世界最高峰のプロ野球リーグであるMLB。
そのMLBの中で、シーズンのチャンピオンを決定する戦いがワールドシリーズです。
2024ワールドシリーズでは、大谷翔平、山本由伸が出場することや、MLBを代表する名門球団の対決が実現したことにより、例年にも増して注目度が高まっています。
本記事では、2024ワールドシリーズの概要や視聴方法、シリーズの見どころについて解説します。
さらに、過去の日本人選手のワールドシリーズでの活躍も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
2024ワールドシリーズとは
ワールドシリーズは、MLBの年間チャンピオンを決める戦いです。
2024年は、ナショナルリーグの覇者であるロサンゼルス・ドジャースとアメリカンリーグの覇者であるニューヨーク・ヤンキースが年間チャンピオンをかけて激突します。
MLBをけん引している名門チーム同士の熱い戦いから目が離せません。
ワールドシリーズは1903年から開催されており、今回で120回目の開催となります。
例年、注目を集めているワールドシリーズですが、今回は日本人選手が2名出場することもあり、注目度はさらに高まっています。
今年はどのようなドラマが待っているのでしょうか。
試合日程と視聴方法
ここからは、2024ワールドシリーズの開催日程と視聴方法について紹介します。
以下の表をご覧ください。
【2024ワールドシリーズ開催日程】
日付
(日本時間) |
開始時間
(日本時間) |
試合 | 開催地 |
10月26日(土) | 午前9時8分〜 | 第1戦 | ドジャー・スタジアム |
10月27日(日) | 午前9時8分〜 | 第2戦 | ドジャー・スタジアム |
10月28日(月) |
移動日 |
||
10月29日(火) | 午前9時8分〜 | 第3戦 | ヤンキー・スタジアム |
10月30日(水) | 午前9時8分〜 | 第4戦 | ヤンキー・スタジアム |
10月31日(木) | 午前9時8分〜 | 第5戦 | ヤンキー・スタジアム |
11月1日(金) |
移動日 |
||
11月2日(土) | 午前9時8分〜 | 第6戦 | ドジャー・スタジアム |
11月3日(日) | 午前9時8分〜 | 第7戦 | ドジャー・スタジアム |
ワールドシリーズの第1、2、6、7戦の合計4試合をホーム球場で開催できるホームフィールド・アドバンテージ。
2024年のワールドシリーズでは、レギュラーシーズン勝率1位のロサンゼルス・ドジャースにアドバンテージが与えられます。
チャンピオンになる条件は先に4勝することなので、初戦や混戦になった際の第6、7戦をホーム球場で戦えることは大きなメリットといえるでしょう。
ワールドシリーズの視聴方法
ワールドシリーズの視聴方法は以下のとおりです。
【2024ワールドシリーズ視聴コンテンツ一覧】
・NHK BS1
・J SPORTS
・フジテレビ
・SPOTV NOW
視聴方法としてはポストシーズンを中継していた各コンテンツに加え、フジテレビが全試合を生中継することを発表しています。
コンテンツによっては無料で視聴できるので、それぞれの環境でワールドシリーズを楽しみましょう。
出場チームの紹介
ここからは、ワールドシリーズで激突するロサンゼルス・ドジャース(ナショナルリーグ)とニューヨーク・ヤンキース(アメリカンリーグ)について紹介します。
ロサンゼルス・ドジャース
ナショナルリーグを代表して出場するのはロサンゼルス・ドジャースです。
2024年レギュラーシーズンでは98勝64敗、勝率.605を記録。
大谷翔平、山本由伸が所属する球団として知られていますが、他にもムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、クレイトン・カーショウなど、多数のスーパースターが在籍しています。
順調にポストシーズンを勝ち上がったロサンゼルス・ドジャースですが、主力選手に故障が相次いでいることが不安材料といえるでしょう。
しかし、トミー・エドマンやポストシーズンに強いキケ・ヘルナンデスなど、戦力は充実しています。
総力戦となるワールドシリーズでどのような戦いを見せるのか注目です。
ニューヨーク・ヤンキース
アメリカンリーグを代表して出場するのはニューヨーク・ヤンキースです。
2024年レギュラーシーズンでは94勝68敗、勝率.580という成績を残しています。
ニューヨーク・ヤンキースも戦力は充実しており、両リーグ最多本塁打を記録したアーロン・ジャッジ、シーズン41本塁打を放ったフアン・ソト、ポストシーズン絶好調のジャンカルロ・スタントンなどが並ぶ超重量打線が魅力です。
ドジャースの投手陣がいかに強力打線に立ち向かっていくかに注目しましょう。
2024ワールドシリーズの注目ポイント
2024年のワールドシリーズでは、MLBを代表する名門球団対決に注目が集まっています。
ロサンゼルス・ドジャースとニューヨーク・ヤンキースの対決は実に43年ぶりで、前回の対決ではロサンゼルス・ドジャースに軍配があがっています。
また、大谷翔平とアーロン・ジャッジのMVP候補同士の対決にも注目です。
レギュラーシーズン50本塁打以上を記録した選手同士がワールドシリーズで対戦するのは史上初となります。
両選手はどのようにチームを勝利に導くのか、両選手の活躍から目が離せません。
注目ポイント盛りだくさんのワールドシリーズですが、ダッグアウト裏のチケットは、1席450万円以上で取引されるなど、世紀の一戦を前に盛り上がりを見せています。
過去のワールドシリーズにおける日本人の活躍
2024ワールドシリーズでは、日本人選手の活躍が大いに注目されています。
過去のシリーズでは、松井秀喜がMVPを獲得するなど、多くの日本人選手が大舞台で躍動しました。
ここからは、これまでワールドシリーズで活躍した日本人選手について紹介します。
ワールドシリーズに実際に出場したことがあるのは以下の13選手です。
【ワールドシリーズに出場経験がある日本人選手】
氏名 | 出場年 | 所属チーム | 結果 |
新庄剛志 | 2002年 | サンフランシスコ・ジャイアンツ | ●3-4 |
松井秀喜 | 2003年
2009年 |
ニューヨーク・ヤンキース | ●3-4
○4-2 |
田口荘 | 2004年
2006年 |
セントルイス・カージナルス | ●0-4
○4-1 |
井口資仁 | 2005年 | シカゴ・ホワイトソックス | ○4-0 |
松坂大輔 | 2007年 | ボストン・レッドソックス | ○4-0 |
岡島秀樹 | 2007年 | ボストン・レッドソックス | ○4-0 |
松井稼頭央 | 2007年 | コロラド・ロッキーズ | ●0-4 |
岩村明憲 | 2008年 | タンパベイ・レイズ | ●1-4 |
上原浩治 | 2013年 | ボストン・レッドソックス | ○4-2 |
田澤純一 | 2013年 | ボストン・レッドソックス | ○4-2 |
青木宣親 | 2014年 | カンザスシティ・ロイヤルズ | ●3-4 |
ダルビッシュ有 | 2017年 | ロサンゼルス・ドジャース | ●3-4 |
前田健太 | 2017年
2018年 |
ロサンゼルス・ドジャース | ●3-4
●1-4 |
こう見ると、今まで数多くの日本人選手がワールドシリーズに出場していたことがわかります。
以下で、ワールドシリーズで活躍した日本人選手の名場面をピックアップして紹介しますので、ぜひご覧ください。
松井秀喜
2009年のワールドシリーズでは、松井秀喜がニューヨーク・ヤンキースの一員としてワールドシリーズ制覇に貢献し、MVPに選ばれました。
前年覇者のフィラデルフィア・フィリーズとの対戦となったワールドシリーズでは、13打数8安打3本塁打8打点、打率.615という脅威的な成績をマーク。
特に、第6戦で、ペドロ・マルティネスから放った本塁打は、今なお野球ファンに語り継がれています。
上原浩治
2013年にボストン・レッドソックスの一員としてワールドシリーズ制覇に貢献した上原浩治。
2013年シーズンは持ち味のコントロールとスプリットで凡打の山を築きます。
チームのクローザーとして迎えたポストシーズンでは、歴代最多タイとなる7セーブを挙げるなど、ワールドシリーズ制覇に貢献しました。
優勝を決めた第6戦では、最後の打者を三振で仕留め、日本人初のワールドシリーズ胴上げ投手となったのです。
田口壮
2004年と2006年にワールドシリーズに出場した田口壮。
2004年のワールドシリーズでは、デビッド・オルティーズ擁するボストン・レッドソックスに4連敗を喫し、敗退しています。
雪辱を果たすべく臨んだ2006年のワールドシリーズでは、第5戦に先発出場。
いぶし銀の活躍でチームを勝利に導きました。
まとめ
2024ワールドシリーズは、世界中の野球ファンにとって見逃せないシリーズになるでしょう。
MLBを代表する名門チーム同士の激突、大谷翔平とアーロン・ジャッジの対決など、注目の要素が盛りだくさんで、例年以上に盛り上がることは間違いありません。
本記事で、2024ワールドシリーズの概要や注目ポイントをチェックし、ワールドシリーズを最大限楽しみましょう。