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大谷翔平のメジャー時代
メジャーでの個人成績は?
メジャー初年度となる2018年、大谷は序盤から初勝利&初本塁打を記録。しかし打者として22本塁打をマークするも、投手としては4勝しかあげられず、少々物足りない結果になってしまいました。
また翌年は怪我の影響もあり投手としての登板は0。
続く2020年は新型コロナウイルスの影響によりシーズン自体が短縮されたうえ、自身の怪我もあり成績が低迷してしまいます。
思うように活躍を見せられない大谷。ですが2021年、その成績が大きく飛躍することになります。
この年は開幕から投打ともにフル稼働し、自己最多の46本塁打・9勝をマーク。さらに100安打・100打点・100得点・100投球回・100奪三振と、メジャー史上初の投打5部門での100以上を記録しました。
そしてそのままの勢いで2022年・2023年にも2桁勝利&本塁打を達成し、唯一無二の二刀流選手としてその地位を確立していきます。
メジャーでのチーム成績は?
大谷やマイク・トラウトなど世界最高峰の選手が所属するロサンゼルス・エンゼルスですが、実はチームとしての成績は芳しくなく、なんと大谷在籍中は1度も地区優勝を果たしていません。
それどころか首位のチーム以外でプレーオフに出場できる、ワイルドカードの枠にすら選ばれていないのです。
当然ながら野球は1人でするものではありません。大谷やトラウトのようなスター選手を揃えていても、他が噛み合わなければ簡単に負けてしまうものなのです。
そして勝利から遠ざかっているこのチーム状況こそが、大谷に移籍を決断させた一因とも言われています。
メジャーで獲得したタイトルは?
大谷は2021年に打者として46本塁打、投手として9勝を記録しシーズンMVPを獲得。
さらに2023年には44本塁打でアメリカン・リーグの本塁打王を手にしています。メジャーでの本塁打王獲得はアジア人初の快挙であり、この年は投手としての活躍も評価され2度目のシーズンMVPに選ばれました。
ちなみに大谷はMVP選出時に1位票満票を2度記録しており、複数回の満票獲得はメジャー史上初。さらに2023年には打撃の優れた選手に贈られる、ハンク・アーロン賞をアジア人として初受賞しています。
このように大谷はメジャーリーグの歴史にその名を大きく刻み込んできたのです。
WBCで名実ともに世界一の選手に
2023年におこなわれた第5回WBCに、日本代表として出場した大谷。
世界中のスターたちが集まるこの大会で、彼はとんでもない偉業を成し遂げます。
大谷はここでも二刀流として試合に出場し、投げては2勝1セーブ、打っては打率.435に1本塁打と大車輪の活躍を披露。その姿に触発されて日本代表は奮起し、なんと3大会ぶりの優勝を果たしたのです。
しかも決勝では大谷のチームメイトでもある、トラウトを擁するアメリカと対決。大谷が投手、トラウトが打者として対峙した最後の勝負は野球ファンの語り草となっており、世界中を興奮の渦に巻き込んでいました。
エンゼルスでは達成できなかった優勝を日本代表として勝ち取り、大会MVPまで獲得した大谷。
これにより彼は名実ともに世界一の選手になったのです。