2015年にプロ野球で活躍した「セリーグベストナイン」まとめ

2015年にプロ野球で活躍した「セリーグベストナイン」まとめ

2015年にプロ野球で活躍したセ・リーグベストナインを選手ごとに紹介しています。

選手の成績や記録についても触れているので、セ・リーグベストナインに興味のある方はぜひご覧ください。

2015年セリーグベストナインまとめ

今回の記事では、2015年のプロ野球セリーグベストナインをまとめて紹介します。

ベストナイン選考基準とは?

まず、ベストナインの選考基準ですが普段からプロ野球の取材に関わっているマスコミ関係者が投票権を所持しており、明確な選考基準はありません。

そのため、一つのポジションで二人の選手が受賞するケースも存在します。

また、シーズン終盤に活躍した選手の方が選出される可能性が高く、ファンの印象と乖離していると言われることもあります。

選考後にどの様な基準でその選手はそのポジションに選ばれたのかと言った申し開きも行われません。

ベストナイン投手 前田健太(広島)

昨年にはセ・リーグ投手では最年少となる3億円到達投手となりました。

2015年には通算5回目の開幕投手を任されてチームを牽引していき、8月には8回無失点の好投で6年連続2桁勝利となる10勝目を挙げます。

最終的には15勝8敗、175奪三振、5完投、防御率2.09、206.1投球回、29登板、勝率.652という数値を残し、自身2度目となる沢村賞を獲得しました。

また、前述の成績が認められ、第1回WBSCプレミア12の日本代表候補選手に選出されました。

そして2015年のベストナインに選出され、オフにはポスティングシステムを利用してMLB(メジャー)挑戦を表明しました。

ベストナイン捕手 中村悠平(ヤクルト)

2015年から正捕手として定着するようになりました。

打撃成績が前年に比べて落ちたものの、過去最多の136試合出場でチームのリーグ優勝に大きく貢献心ました。

ゴールデングラブ賞の他に最優秀バッテリー賞を受賞し、オフには第1回WBSCプレミア12の日本代表に選出されました。

ベストナイン一塁手 畠山和洋(ヤクルト)

昨年は怪我で出遅れたものの、復帰後は成績をそれほど落とすことなくシーズンを終えました。

2015年は前年度の遅れを取り戻すかのような活躍を見せ、プロ野球史上273人目となる通算100本塁打に到達し、自身のキャリアハイとなる26本塁打を達成しました。

シーズン終了後にはチーム日本人最多記録となる105打点を記録し、打点王を獲得。チームのリーグ優勝に大きく貢献しました。

ベストナイン二塁手 山田哲人(ヤクルト)

トリプルスリーに王手をかけ、チームでは唯一全試合フルイニング出場を果たしました。

本塁打においては4打数連続本塁打というプロ野球タイ記録を達成し、シーズン終了後には自身初となる30本塁打をマーク。

最終的な数値は打率.329、38本塁打、100打点、34盗塁といずれもキャリアハイの成績で、プロ野球史上9人目となるトリプルスリーを達成。また、23歳での達成はセントラル・リーグ最年少記録となりました。

打率・安打数・打点に関してはリーグ2位という好成績で、本塁打王、盗塁王、最高出塁率のタイトルを成し遂げ、チームの中心打者として活躍をしました。

オフには2年連続となるベストナイン獲得とセ・リーグの最優秀選手に選出され、数々の活躍から年俸も2億円に到達。高卒野手5年目オフの2億円到達は、イチロー選手、松井秀喜選手に並ぶ勢いでした。

ベストナイン三塁手 川端慎吾(ヤクルト)

真中満監督による新体制のチームで開幕は2番打者として起用され、途中3番打者を務めることもありましたが、オールスターゲーム後には2番として固定されました。

リーグトップにもなった195安打を記録し、トリプルスリーを達成した山田哲人選手との争いを制して首位打者を獲得し、チームの中心選手の一人として活躍しました。

今回の活躍によりベストナイン選出と、自身の年俸も大幅アップとなる1億6000万円となりました。

また、2016年より新選手会長に就任し、チームリーダーとしての期待も高まっています。

ベストナイン遊撃手 鳥谷敬(阪神)

3年連続6度目となるベストナイン選出で、球団2位という記録を達成します。

昨年はMLB(メジャー)挑戦にも意欲があったものの、条件面などで折り合いがつかなかったこともあり、生涯阪神を誓いました。

レギュラーシーズンでは球団歴代3位となる通算1740安打を達成し、4年連続となる公式戦全試合フルイニング出場を達成するなど、金本知憲新監督を後押しする活躍を見せました。

ベストナイン外野手 筒香嘉智(横浜)

石川雄洋の後を継いで、チームの新キャプテンへと就任しました。

チームを引っ張る存在になった筒香選手は、シリーズにおいてはリーグ3位となる打率.317を記録。また、本塁打は24本とリーグ4位を記録しました。

157安打、93打点という数字はリーグ3位という記録で、キャプテンとしてだけでなく4番打者としてもチームに大きく貢献しました。今シーズンの記録は筒香選手のキャリアハイとなる数字で、存在感を示しました。

ベストナイン外野手 福留孝介(阪神)

3月にはMLB(メジャー)と合わせて通算250本塁打を記録しました。

また、2日連続でサヨナラ劇を演じる勝負強さを見せ、阪神タイガースの球団通算5000勝を飾った立役者でもあります。

最終的にはシーズン打率.281を達成し、同じくベストナインに選出された鳥谷敬選手と並んでチーム最高打率を記録し、個人的な数字では20本塁打・76打点と、いずれもチーム最高の数値を叩き出しました。

ベストナイン外野手 平田良介(中日)

ベストナインに初選出となった平田良介選手。

2005年のドラフト会議において中日ドラゴンズから1位指名を受けるも、安定した数字を残すことができなかったために試行錯誤を繰り返していた平田選手。

2013年には落合博満GMが背負っていた背番号「6」に変更してからは好調を維持し、2014年にはプロ入り初となる規定打席に到達。

数々の苦難を乗り越え、2015年には侍ジャパンの一員にまで上り詰め、今後の活躍が期待される選手の一人となりました。

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