重心の下がった前に張り出してくる音を出せるんだなと思いました。ロックバンドを辞めていたとき、こればかり聴いていたので思い入れがあります。

桐子:YouTubeでSatoshi Kirisawaさんという海外在住のドラマーのチャンネルを見ていて、その方はリズムやグルーヴをテーマによくお話をされているんですね。そのなかでアフリカ民族音楽やブラックミュージックを頻繁に取り上げられていて、「音階は西洋から来たけどリズムはアフリカから来た。そしてリズムは五線譜では表せない」という話が興味深くて、最近はそこで紹介されている音楽も聴いています。リズムについて、もっとなにか掴めるのではないかと思って。

-桐子さんとReganさんは絶対倶楽部ではメロディアスでドラマティックなメタルを演奏されていましたが、SAISEIGAはかなり重心の低いバリバリのラウドロックです。桐子さんとKatsukiさんが一緒に曲を作り始めた時点ですでに現在のようなサウンドだったのでしょうか?

Katsuki:一発目でこの方向性のセッションにはなってましたね。僕はアドリブで曲みたいなセッションをやるのが昔から好きで、桐子は順応性に長けたドラマーなので、勝手にこの感じ(ラウドロック系サウンド)になったと思います。僕的には自分の好きなことやってただけですが、桐子からしたら新鮮で面白かったんじゃないかとは思います。

-Katsukiさんと一緒にアドリブ的なセッションを経験したことで、桐子さんが持っていた“即興性”のような資質が引き出されたということでしょうか。桐子さんとしては、これまであまりやってこなかった手法だと思いますが、Katsukiさんとのセッションはいかがでしたか?

桐子:その場でセッションして曲作りというのはあまり経験がなかったので新鮮でした。Katsuki主導で作っていくので、(自分のプレイは)そこから生まれるものに導かれる感じですね。わたしは今でもメロディ重視で曲作りをしますが、Katsukiはもっと根本的にロックな感性を持っているんです。タイプが違う楽曲のなかにも一貫するヘヴィさや豪快さがあるのは、彼のアレンジによるところが大きいと思います。

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